大手企業の子会社の効率的な探し方は?子会社に就職するメリットも併せて解説!

大手企業の子会社は中小企業やベンチャー企業に比べて事業が安定しており、親会社の福利厚生を使えることも多いことからライフワークバランスが整っています。この記事では大手子会社の効率的な探し方について解説します。

目次

大手子会社とは?

子会社とは「自社の意思決定機関を特定の他社(=親会社)に支配されている」状態にある会社のことです。

大手会社は事業ごとに子会社を持っていることが多いため、企業規模が大きい、事業領域が広い企業ほど連結子会社が多い傾向があります。東洋経済オンライン「最新!連結子会社数が多い500社ランキング」(https://toyokeizai.net/articles/-/204910)によると、子会社数がもっとも多いソニーは1292社の子会社を有しています。

グループ会社との違い

子会社は他社に50%以上の株式を保有されている会社と定義されます。反対に50%以上の株式を保有している会社が親会社です。

一方、企業のホームページや説明会でグループ会社という呼び方をされていることがありますが、実は法的にはこのような呼び方はありません。ビジネスの場で使われることの多い呼び方で、子会社、親会社など関係性のある全ての会社のまとまりを指します。つまりグループ会社に子会社が含まれています。

大手子会社の効率的な探し方

大手子会社はあまり知名度が高くない会社が多いです。企業数が多く、情報が少ない大手子会社を探す際は「親会社から探す」「親会社と合同で行われる説明会から探す」「事業ごとに探す」といった方法がおすすめです。

大手会社から探す

親会社である大手会社は採用ホームページがあったり、会社説明の資料が公開されていることが多いです。そこに子会社も掲載してあるためそこから気になる子会社を見つけましょう。子会社の場合単一の事業を行っていることが多いため大手企業の中に気になる事業があればその事業を行っている子会社から優先的にみていきましょう。

合同説明会に参加

子会社の就活イベントは他の子会社や親会社と合同で行われることが多いです。1つの子会社だけでなく色々な会社の事業内容が聞けたり親会社との業務分担についての説明も聞くことができるため明確にやりたいことが決まっていない人にもおすすめです。

企業によって採用も合同の場合があります。その場合、入社してからどこに配属される可能性があるのか、待遇面はどのようになるのか選考前にしっかり確認しておく必要があります。

志望事業から探す

リサーチ・マーケティング、システムなど志望する事業が決まっている場合はその業界から調べることもできます。例えばリサーチ・マーケティング業界は独立した企業のほかに、キヤノンの子会社である「キヤノンマーケティング」、電通の子会社である「電通リサーチ」など大手企業の子会社である企業も多いです。

大手子会社はメリットがたくさん

大手子会社には同じくらいの事業規模の独立企業に比べてたくさんのメリットがあります。「就職難易度」「福利厚生」「事業安定性」の3つの観点から大手子会社のメリットを紹介します。

親会社に比べて就職難易度が低い

メリット1つ目は就職難易度が比較的低いことです。親会社である大手企業は知名度抜群で就活生からの人気が高くても子会社はそれほどではありません。大手企業の就活難易度の高さから諦めている学生でも子会社であれば十分にチャンスがあります。

親会社の福利厚生を使えることも

2つ目のメリットは福利厚生です。企業によりますが福利厚生がグループ全体で統一されているところも多いです。福利厚生が充実している大手企業と同じ制度を使えるのは魅力的です。住宅補助や交通費などの制度が使えると生活に余裕がでるため、福利厚生は企業を見る上でも大事なポイントです。

事業が安定していることが多い

3つ目のメリットは事業が安定していることです。親会社である大手企業から仕事を受けることも多く、親会社が事業を行っている限りは子会社も安定しています。ベンチャーや中小企業のような不安定さやリスクを嫌う就活生にとってはとても魅力的な環境です。

最後に

大手企業の子会社を探す際は親会社である大手企業か事業・業種からまとめて探すのが効率的です。「就職難易度」「福利厚生」「事業安定性」とさまざまな観点からメリットの多い大手企業の子会社もぜひ就職の候補に入れてみてください。


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