何のための就職か、本質を見極めよう。|株式会社キャリアデザインセンター

月間の訪問者数150万人を越える業界最大級サイト「@type」、業界初の「女の転職@type」などの運営を手がける株式会社キャリアデザインセンター(以下CDC)。そのCDCが運営する大学生向けサービス「type就活」では、“就職の本質を考える”をテーマに、情報誌の発刊やキャリアイベントなどを通じ、大学生のキャリア支援を行っています。今回インターンシップガイド編集部は、大学と企業をつなぎ様々な就職に関する情報を届けるために日々奮闘する森課長と近藤チーフに、就職や働くことについてお話を伺いました。

学生が情報に触れる、偶然の出会いを大切に。

―お二人の経歴について教えてください。
(森)私は、新卒で2009年に当社に入社しました。中途採用メディアの広告営業を経験した後、大手企業の採用支援部署に異動、新卒、中途問わずwebメディアへの掲載から採用計画のプランニング、イベント運用など幅広く採用支援業務をしていました。
所属部署の解散をきっかけに新卒採用支援を専門で行うようになり、丸6年営業を経験したのちに、現在の企画課にマネージャーとして異動しました。以降はイベントや当社が発行する情報誌のコンセプト企画やマーケティングをやらせていただいています。
(近藤)私は去年の9月に中途で入社しました。それまでは映画館のスタッフ業務や、個人店で子供服販売、採用アウトソーシングなどを経験しました。去年9月に入社してからは現在のtype就活フェア部で、学生向けコンテンツ企画などを担当しています。

―学生向けに発行している「type就活」とはどんな雑誌なのでしょうか?
(森)年に1回発行しており、昨年ちょうど10周年を迎えました。大学生協や大型書店での販売、イベントの配布を通して学生に届けています。
創刊以来一貫して『就職の本質を考える』をテーマに、業界のリーディングカンパニーの経営者から若手ビジネスパーソン、大学教授に至るまで、様々な視点からその時々の『就職のリアル』を伝える就職情報誌です。学生さん一人ひとりが満足できる仕事を手に入れるため、表面上ではない、本質的な情報をお伝えしています。配布してみると、我々の予想以上に手に取ってくれる学生さんがいて、しっかりと読み込んでくれているという印象を持っています。

―今の世の中では、WEB上で様々な情報を得ることが可能ですが、雑誌をあえて制作し続ける意図はどこにあるのでしょうか?
(森)情報収集の手段として、雑誌のような紙媒体は、Webに取って代わられているのが現状だと思います。しかし、Webで得られる情報というのは、検索やレコメンドが主体になるため、既知のものやその周辺情報が多い。となると、インターンシップや就職といったような未知の情報を得ることは非常に難しい。
Web上に情報はあふれていても、たどり着くことだけでも大変です。
その点、検索ではたどり着かないような情報も、雑誌であればまとめて届けることができる。
一見非効率に見えるかもしれませんが、これからも私たちは情報誌を作成し、学生に届けることで、「偶然の出会い」みたいなことはやっていきたいと思っています。

―インターンシップを実施する企業がここ数年で一気に増えましたが、どんなメリットがあるのでしょうか。
(森)現在、学生の7割が短期、長期問わずインターンシップを何らかの形で経験しているという状況です。企業の多くは「今年の学生はどのような考え方をしているのか」「自社がどのように見られているのか」を見極めたいというマーケティング活動の一環で実施しています。しかし、中にはインターンシップを採用試験と位置づけている場合もあります。
短時間の面接だけじゃ見極められない部分をインターンシップという模擬体験を通して、見極めていくわけですね。
とすると、学生側のメリットとしては、
1.企業で実際に働く人の実業務を見ることができ、働くイメージが湧く
2.実業務に触れるため、入社後のミスマッチを防ぐことができる
といった点があげられます。

私たちがやる意義。

―雑誌制作やイベント開催をする意義はどこにあるのでしょうか?
(森)より多くの学生に、本質的に「働く」ということを伝えたいと思っています。
巷では先輩のエントリーシートがWeb上に公開されていたり、面接の質問集が出回っていたり、いわゆるテクニック論があふれています。だからこそ、自分の頭で考え、自分なりの答えを出してほしいのです。
「あの企業が行っているビジネスが、どのように世の中をまわしているのだろうか?」、「一般的な知名度や、自分が知っているものだけで就職先を選んでいいのだろうか?」、
と学生に向けて問題提起をしていきたい。
3年で3割が会社を退職するといったことも聞かれますが、日本はいまだに就職というより就社と表現される社会だと思います。
だからこそ、「就職とは何なのだろうか?」とか、「将来どうなりたいのか?」、世の中の流れを知ったときに、「それは本当にこのままでいいのだろうか?」ということを、就職はゴールではなくスタートだと、雑誌やイベントを通じて伝えていきたい。
サービスのテーマである『就職の本質を考える』これを常に意識して学生に情報発信をしていきます。

―イベントは、どのくらい開催されているんでしょうか。
(森)主に東京と関西で開催していますが、大型のイベントで年間10本程度実施しています。それ以外も合わせると、50以上は開催していますね。開催が少ないように感じる方もいるかもしれませんが、私たちとしては、学生にとって有意義な機会を提供できるよう、イベント1回の密度を濃く実施しています。

―「インターンシップガイド」でも学生に向けてイベント案内をしていますが、学生の反応はいかがですか。
(近藤)今年の春(2017年5月)のイベントでは、東京・京都合わせて800名以上の方が「インターンシップガイド」を通して来場いただき、学生の関心の高さを知ることができました。今後も私たちが提供させていただくイベントを通じて、出会った企業のインターンシップに参加していただける学生さんがいらっしゃれば、嬉しいですね。

業界を理解して、自分自身で見極めていくこと。

―森さん、近藤さんにとって「はたらく」とは、どんなことでしょうか。
(森)当社のキャッチフレーズとして「いい仕事、いい人生」という言葉があります。このキャッチフレーズは私自身も同じ考えだと思っていて、「はたらく」というのは、“自分の人生であり、自分を高めてくれるもの”だと思いますね。
社会人ともなれば、1日のうち働く時間が大半なので、仕事が豊かであることが人生を面白くすることに繋がるのではないでしょうか。ワークライフバランスという言葉について自体、否定をするつもりはありませんが、私にとってはライフの中にワークがあると思っています。
それに、仕事を通して出会う人や事柄っていうのは結構必然かなと思っていて。これまでの人生の軌跡が自分の周囲を形成してくれていると思います。
そういった意味でも、仕事は人生の一部で、自分を高めてくれるって思いますね。

(近藤)私は「ものすごく働きたい!」って思うタイプの人間ではなかったので、興味関心を持ったものを常にゆるりとやってきたという経緯があります。その中で働いてみると「いいなー、楽しいな」っていう瞬間があって。それが、ひとつのことを誰かと一緒にやっていたときなんです。以前、子供服を一人で販売していたときは、全てひとりで行うため自分の考えしかなく、とても孤独に感じたことがありました。でも、誰かと何かをやっていくと、自分が思ってもみなかった考え方や解決方法を得ることができたりして、経験や成長を感じられて楽しいんです。
私にとって「はたらく」というのは、“誰かと一緒に、なにかをやり遂げていくこと”ですね。だから、誰と働くかということを私はとても大切にしています。

―働くことを意識したとき、情報収集をする学生がまず取り組んでいくべきことはなんでしょうか。
(近藤)まずは、「業界の理解をすること」ではないでしょうか。業界のビジネスモデルを知って、どんな企業があるのか、今後は伸びていくのかといったことがわかると自分なりに選択肢ができてくるのではないかと思います。「10年、20年先に同じ仕事をしているのだろうか?」という問いは持っていたほうがいいのではと思っています。だから、業界に興味があるないではなく、仕組みを理解していくことは重要だと思いますね。

(森)そうですね。「業界理解」はまずできることだと思います。私の就活していた頃は、大手企業に就職できたら勝ち組みたいな風潮もありました。しかし、これまで日本を支えてきたような大きな会社であっても、一歩間違えば経営は苦しくなる時代にあります。だからこそ、今調子いい会社だからとか、知っている会社だからということで会社を選んで本当にいいんだろうか、という考えをもって、業界を理解していってほしいなと思います。

―最後に学生に向けて、メッセージをお願いします。
(近藤)わからないことを、わからないままにしないでほしいですね。たまたま近場でイベントやっていたから、とか時間ができたから、とかきっかけは何でもいいと思います。ぜひ当社のイベントに足を運んでみてください。(笑)たとえ、興味のないものであっても関わってみると自分事に捉えられたりしますし、自分の軸を持てれば見極めていけるのではないかと思います。

(森)どんな学生さんでも、可能性がないと思わないでほしいと思います。10年、20年後に絶対安泰な会社はないと思います。そして、AIが人の作業をとって代わる時代にきました。AIに代替されないような自分になって、自分の人生を豊かにしていくためにも「自分は何をするのか?」と問いかけて、決断していってほしいなと思いますね。

キャリアデザインセンター 担当者プロフィール

森 雅基
type就活フェア部 企画課 兼 学生登録推進課 課長
2009年新卒で入社。中途採用のメディア広告、大手企業の中途採用と新卒採用両方の支援業務、営業経験を経て、現在の企画課でイベント企画や当社が発行する雑誌のコンセプト企画等を取りまとめている。

近藤 涼子
type就活フェア部 学生登録推進課 チーフ
映画館や子供服販売店、採用アウトソーシングの会社など、多様な仕事経験を経て、2016年9月株式会社キャリアデザインセンターに中途入社。現在、就活生に向けた支援サイト「type就活」の運営におけるイベント企画等を手がけている。


この記事を書いた人
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インターンシップガイド編集部
インターンシップガイド編集部では、さまざまな企業や大学生をインタビューし、会社の事業紹介や代表者の想い、大学生活の過ごし方といった内容を中心に、学生に価値ある情報を発信していきます。取材依頼はこちらから
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