志望動機で憧れの企業だからと表現しても大丈夫?憧れていることを伝えるときの注意点を解説!

「子供の頃から警察官に憧れていた」「歯医者さんで優しくしてくれた歯科衛生士さんに憧れがあった」「空港で見かけた客室乗務員さんの姿に惚れ惚れした」など、特定の職業に憧れを抱いていた人も多いでしょう。

就活でも、業界・企業・職種などへの憧れを志望動機にする学生は少なくありません。しかし憧れだけでは企業に入社したいという熱意を伝えることは難しいです。

ここでは憧れを志望動機として伝える際に注意すべき点や、志望動機に盛り込むべきポイント、説得力のある志望動機作成に役立つおすすめの就活対策などをご紹介します。

目次

「憧れの企業だから」を志望動機にするのが難しい理由

志望動機は就活において評価される重要なポイントのひとつです。志望動機を作成するときに「憧れの業界・企業だったから」とする人は多いです。しかし実際に企業への憧れや夢を志望動機のメインにするのは難しいです。何故なら憧れをメインにした志望動機は人事からの評価はあまり良くないからです。何故憧れや夢の志望動機は評価されにくいのか解説します。

説得力に欠ける

1つ目の理由は説得力に欠けるためです。企業や業界に対する憧れは働きたいという意欲は伝わりやすいですが、憧れだけでは働いていくのは難しいです。

企業側も「表面的な部分しか見えていない、企業研究があまりできていない」という印象を受けてしまいます。憧れだけでは内容も浅く、説得力がないと思われてしまいます。

また憧れという志望動機は他の学生と被りやすく、印象が薄くなりやすいデメリットもあります。このような理由から憧れだけを語った志望動機は浅く、説得力がないと評価されやすいです。

学生の良さが伝わらない

2つ目は選考で評価すべき学生の良さやスキルが伝わらないという点です。志望動機は入社したいという意欲とともに、自分がこの会社にマッチしているアピールも伝えるものです。

憧れだけの志望動機は企業から見ると自社への好意は分かるが、その学生が入社後どのように貢献してくれるのか見えこないのです。そのためその学生の良さが伝わらず評価されにくいです。

学生の将来のビジョンが見えてこない

3つ目は入社後具体的にどんなことがしたいのかわからないという点です。選考で重要なのは企業側に「一緒に働きたい」と思ってもらうことです。

憧れだけでは入社後どのように活躍・貢献してくれるのか伝わりにくく、一緒に働いているビジョンが浮かびません。そのため入社後の具体的な目標やビジョンを伝えるような志望動機が必要になります。

「憧れ」を志望動機に盛り込むときの注意点

憧れを志望動機のメインにするのは難しいですが、使用してはいけないというわけではありません。むしろ上手く使えれば、入社の意欲や熱意をしっかり伝えることができます。志望動機で憧れていることを伝えるときどのようなことに気を付ければいいのか、注意点をいくつかご紹介します。

その業界・企業を目指したきっかけとして話す

憧れはその業界や企業を目指したきっかけとして使いやすいです。志望した理由を無理に作るよりは憧れを志望動機の導入部分に取り入れる方が自然です。

なぜその業界や企業に興味を持ったのか、どうしてその仕事に憧れているのか、自分ならではのエピソードがあると面接官の興味をひきやすいです。ただ憧れた理由だけを語って終わりにならないように注意しましょう。

「憧れ」を実現するための努力や経験を語る

単なる憧れだけでは評価されにくいですが、その憧れを実現するために培った経験や努力のエピソードを入れると一気に説得力が上がります。

憧れを実現するためにどのような努力をしたのか、そこからどのような強みを得てその仕事に活かせるのか、ストーリー性のある志望動機は熱意も伝わりやすいです。

その仕事を客観的にとらえる

憧れだけの志望動機は仕事を理解しきれていないと思われがちです。その仕事を客観的に捉えて良い面も厳しい面も把握した上で志望することが重要です。

企業研究をしっかりできている学生は熱意も高いという印象があります。働いている人に話を聞いたり、実際に経験することで仕事への理解が深まります。

志望動機に書くべきポイント

基本的な志望動機の書き方、最低限書くべきポイントについて確認しておきましょう。

志望業界を選んだ理由

まずは志望業界を選んだ理由を書きます。この部分で憧れを抱いたエピソードなどを盛り込むといいでしょう。志望動機のメインが「憧れ」では説得力にかけますが、業界に興味を持ったきっかけとしては「憧れ」はいい要素になりやすいです。

「〇〇という職業に憧れていたからです」といった抽象的な表現は避け、できるだけ具体的に書くことを意識してください。どんな経験で憧れを持つようになったのか、どんな理由でどんな点に惹かれたのかなどを語ると、面接官もイメージしやすくなり説得力も増します。

志望企業を選んだ理由

次に、志望企業を選んだ理由を書きます。ここでは「憧れ」という言葉は使わない方がいいでしょう。好きという気持ちやファンという姿勢は、仕事として真剣に捉えている印象を与えることができません。

まずは企業の事業内容を理解するために、企業研究をしっかり行う必要があります。会社説明会に参加したり、インターンシップに参加するのもいいでしょう。ライバル企業との違いやその企業の強みを知り、志望理由につなげるのがおすすめです。

その企業で成し遂げたい夢や目標

最後に志望する企業で成し遂げたい夢や目標を書きましょう。入社前なので、具体的に仕事がイメージできない方も多いかもしれません。

その場合は多少抽象的でも構わないので、「こんな仕事がしてみたい」「こんな夢がある」という夢や目標を盛り込むようにします。「自分の長所・得意なこと・専門知識をいかして会社にこんな貢献がしたい」といった書き方もいいでしょう。

憧れを実現させるために選考までにやっておくべきこと

憧れを取り入れつつ良い志望動機を作成するためにも業界や企業について深く研究することは必須です。選考が始まるまでにどのような対策を行うべきかご紹介します。

インターンで実際の仕事を知る

インターンシップは実際に仕事を体験することができるので仕事理解に最適の方法です。自分が本当にその仕事に向いているのか実際に経験してみないとわかりません。

興味のある業界や企業、職種のインターンシップに参加することで、説得力のある志望動機を作成するのに役立つ経験を積むことができます。

OB訪問で働いている人からリアルな情報を聞く

特定の企業をより深く知るために最適なのがOB訪問です。志望している企業で働いている社員の人からリアルな話を聞くことで、理想と現実のギャップを知ることができるなどメリットが多くあります。

実際に働いている人から意見をもらうと新しい視点を得ることもでき、就活をよりスムーズに進めることができます。またOB訪問は選考でも良いアピールポイントになるのでお勧めです。

内定者の志望動機を参考にする

「憧れ」以外に志望動機が思いつかない学生もいるでしょう。その場合は、志望する企業に実際に内定した学生の志望動機を参考にするのがおすすめです。内定をもらった志望動機は熱意が伝わるものが多く、志望理由やエピソードの書き方など参考になるはずです。

しかし、そのままコピペするのはNGです。自分の考えや経験に基づいていない志望動機は、面接で深堀りされた際にすぐバレてしまう可能性が高いです。志望動機のまとめ方やアピールの仕方を学ぶのはいいですが、そのまま転用するのはおすすめしません。

最後に

「憧れの企業、仕事だから」と就活を進める学生は多いですが、憧れだけでは選考では通用しません。その憧れを実現するために学生時代どのように活動したのか、その仕事と自分はちゃんとマッチしているのかなど企業にとって学生が魅力的に映るように志望動機を考える必要があります。希望の企業に就職できるようにインターンやOB訪問に積極的に参加しましょう!

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