多くの企業が3月1日にプレエントリーを開始し、6月~7月頃に内定を出すというスケジュールを予定しています。しかしなるべく早くに内定を獲得して就活を終えたいと思っている学生が多いと思います。早くから選考を受けられる業界はどの業界なのでしょうか。
ここでは、早期選考が受けられる業界をご紹介します。早期選考のメリットやいち早く内定を獲得するための就活対策などについても解説していきます。
- ・早くから選考を受けるメリット
- ├早く内定を獲得できる可能性がある
- ├面接などの経験を積むことができる
- └学生生活を充実させられる
- ・早い時期に選考を受けるデメリット
- ├本選考を受けられない可能性がある
- ├選択肢が少ない
- └競争率が高い
- ・選考が始まるのが早い業界や企業
- ├ベンチャー企業
- ├外資系企業
- ├IT業界
- ├人材業界
- ├テレビ局など放送・テレビ業界
- └広告業界
- ・選考を受けるためには早くからの行動が重要
- ├就活サイトなどで情報を集める
- └インターンシップに参加する
- ・最後に
早くから選考を受けるメリット
早期選考は通常の選考より早く本選考を受けられるシステムです。それでは早くから本選考を受けるメリットは何なのでしょうか。
早く内定を獲得できる可能性がある
まず1つ目のメリットとして選考に受かれば、周囲の学生より早くに内定を得られることが挙げられます。その後に就活を続けるとしても1つでも内定があると安心感と自信を持って選考に臨むことができるでしょう。自信があると面接でもしっかり自分をアピールすることができ、他の選考でもいい結果を出すことができます。
面接などの経験を積むことができる
2つ目のメリットは、面接などの経験を積むことができることです。選考をいくつか受けて面接慣れをしておくとその後の選考を有利に進めることができます。早くに選考をいくつか受けて面接官と話す経験を積むことができれば、本命企業の面接を緊張などで失敗するようなことは少なくなります。
学生生活を充実させられる
3つ目のメリットは、就活中でもプライベート時間を充実させられることです。就活では準備や選考などにかなり時間を割く必要があります。そのため就活期間は忙しくて、就活以外のことに時間を使えなくなる学生がほとんどです。
しかし早期選考を受けるとなるとかなり早い時期から就活の準備や対策をしているので、就活期間も余裕を持って過ごすことができます。
早くから就活を始めれば就活をしながらでも、学生時代だからこそできるアルバイトをしたり、好きなことを楽しんだりと、プライベートの時間も充実させることができるでしょう。
早い時期に選考を受けるデメリット
本選考を受けられない可能性がある
公平を期すために、早期選考を受けて一度落ちてしまった学生をその後行われる選考にエントリーできないようにしている企業もあります。
早期選考では準備ができていなかったり、就活に慣れていないため十分なアピールができない可能性も高いです。
早い時期に第一志望の企業を受けて落ちてしまうと、「対策が十分にできて就活に慣れてから受けたら受かっていたかもしれない」と後悔するかもしれません。
選択肢が少ない
就活で選考が早い業界は限られています。そのため選択肢が狭まってしまうというデメリットがあります。もちろん早い時期に内定を獲得しても就活を続けることはできますが、集中力が続かなかったり、企業に就活を終えるよう迫られたりすることもあります。
早い時期に内定をもらえると安心してしまい、その後の就活に身が入らなくなる就活生も少なくありません。
競争率が高い
早期の選考には優秀な学生が集まることが多いので、選考の競争率が高くなり内定をもらえない可能性が高くなります。
そのために第一志望企業の本選考が受けられなくなったり、自信を喪失してモチベーションが下がってしまうこともあります。
こうしたデメリットも理解した上で早期選考に臨む必要があります。
選考が始まるのが早い業界や企業
多くの企業は3月にエントリー解禁、6月に選考活動解禁に合わせて採用活動を行うことが多いです。しかし近年ではそれよりも早く採用活動を行っている業界や企業も少なくありません。早くから選考が始まるのは、具体的にどんな業界や企業なのでしょうか。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は大企業と比べて早くからインターンシップなどの選考活動を行っているところも多いです。夏のインターンシップの時期から選考をはじめ、一部の企業では年内に内定を出しているところもあります。1dayのインターンシップだけでなく、長期インターンシップなども実施していてそのまま選考に繋がることもあります。
外資系企業
外資系企業も選考が早いところが多いです。ベンチャー企業のように夏頃のインターンシップから選考活動が始まり、年内や大学3年生の3月までに内定を出すことが多いです。外資系企業はベンチャー企業よりも採用活動を始めるのが早いイメージがあります。
IT業界
IT業界は選考が早い業界です。インターンシップ参加者を対象に早期選考会を行い3月、4月に内定を出している企業もあります。
人材業界
人材業界は3月のエントリーから選考を受けることもできますが、早期選考会を行っている企業も多い業界です。人材業界は大手企業も夏のインターンシップを参加した学生を対象に10月頃から早期選考を案内していることがあります。
テレビ局など放送・テレビ業界
テレビ局などの一部のマスコミ業界も選考が早い業界です。3年生の11月頃から選考を開始し内定が4月までに出るパターンが多く、採用枠が少ない場合採用活動を終えてしまうところもあります。またマスコミ業界は大手の企業が大手以外の企業より早めに選考を始める傾向があります。
広告業界
一部の企業はインターンシップからの採用制度があるなど、広告業界も選考が早いです。人気の企業だとインターンシップに参加するためにも選考が行われることもあります。倍率の高い選考を通過し、インターンシップに参加した学生は通常とは異なる選考フローを用意されていることがあります。
選考を受けるためには早くからの行動が重要
就活サイトなどで情報を集める
選考が早い業界の共通点は夏や夏以前のインターンシップに参加するなど、早くから就活を始める必要があるということです。業界や企業によっては早くに採用活動を行い、採用枠がなくなれば選考を終えてしまうところもあります。情報をしっかり集め就活を始めることが内定を早く得るためのカギになります。
早めに就活を開始するためにはどの業界や企業が選考を始めるのか情報を集める必要があります。大学のセミナーで登録を進められる就活サイトだけでなく、必要に応じて様々な就活サイトを利用してみましょう。外資系企業やベンチャー企業の情報に特化した就活サイトもあり、他のサイトでは得られない情報を集めることができます。
インターンシップに参加する
次に重要なのはインターンシップに参加することです。早期選考を受けるためにはインターンシップ参加が条件となっていたり、そもそもインターンシップが選考の一環である場合もあります。
外資系企業やベンチャー企業など長期インターンシップを受け入れている企業では、長期インターンで働くことでそのまま雇用されることもあります。早くに選考を受けるためには積極的にインターンシップに参加することが必要になります。
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最後に
早くから選考を開始しているのはベンチャー企業や外資系企業、一部の人材業界やテレビ業界、広告業界などです。内定を早くもらうためには早くから就活を開始し情報を収集することがカギです。インターンシップや就活イベントに参加しチャンスを逃さないようにしましょう。
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