就活の自己PRで「最後までやり遂げる責任感がある」「粘り強さがある」など、「諦めない」性格であることをアピールしたいと考えている方も多いと思います。
仕事では、「計画通りに進まない」「思いがけないトラブルが起こる」「成果が上がらない」など、思い通りにいかないことに日々見舞われます。そんなとき「諦めない」という長所はとても役立ちます。諦めずにやり遂げるという気持ちがないと、何事も成しえないかもしれません。
ここでは「諦めない」性格を効果的アピールするためのコツについて解説します。部活やサークルのエピソードをもとにした自己PRの例文もご紹介しますので、ESの作成や面接にお役立てください。
- ・就活の自己PRで「諦めない」性格をアピールするのはあり?
- ├「諦めない」性格は企業にとって魅力的
- └「諦めない」性格はどんな業界や業種でも評価される
- ・就活で評価される「諦めない」性格とは?
- ├目標を達成するまで粘り強く頑張れる
- ├困難な状況下でもへこたれず精力的に取り組める
- ├結果が出ない時は他のアプローチを試す
- └自分に厳しくできる
- ・「諦めない」を効果的にアピールするコツ
- ├エピソードを盛り込む
- ├工夫や努力をしたこともアピール
- └仕事でどのように「諦めない性格」をいかしたいか
- ・「諦めない」を効果的にアピールする例文
- ├例文①部活のエピソードをもとにして「諦めない」をアピール
- └例文②サークルイベントのエピソードをもとにして「諦めない」をアピール
- ・最後に
就活の自己PRで「諦めない」性格をアピールするのはあり?
「諦めない」性格は企業にとって魅力的
「諦めないという長所をアピールするのはありきたりすぎるかな…」と思う方もいるかもしれませんが、「諦めない」性格であることは仕事をするうえでとても重要です。そのため上手にアピールできれば魅力的な人材として評価されるのです。
「諦めない」性格の人を採用することで、企業側にはメリットがあります。例えば、新人時代にミスや失敗をすることがあってもへこたれず、前向きな気持ちで成長してくれることが期待できます。自身の売上や成績が伸びないときも、腐らずに気持ちを切り替えて努力してくれるでしょう。また、困難な状況になっても安易に転職を考えず、長く勤めてくれる可能性もあります。
「諦めない」性格はどんな業界や業種でも評価される
「諦めない」性格は、どんな仕事でもいかすことができます。どの業界、業種においてもいかせる長所なので、アピールポイントにもしやすいでしょう。
特に、自分の頑張りが数字に反映されやすい営業職や販売職などの人には、欠かせない要素と言えそうです。
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就活で評価される「諦めない」性格とは?
就活で「諦めない」ことをアピールする場合、「諦めない性格です」「最後まで粘り強くやり通すことができます」とそのまま伝えても、抽象的すぎて伝わりません。以下のような要素が、就活において評価される「諦めない」性格なので、参考にしてみてください。
目標を達成するまで粘り強く頑張れる
ただ粘り強くやり続けたのではなく、「頑張った結果目標を達成できた」というエピソードが効果的です。頑張った結果あげた成果や達成した目標を、具体的な数字などを使って伝えるといいでしょう。
困難な状況下でもへこたれず精力的に取り組める
様々な困難に見舞われても、モチベーションを保ってやり遂げられたエピソードも効果的です。仕事でうまくいかないときでも前向きな気持ちを持ち続けると、社内の雰囲気もよくなるので重宝されます。
結果が出ない時は他のアプローチを試す
現状のやり方ではうまく行かない時、他のやり方をどんどん試すチャレンジ精神を持っていることも重要です。煮詰まった時も柔軟な発想で乗り切れるということのアピールにもなります。
自分に厳しくできる
「このあたりでいいだろう」と妥協してしまいがちなときも、こだわりを持って高いレベルの仕事を仕上げられる人材も高評価になります。自分に厳しくこだわりを持って仕事をすることをイメージさせられるといいでしょう。
「諦めない」を効果的にアピールするコツ
ここでは「諦めない」をうまくアピールするためのポイントをご紹介します。
エピソードを盛り込む
ただ「諦めない性格です」と言うだけでは、説得力がありません。自己PRの説得力を高めるには、採用担当者が納得するような具体的なエピソードを盛り込むと効果的です。
「なぜ諦めずに頑張れたのか」というモチベーションの部分にも触れると、さらに説得力を高めることができるでしょう。
工夫や努力をしたこともアピール
「ただダラダラと続けただけ」という印象を与えないよう注意が必要です。そのためには諦めなかった」ということだけでなく、工夫や努力をしたことも伝えるといいでしょう。
ただ頑張るだけでは誰でもできますが、結果を出すために自分なりに考えて行動したというプラスアルファの要素があるとかなり効果的なアピールになります。
仕事でどのように「諦めない性格」をいかしたいか
就活の自己PRでは、「諦めない性格」をアピールするだけでは不十分です。「諦めない性格」を仕事でどういかせるのか、というところまで伝える必要があります。「諦めない性格」で会社にどんな貢献ができるのかも忘れずに盛り込んでください。
「諦めない」を効果的にアピールする例文
上の章で挙げたポイントを盛り込んだ例文を紹介します。自己PR文作成の参考にしてください。
例文①部活のエピソードをもとにして「諦めない」をアピール
私の長所は、どんな状況においても粘り強く一つのことをやり遂げられるところです。
私は、小学1年生からサッカーのクラブチームに入り、中学からはサッカー部に所属していました。中学時代まではレギュラーとして活躍していましたが、進学した高校がサッカーの強豪校だったため、高校時代は3年間一度もレギュラーになることはできず、ずっと2軍でした。
それでもサッカーが好きな気持ちとチームに貢献したいという気持ちがあったので、練習に励みつつ、試合や大会の時には選手のサポートにまわり、選手たちが活躍できるように裏方に徹しました。チームが県大会3位になったときには監督や選手からサポートを感謝され、自分も勝利に貢献できたと思いました。
この経験を通し、自分の置かれた場所で最善を尽くすことの大切さを学びました。仕事でも状況が自分の望んだものと違っても、そこで最善を尽くすことで成長し、ステップアップしていける人材になりたいと思っています。
例文②サークルイベントのエピソードをもとにして「諦めない」をアピール
私の強みは、困難な状況下でも現状を突破するために粘り強く努力できることです。
私は学生時代バンドサークルの代表を務めており、定期的なライブを開催することにしました。当初は声をかけた友人しか観客として来てくれなかったため、ライブをすると赤字になっていまいました。
赤字が続くことが予想されたので、サークルのメンバーからは定期的なライブは反対されましたが、サークルのホームページを開設したり、一度ライブに来てくれた方には次回以降のライブの告知メールを送ったりするなど地道な努力を続けました。
また、知り合いを通じて人気のあるバンドを招くなどして、徐々に観客を増やしていきました。最終的にはわずかではありますが収入が得られるまでに観客を増やすことができました。
観客が増えたため、メンバーの演奏技術やパフォーマンスもレベルアップし、サークルのみんなが自身の成長を楽しむことができました。仕事においても、現状を打破するために策を練り、粘り強く行動していきたいと思います。
最後に
自己PRで、自分のアピールポイントが見つからない時は、志望企業から評価されるであろう特長を挙げてみて、そこから自分に当てはまりそうなものを選んでもいいかもしれません。どんなアピールポイントでも、それを裏付けるエピソードはあったほうがいいので、自分のこれまでの経験をよく思い返してアピールポイントを効果的に表現できるエピソードを選びましょう。
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