エントリーシート(ES)の「自己PR」や「学生時代頑張ったこと」に書く学生時代の経験としてよく使われるのは、アルバイト経験です。アルバイトをしている大学生はとても多いですし、アルバイトはお金をもらって行う仕事なので卒業後の仕事で活かせる長所などのポイントをアピールしやすいのです。
しかし、自分のアルバイト経験をESにどのように書いたら良いかわからないという学生は多いのではないでしょうか。自分はありきたりな経験しかしておらずESに書ける自信が無いという学生もいらっしゃると思います。
今回は、通過するエントリーシートにするための、学生時代のアルバイト経験の書き方のポイントと具体例を紹介します。
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- ・ESにアルバイト経験を書くときのポイント
- ・ESでのアルバイトの経験の書き方の具体例
- ├飲食店アルバイトのES例
- └塾講師アルバイトのES例
- ・ESでのアルバイトの経験の書き方の悪い例
- ├飲食店アルバイトのESの悪い例
- └塾講師アルバイトのESの悪い例
- ・まとめ
ESにアルバイト経験を書くときのポイント
エントリーシートは自分のことを全く知らない採用担当者が読むことになるので、誰が読んでも伝わるように職種や自分の役割などの基本的な情報をはじめに明記しなければなりません。
また、膨大な量のエントリーシートの中から選んでもらうためには、アピールすべきことをきちんと文章の中に含める必要があります。アルバイトの経験を通じてアピールすべきこと、企業が知りたいこととは何でしょうか。それは、自分の長所や学んだこと、性格や価値観です。
以上のことを踏まえて、文字数制限のあるエントリーシートを書くためには、次のポイントを意識しましょう。
・自分のアルバイトの職種やそこでの自分の役割を明記する
・人数など具体的な数字で表せるものはなるべく数字で表す
・自分の行動の動機を書く
・自分が経験から得たもの、学んだことを書く
・経験のなかで活かされた自分の長所を書く(長所は選考を受ける企業で役に立つようなものにする)
・出した成果があれば具体的に書く
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ESでのアルバイトの経験の書き方の具体例
今回は、大学生のアルバイトとして人気な飲食店・塾講師のES具体例を紹介します。
なお、「学生時代に頑張ったことは何ですか」という設問でも「自己PRをしてください」という設問でもほとんど同じように使える内容となっています。
いずれの設問にせよ、アルバイト経験のことを書く場合は概ね以下のような構成で書くのが王道です。
1、アルバイトの職種と自分のアピールポイント
2、アピールポイントを証明するエピソード
3、そこから学んだこと
4、それを就職後にどう活かしていくか
それでは、具体例を紹介しましょう。
飲食店アルバイトのES例
私は○○で3年間、接客と調理のアルバイトをしてきました。
その経験の中で特に周りを巻き込む力が身についたと思います。
なぜなら私は所属店舗へのクレームをアルバイトだけの勤務時間帯においてゼロにしたからです。
改善前は就業中にクレームをいただくことが多くひどいときは1時間に3件のクレームをいただいたこともあります、対処に時間がかかるためクレームをゼロにしたいと決意しました。
店長にお願いしてアンケートを実施したところ、原因はアルバイトの接客態度の悪さに由来することに気が付きました。
その後、周りのバイト仲間から「テキトーにやっとけよ、どうせ時給労働なのに」と言われましたが、将来就職したら時給労働ではなくなるし今から練習しないと急にまじめになることはできないとみんなを少しずつ説得しました。その甲斐もありクレームが減っていき最終的にはクレームをゼロにすることができました。
この経験を活かして貴社の社内により活気をもたらし貢献していきたいと思っています。
塾講師アルバイトのES例
私は○○で3年間講師としてアルバイトをしてきました。
この経験から私には忍耐力があると考えています。
私はやるからにはきっちりやりたい性格のため、生徒により成果を出させることを一番の目的とし努力し続けることで、3年間で自分の受け持った生徒60人中40人を第一志望校に合格させることができました。校舎全体の第一志望校進学率は約47%なのでかなりの合格率だと考えます
具体的には、3年間生徒の合格のために上手な先生の授業の録音、任意講習への参加、生徒一人ひとりに合わせたプリント作りを実施し研鑽し続けることで授業のクオリティーを上げ、生徒からやる気を引き出し、自発的に勉強をする状態に持っていくことに成功しました。
この経験から貴社に入社した後も自分を確実に高めていき業績に貢献していきたいと思います。
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ESでのアルバイトの経験の書き方の悪い例
次に、ESにアルバイト経験を書く際の悪い例を紹介したいと思います。
飲食店アルバイトのESの悪い例
私は学生時代飲食店のアルバイトをしていました。
そこでバイトリーダーとしてほかのアルバイトのマネジメントを経験しました。
マネジメントしていたのは、下は高校生から上は40代の主婦まで多様な年齢階層で、個別で遊びに行くぐらいとても仲良くなりました。
店長からも「ウチを就職するまで辞めないでくれよ」といわれるぐらいにまで信頼を獲得しました。
また、常連のお客様には必ずお声がけすることで下の名前も覚えてもらえるぐらい仲良くなり「○○君がバイトをしているときにまた来たいねぇ」という言葉をかけていただけるようになりました。
この自己PRのマズいポイントは
・アピールポイントがわかりにくい
・具体的な数字を使っていないため、説得性がいまひとつ
・エピソードはわかるがそこから何を得たのか、発揮したのかわからない
・能力をどう会社で活かしていくのかわからない
となっています。
塾講師アルバイトのESの悪い例
私はとても人当たりがいいです。
これに関しては絶対の自信があります。
私は塾講師のアルバイトを3年間していました。
普段は面白いけど授業もしっかりやるメリハリのある先生としてどんな生徒とも仲良くなれましたし、生徒の親御さんからも高く評価をしていただきました。
普段から私は生徒にどんなものが好きか聞いて好きなものに関連するものを意識して情報を集めるようにして親近感を覚えてもらえるように尽力しました。
この方法を取った理由は私が小学生の時から感じていた先生と生徒の見えない壁をなくしたいという思いから来ています。
その結果、私は校舎での最も人気のある講師に選ばれました。
この自己PRのマズいポイントは
・エピソードはわかるがこれをどう活かしていくのかがわからない
・具体的な数字を使っていないため、説得性がいまひとつ
の大きく2つがあげられます。
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まとめ
今回はエントリーシートへのアルバイト経験の書き方のポイントと具体例を紹介しました。
今回のまとめは
・誰が読んでも伝わるように基本的な情報や具体的な数字を明記する
・企業が知りたい自分の長所や学んだこと、行動の動機、出した成果などを書く
・ESにアルバイト経験を書くときの基本的な構成は「職種やアピールポイント→エピソード→学んだこと→今後どう活かすか」となる
となります。
企業に自分の良さをアピールできるアルバイト経験の書き方をマスターして、就活をスムーズに進めていきましょう。
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