広告業界のインターンってどんな内容?種類・時期・選考フローを紹介

華やかでクリエイティブなイメージから、人気の高い広告業界。大手代理店はもちろん、最近ではweb広告を専門に扱う企業も勢いがあり、就職を希望する学生が増えています。

ここでは「広告業界のインターンに参加したい!」という方向けに、広告業界インターンの種類、人気企業のインターン内容、開催時期、選考フローなどについて解説します。

広告業界のインターンって何するの?時期や選考、業務内容について
目次

広告業界のインターンはどんな種類がある?

説明会型インターン

インターンとはいえセミナー形式の場合は、会社説明会に近いイメージです。企業についてや業務の流れなどを詳しく知ることができ、社内の様子を見学できることもあります。

参加人数が多いため選考の基準も厳しくなく参加しやすいでしょう。1dayインターンシップなど、1日で完結することが多いです。

短期のグループワーク型インターン

大手広告代理店のインターンによく見られる形式で、2〜3日から1週間以内の短期インターンとなっていることが多いです。

企画を立ち上げるグループワークが主流です。企画を考えて社員の前でプレゼンし、フィードバックをもらって修正し、またプレゼンを行うという流れで、数日間かけて最後に一つの企画を完成させます。

企業側からすると、優秀な人材をいち早く見つける場となっています。グループワークを通じて、周りの人との関わり方から協調性があるかを見ていたり、発言や課題への取り組み方から発想力、視点の多さ、企画力などを見ています。グループワークに参加する場合は固くなりすぎず、いつもの自分を出せるように努めましょう。

「グループワーク」形式のインターンシップでは参加人数が限られるため、選考の基準も厳しくかなり倍率が高くなることも多いです。

長期の業務体験型インターン

営業に力を入れている会社では、営業職の長期就業型インターンを行っているところもあります。クリエイティブ職志望だったとしても、社風を知りたい、広告が作られるまでの全体の流れを知りたいという場合には参加してみる価値があると思います。

小規模な会社は、長期就業型のインターンを行っていることが多いです。現役社員のサポートから始まり、慣れてきたら同じ裁量の仕事を任せられることもあります。

在学中に即戦力になるスキルを身に付けることもできるので、その企業に就職したい場合はもちろん、他社への就職を希望する場合にも大きなアピールとなる力を身に付けることができます。

インターンが実施される時期は?

インターンが実施される時期は、企業によってはもちろん、インターンの形式によっても異なります。興味のある企業のインターンを逃さないようにまめにチェックしましょう。

グループワーク型は3年生の夏と冬に多い

グループワーク形式のインターンを行っている場合は、就活の選考が始まる前の3年生の夏(サマーインターン)と冬(ウィンターインターン)に多い傾向があります。本選考が始まる前に優秀な学生を囲い込みたいという企業側の思惑もあります。

長期インターンは通年募集

就業型の場合は、大学生なら何年生でもOKな場合が多いです。長期のインターンシップは時期に関係なく、通年で募集をしているケースが大半です。

アルバイト感覚でお金を稼ぎながら社会人としてのマナーを学び、即戦力となるスキルも身に付けられます。3年生になり就活が本格的に始まると忙しくなるので、時間に余裕のある1・2年生のうちに長期インターンを体験しておくのもおすすめです。

広告業界人気企業のインターン

電通

広告業界を代表する企業の一つである電通のインターンシップには、多くの学生が集まります。書類選考やオンライン面談の選考があり、参加できるのはわずか20名程度(2021年度実施概要よりhttps://www.career.dentsu.jp/intern/w2022/)です。

2021年度のインターンシップは6日間のプログラムで、学生が課題発見や企画などに取り組む内容となっています。業界を代表する広告会社で業務体験をすることで、多くの刺激を受けられるでしょう。

博報堂

博報堂/博報堂DYメディアパートナーズが実施しているインターンシップ(https://hakusuku.jp/recruit/internship/)は非常に人気が高いです。2021年度は「データサイエンス&ディベロップメントコース」「マーケティング・サイエンスコース」などのコースが用意されていました。

博報堂は時期をずらしてさまざまなインターンプログラムを実施しています。博報堂を目指す方はもちろん、広告業界の就活で役立つことが学べるインターンとなっているのでぜひチャレンジしてみましょう。

サイバーエージェント

学生に人気の高いサイバーエージェントも多様なインターンプログラムを実施しています。2021年(https://www.cyberagent.co.jp/careers/students/event/)は、「ビジネスコース」「エンジニアコース」「クリエイターコース」などがありました。

業務体験ができるプログラムが多く、実際の部署に配属される就業型インターンもあります。長期インターンの場合は報酬が支払われるものがあるのも魅力的です。

広告業界インターンの選考について

基本的な選考フロー

広告業界のインターンの一般的な選考フローは、次のようなものが多いです。

①ES(エントリーシート)の提出
  ↓
②Webテスト
  ↓
③一次面接
  ↓
④二次面接

選考用の課題に合格すれば参加可能

広告代理店のインターンに参加するには、まず選考に受かる必要があります。選考内容は企業によりさまざまですが、かなりユニークな課題を用意している企業もあります。

特にクリエイティブ色の強い企業では、人とは違ったありきたりでない発想や視点、センスを持った人材かどうか試される課題が出されます。

広告業界のインターン選考ではどんな課題が出るの?

ここでは、実際に広告業界でのインターンのエントリー用課題として出されたものを紹介します。

新しいアイディアを提案するもの

例えば、博報堂では「電子マネー時代の『募金箱』を考えよ」という課題が出されていました。電子マネーが普及し小銭を手にする機会が減ったことで、レジ横の募金箱への募金が減っているという問題を解決するものです。

リアルな募金箱に代わるWebサービスや、キャンペーンやコミュニケーションなど、募金の形式は問わないので「電子マネー時代にふさわしい募金体験をデザインしよう」という課題でした。多彩な視点や切り口で発想する力が問われる問題です。

大喜利のように言葉の力や発想力を試されるもの

電通で出された課題では、「自分の経験した信じられないようなことを、ツイート3連投でおもしろく伝えてください」というものがありました。

こういったお題で力を発揮するには、元々のセンスに加え、「日頃から人を楽しませようという気持ちを持っているか」「新しいことや面白いことに対してアンテナを張っているか」、などが問われます。

広告業界のインターン選考を突破するには

就活生に人気の広告業界では、インターン選考でどんなことに気をつければいいのでしょう?

ES(エントリーシート)の作成をしっかりと

知名度の高い大手広告代理店のインターンに参加するには高い倍率の選考をくぐり抜ける必要があります。

応募者が殺到する有名広告代理店のインターン選考では、ES(エントリーシート)の作成でも気を抜かないようにしましょう。とくに志望動機と自己PRには力を注ぎ、採用担当者に印象付ける必要があります。

発想力を鍛えておく

グループワーク形式のインターンでは、「企画力」や「発想力」などが重視されるので、エントリーシートでも独自の視点やアイデア、発想などをアピールするよう意識するようにします。

最後に

広告業界のインターンは選考に直結することが多く、参加中に成果が残せればその後の本採用も有利に進められる可能性があります。インターンは就活の前哨戦でもあるので、選考も含めて本腰を入れて臨みましょう。

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