インターンの選考でもWebテストを実施する企業が増えています。インターン選考ではどんなテストが実施されるのか、結果の使い回しはできるのか、など気になっている方も多いでしょう。
ここではインターン選考で実施されるWebテストのよくある疑問にお答えします。Webテストの種類と対策、注意点なども参考にしてください。
- ・インターン選考でもWebテストはある?
- ├大企業や有名企業のインターンでは実施傾向あり
- └企業全体を見ると少数派
- ・インターンのWebテストについてよくある疑問
- ├Webテストの使い回しはできる?
- ├ボーダーラインはどれくらい?
- ├Webテストを受け忘れてしまったら?
- └インターン選考のWebテスト結果は本選考でも使われる?
- ・インターン選考で実施されるWebテストとは?
- ├玉手箱
- ├WEBテスティング
- ├TG-WEB
- └Web-CAB
- ・インターン選考でのwebテスト対策
- ├問題集を利用する
- ├キャリアセンターや就活塾の対策講座に参加する
- └Webテストの体験サイトも活用しよう
- ・Webテストで失敗してインターン選考に落ちるのを防ぐには?
- ├志望企業の実施しているWebテストを知ろう
- ├Webテストは練習でなんとかなる
- └苦手分野を知ろう
- ・最後に
インターン選考でもWebテストはある?
大企業や有名企業のインターンでは実施傾向あり
人気がある企業のインターンには多数の応募者が集まります。その1人1人にじっくり時間をかけて選考することは難しいため、「Webテストの点数」という客観的な指標で選ぶ方法を取っているのです。
Webテストを実施するのは次のような場合が多いです。
・大企業のインターン
・有名企業のインターン
・人気のある企業のインターン
・長期インターン
「足切り」が目的となっているため、基準点以上は得点できるよう対策しておかなければなりません。
企業全体を見ると少数派
大企業では取り入れられつつあるインターンのWebテストですが、企業全体で見れば少数派です。1人1人と向き合う余裕があったり、「テストの成績よりも人柄を重視したい」という社風の企業だったりすれば、Webテストは実施されない傾向にあります。
インターンのWebテストについてよくある疑問
Webテストの使い回しはできる?
就活の本選考やインターン選考で受験するテストは、結果を使い回しできるものとできないものがあります。基本的に、自宅で受験するWebテストは使い回しができません。結果の使い回しができるのは試験会場で受けるタイプのテストです。
【使い回しできるもの】
テストセンターで受けるSPI
テストセンターで受ける玉手箱
テストセンターで受けるTG-WEB
【使い回しできないもの】
自宅で受ける玉手箱
自宅で受けるTG-WEB
WEBテスティング
WebCAB
WebGAB
使い回し可能なテストセンターの試験結果も、有効期限は1年間と決まっているので注意しましょう。
ボーダーラインはどれくらい?
Webテストの合格基準は企業により異なります。選考において企業がテストの結果をどれくらい重視しているかにもよりますし、足切りの場合は受験者のレベルによっても変わってきます。
何点とればWebテストを突破できるのか、明確なボーダーを公表している企業は少ないです。過去にインターン選考を受けた先輩の口コミなどを参考にしてみるのもいいでしょう。
Webテストを受け忘れてしまったら?
Webテストの受験期間にも、注意してください。気がついたら受験期間が終わっていて、Webテストを受け忘れてしまったという就活生も少なくありません。
「テスト案内のメールを見落としていた」、というミスも多いです。迷惑メールフォルダに振り分けられていたり、誤って削除しているケースもあります。インターンの募集要項などで、テストの有無と受験期間をしっかり確認しておきましょう。
インターン選考のWebテスト結果は本選考でも使われる?
インターン選考で受けたWebテスト結果が本選考まで使える企業も多いです。そのため、インターン選考の段階で勉強不足の場合は、テストを受けることを躊躇するかもしれません。
インターン選考で受けたWebテスト結果を本選考でも使うかどうかは本人が選択できることがほとんどなので、テストの練習もかねてインターン選考にチャレンジするのがいいでしょう。
本人に選択の余地がなく、本選考でも使用されると決まっている場合は、受験しない方がいいケースもあります。
インターン選考で実施されるWebテストとは?
玉手箱
「玉手箱」は日本SHL社によって開発された総合職適性テストです。玉手箱には言語・非言語という視点から問題が出される「GAB形式」と、言語的な問題を中心とする「IMAGES形式」の2つの形式が存在します。
1問にかけられる時間が制限されており、スピード感をもって解いていくことが求められます。問題のパターンは多くないため、対策しておけば素早く解くことができるでしょう。
WEBテスティング
リクルート社が開発した「WEBテスティング」は自宅で受検するSPIのことを指します。これは言語分野(国語)と非言語分野(数学)の2つで構成されています。
言語分野では、熟語の成り立ち・文節の並び替え・長文把握などの問題が出題されます。一方の非言語分野では、連立方程式・確率・図表の読み取りなどの問題が出題されます。
TG-WEB
ヒューマネージ社が開発したWebテストが「TG-WEB」です。これまで紹介してきた玉手箱やWEBテスティングが国語や数学などの「基礎学力」を問うものだったのに対し、
TG-WEBでは暗号を解読したり、登場人物の証言から嘘つきを探したりと、「発想力」が必要となる問題から構成されています。
高難易度の問題が出題される「従来型」と、低難易度で数多く出題される問題を解く「新型」の2パターンが用意されており、それぞれに対策が必要です。
Web-CAB
日本SHL社が開発したWeb-CABは、暗算・法則性・命令表・暗号という4つの能力試験と性格診断から構成されています。
暗算では素早く計算をこなしていくことが必要ですが、その他の問題では図を見ながら、その変化を頭でイメージしつつ解くことが求められます。
「論理的思考力」を重視した内容であるため、IT業界や金融業界で用いられることの多いWebテストとなっています。
Webテストの種類別、詳しい解説と対策についてはこちらの記事も参考にしてください。
Webテストの種類とそれぞれの対策を解説!
インターン選考でのwebテスト対策
問題集を利用する
インターン選考でのWebテスト対策では、問題集を利用して繰り返し解くことが大事です。 Webテストの多くは出題される問題自体はそこまで難易度の高いものではありません。しかし、独特な出題形式や時間制限によって、実力を十分に生かし切れずに終わってしまうことがあるのです。
それぞれのWebテストに対応した問題集は数多く出版されているので、適切な問題集を入手しておきましょう。
キャリアセンターや就活塾の対策講座に参加する
玉手箱やWEBテスティングのように、多くの企業で実施されているWebテストの場合は、大学のキャリアセンターが対策講座を主催していることがあります。
また、多くの就活塾でも対策講座を開催しています。「どうしても自分1人で対策するのは不安がある」という時にはぜひ参加してみましょう。
Webテストの体験サイトも活用しよう
Webテストは「パソコン」を使ったテストです。そのため、本番で慌てないように操作方法を確認しておくことも大切です。 最近ではWebテストを体験できるサイトがたくさんあります。
もちろん、全ての問題形式に触れられる訳ではなく、ほんの数問の体験もありますが、パソコンで入力する感覚を確かめるという意味では十分役に立つでしょう。
Webテストで失敗してインターン選考に落ちるのを防ぐには?
志望企業の実施しているWebテストを知ろう
インターン選考で実施されるWebテストには、いくつか種類があります。すべてのテストについて完璧に対策をするのは厳しいので、的を絞って対策するのがいいでしょう。
自分が志望する企業の過去のインターン選考では、どのWebテストが実施されてたのか調べてみてください。ネットやSNSを使ってリサーチしたり、志望企業でインターンをしていた先輩に聞いてみるのもいいと思います。
Webテストの種類がわからない場合は、メジャーな「玉手箱」「SPI(WEBテスティング)」「TG-WEB」の3つに絞って、ざっと対策しておきましょう。時間や余裕がない場合は、どれか一つでもいいので問題に目を通しておくようにします。
Webテストは練習でなんとかなる
Webテストでは「ボーダー」とされる基準点が決められていることが多いです。その基準点に達しないと選考に落ちてしまうので、必ず対策をしておきましょう。
Webテストは問題の傾向が決まっているので、しっかり対策をして練習をしておけば平均的な基準点レベルには達することができるようになります。
Webテストは時間が決まっていて、問題ごとに回答する時間が設定されているものもあります。時間を意識して問題に答える練習もしておきましょう。
苦手分野を知ろう
問題の傾向がわかればある程度正解率をあげられる問題もあるので、参考書を読んだり模擬試験を受けて、自分の苦手分野を知ることが大切です。「数学や図形が苦手」「文章問題が苦手」と感じたら重点的に対策をしましょう。
Webテストは時間が限られているので、「どうしても苦手な問題はスキップする」というのも有効です。
最後に
就活ではインターン選考だけでなく、本選考でもWebテストを受検することになります。そのため、インターン選考で早めにWebテストの対策をしておけば、本選考には少し余裕をもつことができるでしょう。
また、インターン選考でうまく行かなかった場合でも、本選考までの期間に弱点を解消することで合格率を高めることもできます。時間のあるうちにぜひWebテスト対策に取り組んでみてくださいね。
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