「どんな仕事がしたいかわからない」「どの業界・仕事にも興味が持てない」という人は、就活をどう進めていいかわからず悩んでいるのではないのでしょうか?ここでは、やりたいことがない人の特徴、りたいことの見つけ方、やりたいことがない就活生の就活の仕方などご紹介します。
- ・就活でやりたいことがなくても大丈夫
- ├やりたいことが無いのは悪いことではない
- ├やりたいことは無理につくらない
- └社会人になってからもやりたいことは見つかる
- ・やりたいことがない人の特徴
- ├業界研究や自己分析ができていない
- ├やりたいことのハードルが高い
- └決断を先送りにしがち
- ・企業の探し方、絞り方
- ├たくさんの企業が集まるイベントに参加する
- ├インターンに行ってみる
- ├やりたくないことから考える
- └適性診断を活用する
- ・やりたいことがない就活生が注意すべきこと
- ├やりたいことが見つかるまで動かない
- ├一人で悩み続けてしまう
- └就活で人生が決まると思い込む
- ・まとめ
就活でやりたいことがなくても大丈夫
やりたいことが無いのは悪いことではない
やりたいことが無いというのは必ずしも悪いことではありません。そもそも就活をはじめて数ヶ月、そんな短い期間で一生かけてやりたいことを見つけるのは難しいでしょう。小さい頃からやりたいことがあってそれに向かって就活をするのはむしろ少数派です。就活はやりたいことを見つける場でもあるのでやりたいことが無いことはある意味当たり前のことなのです。
やりたいことは無理につくらない
就活で一番やってはいけないのはやりたいことを無理矢理作ってしまうことです。実態を知らないままやりたいと言い張ってしまうと面接でも「なぜその仕事をやりたいのか?」「どこを魅力に感じているのか?」といった質問に答えられず、自己分析や企業研究が足りない印象を与えてしまいます。安易に幅を狭めずに情報を集めてからやりたいことを探しても遅くはありません。
社会人になってからもやりたいことは見つかる
学生のうちは社会人経験がないためなかなか企業や職種の実態を掴むのは難しいです。実際に社会人になって働きはじめてから、やりがいを見つけたりやりたいことを見つけることもあります。就活でも希望のキャリアを聞かれますが企業に入ってからもそれは続いていきます。社会人になってもキャリアを切り開くことはできるので、学生のうちに完璧に自分のキャリアを決めてしまう必要はありません。
やりたいことがない人の特徴
業界研究や自己分析ができていない
就活のスタート時には、業界研究や自己分析から取り組む人が多いです。この作業でいろいろな業界や仕事を知り、自分の価値観を明確にしていく必要があります。やりたいことがわからないと悩んでいる就活生は、業界研究や自己分析を疎かにしている人が多いです。
興味がないと決めつける前に、多くの未知の業界や仕事を知る努力をしてみてはどうでしょうか?それと同時に自己分析をして自分のこれまでの経験を振り返り、大切にしたい価値観や好き嫌いを明確にしてみてください。こうした作業にしっかりと時間をかけることで、やりたいことや興味を持てる分野を見つけやすくなります。
やりたいことのハードルが高い
やりたいことがない、見つからないとういう人は、「やりたいこと」に期待しすぎていることが多いです。「自分の夢はこれだ!」と確信が持てる、絶対的な夢や目標でなければならないと思ってはいないでしょうか?
実際には「やりたいこと」は、そこまで確信が持てることでなくても構わないのです。「ちょっと興味がある」「気になる」という程度のことで問題ありません。やりたいことのハードルを上げてしまうとなかなか答えが見つからないので、少しハードルを下げてみるといいでしょう。
決断を先送りにしがち
「やりたいことがない」を言い訳にして、就活に取り組むことを先送りしようとしている就活生も少なくありません。どんなことでも決断するのは勇気がいるものなので、答えを出すことを先送りしてしまう人は多いです。
「自分に適性がなかったら」「就活が上手くいかなかったら」などの不安が頭をよぎり、失敗をするのが怖くて決断できないこともあるでしょう。いつまでも悩んだり答えを出すのを先送りにしていても解決はしないので、不安があっても思い切って決断してみることも大切です。
企業の探し方、絞り方
やりたいことが無いのは悪いことではないといっても何もしないままでは就活は進みません。やりたいことが無い学生向けの志望企業の探し方や絞り方を紹介します。
たくさんの企業が集まるイベントに参加する
夏前には色々な企業のインターンシップの紹介をするイベント、秋から冬にかけては業界説明会など比較的どの時期にもたくさんの企業が集まるイベントが開催されています。特定の企業の説明会はハードルが高く感じるかもしれませんが、複数の企業が参加するイベントは軽い気持ちで参加できます。それまで全く興味のなかった業界や企業でも実際に働いている人の話を聞くことで興味を持つきっかけになることも多いです。
多くの企業を見ることで自分が魅力的に思う企業の共通点や逆にこれだけは譲れないという軸が見えてきます。インターネットにも企業のホームページや就活サイトなど多くの情報がありますが、あまりにも情報が多いので全く企業が絞れていない状態で活用するのはおすすめしません。
インターンに行ってみる
イベントよりも詳しい情報を集めるにはインターンシップがおすすめです。特に夏のインターンシップは企業研究、仕事研究を目的に参加する就活生が多いため少しでも興味があれば申し込んでみましょう。実際の本選考では企業研究が求められますがインターンシップの選考ではインターンシップで何を知りたいのか、学びたいのかが重視されます。何で興味を持ったのか、インターンシップで何を学びたいのか素直に伝えましょう。
やりたくないことから考える
やりたいことを考えるのは難しくても、やりたくないことは比較的考えやすいのではないのでしょうか。例えば接客業はあんまりやりたくないな、夜勤がある仕事は向いてないななど無意識に避けている職種や業界があると思います。それを書き出すことで自分の価値観がだんだん見えてきます。仕事内容でなくとも、全国転勤はきついな、土日休めないのは嫌だななど待遇面でも考えてみましょう。
適性診断を活用する
色々な就活サイトに登録していると、「一人ひとりに合っている職業が適性診断がわかる!」というようなメールや広告を目にすることがあります。これはいくつかの質問に対してどれくらい当てはまるかを答えることで自分の適性がわかるというもので、Webテストの適性検査のようなものです。こんなので本当にわかるの?と思うのかしれませんが、たくさんの質問に答えると自覚していなかった傾向や価値観がみえてきます。適性診断を100%信じて志望業界や職種を決める必要はありませんが、企業選びの参考として使ってみてください。
やりたいことがない就活生が注意すべきこと
やりたいことが見つかるまで動かない
やりたいことが見つかるまで考えようとして、何も行動を起こさないのはよくありません。一度じっくりと考えたいと思う気持ちはわかりますが、一人で考えているだけではなかなか答えが見つからないことが多いからです。
会社説明会に参加したり、インターンシップに参加したりする中で、様々な発見もあるでしょう。これまで知らなかった面白い企業を知ったり、興味が持てる業界や仕事が見つかるかもしれません。やりたいことを考えるのと並行して、何かしら行動してみるのがおすすめです。
一人で悩み続けてしまう
悩みや考え事は、誰かに相談してみるのもいいでしょう。家族・先輩・友達などに相談したり、世間話のように何気なく意見を聞いてみるだけでもいいです。自分以外の人の意見や考えを聞くことで視野が広がったり、思わぬヒントが得られることもあります。
同じ悩みを持っていそうな就活仲間と話すのもいいですが、新たな視点からの意見が聞いてみたければ、年の離れた人やまったく違う境遇の人に相談してみるのもいいでしょう。
就活で人生が決まると思い込む
「就活をするならやりたいことを見つけなくては」と焦ってしまう人は、就活で今後の人生が決まると思っているのではないでしょうか?就活中にやりたいことが見つからなくても、その結果思い通りの就職ができなかったとしても、仕事探しは何度でもやり直しができます。
いったん就職をして働きながらその仕事にやりがいを見出す努力をするのでもいいですし、働くうちに他のやりたいことが見つかる可能性もあります。後で方向転換したいと思えばいくらでも選択肢はあるので、働きながら考えようと決めて就活をしてみるのも一つの方法です。
まとめ
就活でやりたいことが決まっていない学生には就活イベントやインターンに参加すること、やりたくないことから考えること、適性診断を利用することがおすすめです。やりたいことがないのは悪いことでも珍しいことでもありません。将来の可能性がたくさんあると前向きに捉えて就活に取り組みましょう。
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