就活は大学受験と同じく、志望企業をある程度定めて対策していかなければなりません。 しかし、「日本企業にするか、外資系企業にするか」「大企業か、中小企業か、ベンチャーか」など、企業の選択肢は多く、「どうやって企業を選べばいいか分からない」と悩む学生は少なくないのです。
そこで今回は、企業の情報の集め方や自分に合う企業の探し方をご紹介します。たくさんの企業から本選考に応募する企業を選ぶ基準についても解説していますので、ぜひご覧ください。
- ・興味のある企業の探し方
- ├就活ナビサイトを活用する
- ├合同説明会などの就活イベントを活用する
- └大学のキャリアセンターに相談する
- ・自分に合う企業の探し方
- ├OBOG訪問
- └インターンシップ
- ・就活の企業選びで失敗しないために
- ├自己分析をしっかり行う
- ├優先順位を明確にする
- ├企業理念に共感できるか
- └選考スケジュールもチェック
- ・最後に
興味のある企業の探し方
まずは膨大な数の企業の中から、興味のある企業を数社ピックアップする必要があります。就活の初期段階ではできるだけ効率的に会社情報を得ることを意識しましょう。
就活ナビサイトを活用する
企業情報を収集する代表的な方法は「就活ナビサイトの活用」です。就活ナビサイトには、次のような機能があります。
・企業が検索できる
・適職診断を受けられる
・会社説明会やインターンシップなどの情報をチェックできる
・インターンシップや本選考へのエントリー手続きができる
多くの就活生に利用されている就活ナビサイトとしては、以下の3つが挙げられます。
リクナビ:リクルート社が運営する就活ナビサイト。東京・大阪など都心に本社を持つ企業に強い。リクナビからしか応募できない企業も多数。
マイナビ:マイナビグループが運営する就活ナビサイト。約27,000社の企業が掲載されており、地方企業や中小企業についての情報も知ることができる。
キャリタス就活:株式会社ディスコによる就活ナビサイト。資本金や研修制度の有無など、独自の基準によって優良企業を選抜・掲載している。
それぞれの強みを知り、上手に使い分けるようにしましょう。
合同説明会などの就活イベントを活用する
毎年就活の時期になると、多くの就活生向けイベントが開催されます。一番おすすめなのは、合同説明会です。一度のイベントで複数の企業の情報が得られるので非常に効率的で、企業のブースを訪問すれば採用担当者や社員の方と直接話をすることもできます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、近年はオンラインでの合同説明会も増えています。自宅にいながら企業情報を集めることができ、チャットで採用担当者に質問できることもあるので、ぜひこうした機会を活用してみてください。
大学のキャリアセンターに相談する
「自分1人では不安」という方は、大学のキャリアセンターに相談するのもおすすめです。就活ナビサイトに求人を出していない、中小企業や地方企業の情報も扱っていることがあります。キャリアセンターでは、次のような就活サポートもしてくれます。
・筆記試験対策講座
・応募書類の添削
・模擬面接
・グループディスカッション対策
企業選びの相談にものってくれるので、わからないことや不安なことがあれば窓口で聞いてみるといいでしょう。
自分に合う企業の探し方
条件のいい企業を探すのもいいですが、就活では自分に合う企業を見極めることが大切です。ここでは自分と相性のいい企業の探し方をご紹介します。
OBOG訪問
就活のOBOG訪問では、実際にその企業で働いている先輩に話を聞くことができるので、企業理解が深まります。OBOGは年齢が近く採用担当者には聞きにくい質問もしやすいので、会社説明会などでは聞きづらい質問もできるいい機会です。
企業についていろいろ調べていると、仕事内容や仕事の進め方、残業は多いのかなど、様々な疑問や不安が出てくると思います。ミスマッチを防ぐためにも、企業について不安に感じていることがあれば事前にしっかりと確認しておきましょう。
インターンシップ
サイトや企業説明会でわかる情報には限界があります。企業について理解を深めるには、インターンシップに参加するのが一番おすすめです。インターンシップは仕事体験ができるプログラムが多いので、その仕事が自分に合っているかどうか見極めるいいチャンスとなります。
インターンシップ中には、社員の方との座談会や質疑応答の時間が設けられていることも多いです。社内の雰囲気やどんな人が働いてるかも知ることができるので、社風がマッチする かも確認できます。
インターンの内容は企業により異なりますし、長期・短期・ワンデーなど様々なタイプのインターンシップがあるので、できるだけ多くの企業のインターンシップに参加してみることをおすすめします。
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就活の企業選びで失敗しないために
企業選びで失敗しないためにすべき準備や、注意すべきポイントについて解説します。
自己分析をしっかり行う
自分に合う企業を見つけるためには、「自分はどんなことが好きなのか」「〇〇は得意分野だ」などを知っておかなければなりません。自己分析を通して、自分の「好き」や「強み」を探りましょう。
自分のこれまでの人生から「こんな作業は好きだったなぁ」と振り返ったり、身近な人から「あなたは××が得意だよね」など教えてもらったりして、様々な角度から「自分」を知っていきましょう。就活ナビサイトでは自己分析ツールや適職診断が用意されていることもあるので活用してみてください。
優先順位を明確にする
「給料は〇〇万円以上で、残業がなくて、土日祝日休みで…」など、理想を追い求めればキリがありません。もちろん、理想にぴったりの企業があれば良いのですが、どこかで妥協せざるを得ないことも少なくないのです。
そんなときに「自分にとって譲れない条件は何か」をしっかり検討することが大切です。 「絶対に〇〇の業務がしたいから、給料面は目を瞑れる」「残業は絶対にしたくないけど、土日どっちか出勤は許せる」など、自分の中で優先順位をつけておくと、自分に合った企業を選びやすくなります。
企業理念に共感できるか
本選考に応募する企業を選ぶ時には、ホームページやパンフレットに掲載されている「経営理念」に魅力を感じられるかどうかを大切にしましょう。
経営理念は「これから先の企業がどう進んでいくか」を指し示すものですので、ここに魅力が感じられないと、入社しても「こんなはずじゃなかった」と不満を抱いてしまうことがあります。
「社風」に違和感があると、居心地が悪くなってしまうので「自分にとってしっくりくるか」をよく考えておきましょう。
選考スケジュールもチェック
就活では、いくつかの企業の選考を同時に受けていくことになります。そのため、あまりにもそれぞれのスケジュールがバラバラだと、対策に手間がかかり、かえってどれもこれも中途半端になってしまうことも。
ある程度同じ時期に「エントリー・筆記試験」「グループディスカッション」「面接」が実施される企業を選んでおくと、対策しやすくなります。
最後に
「就活で自分に合う企業を探す方法」と「本選考に応募する企業の選び方」について解説しました。「内定が取れればいいや」といい加減に企業を選ぶと、入社してからミスマッチが起こり、早期離職につながることもあります。
エントリー期間を逃すと、「この企業のことをもっと早く知っていれば…」と後悔しても、選考に参加することはできません。ぜひ早めに自分に合う企業を見つけ、社会人への良いスタートを切れるようにしてくださいね。
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