就活生必見! 面接結果の電話はこう対処せよ

就職活動で見ず知らずの社会人と初めてコミュニケーションをとる学生も多いのではないでしょうか。日頃、友人や家族とコミュニケーションをとっている SNS やチャットといったテキストベースではなく、電話で面接結果を伝えられることもよくあります。

「急に電話が来て出られなかったらどうしよう」「どのように話せばいいのだろう」「メモを取りながら話を聞くなんて難しそう」など、悩みは尽きないと思います。このコラムでは就活初心者の学生に向けて、面接結果を伝える電話がかかってきたときの対応について解説していきます。

目次

面接結果を伝えられるのは、電話?メール?

電話で直接学生に面接結果を伝える企業もありますし、採用サイトをに結果をアップしたので確認してくださいというスタイルの会社もあります。それぞれ会社の方針によりますが、面接結果を電話で伝える場合は、ほとんどが次の面接に進める場合です。

電話がかかってきたら、基本的には次の面接に進む心構えをして面接結果を聞いてください。 会社によっては郵便で結果を送付するというケースもあるようですが、採用活動中は他社も優秀な人材を確保しようと動いている場合がほとんどですので、次の面接に進んでほしい人に連絡をとる手段としてはあまり考えられません。

面接結果の電話はいつくる?

面接の結果、次の選考に進めるかどうかは、通常面接から一週間以内に通知されます。面接を受けた時期や、他の受験者の面接が終わるまでの時間によっても変わってきます。連絡が早い会社であれば一両日中に連絡が来ることもありますし、じっくり時間をかけて選考を行う企業でしたら一週間程度かかる可能性もあります。

面接結果が1週間以上経っても連絡が来ないときは、採用担当者に連絡をとるのもひとつの方法です。採用チーム内で行っている議論の結論が出ていない可能性もありますし、担当者が多忙で連絡できていないケースも考えられます。10日程度待ってもまだ連絡が無い場合は、先方が自分のタイミングで見て返信できるメールで連絡をとってみることをお勧めします。

面接結果を伝える電話の取り方 5つのコツ

面接結果を伝える電話が掛かってきたときは、メモの準備や内容の確認など、スムーズな情報伝達とマナーを心がけてください。以下は面接結果の電話を受ける上での5つのコツをご紹介します。

① 3コール以内に電話に出る

電話がかかってきたら、3コールを目安になるべく早く応答できるようにしましょう。電波が悪い建物の中や、人混み、大きな音がする場所にいるときに着信があった場合は、電話に対応しながら場所を移動してください。

② まずは感謝の言葉を伝える

次の面接に進むことが伝えられたら、シンプルに「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えましょう。採用担当者も忙しい中時間をとって連絡をしてくれています。元気よく、一緒に働きたいと思ってもらえるよう気持ちを伝えましょう。

③ メモをとって内容を復唱する

社会人のコミュニケーションでは、内容がきちんと伝わっているかどうかが大切です。日時や場所、必要事項などを復唱して間違いなく情報を受け取っていることを伝えましょう。確認することで、「きちんと話が伝わった」と相手に安心感を与えることができます。

④ やりとりははっきりとした喋り方で

電話の向こう側の採用担当者は、あなたが思っている以上に声が聞き取りづらいものです。できるだけはっきりと、落ち着いてゆっくりと話してください。マスクを外せる環境でしたら、マスクを外すこともおすすめします。

⑤ 「えっと」「ちょっと」「まぁ」はNG

学生によくある話し方で、会話の端々に「えっと」や、「ちょっと」、「まぁ」などといった言葉が付いてしまう癖があります。日頃は全く気にする必要がないことですが、ビジネスシーンでは端的に意図を伝える必要があり、そうしたちょっとした部分で子供っぽい印象を与えてしまいます。

面接結果の電話が中々来なかったら

面接結果の電話がなかなか掛かってこなかったとしても、気にしない

たくさんの学生を相手に面接を行い、それぞれの良いところを見ようとしているのですから時間がかかるのも当たり前です。気にしないで、と言われても気になってしまうものですが、気長に待ちましょう。運命の企業とは遅かれ早かれ、きっと巡り会うことになるのですから。

就活仲間と雑談する

もし就職活動を一緒にしている友人がいたら、面接結果の電話はどれぐらいで掛かって来たかや、どんなトーンで話したのか、相談してみてはいかがでしょうか。社会人になってしまえば、当時はなんと小さなことを気にしていたんだろうと思うものです。就職活動が終わるまでに何社か(最低1社から)連絡が来ればいいというぐらいどんと構えましょう。

面接結果を伝える電話を取り逃したら・・

人事担当からの電話を取り逃がしたらどうしよう・・・と考えてしまうかもしれません。まず最初に言っておきますが、心配することは全くありません。あなたが一度電話を取れなかっただけで不採用にするようなことはありません。なぜなら企業は次の面接に進んでほしいという人に電話をかけるからです。

あなたの人柄や能力に関心を示し是非会社の一員になってほしいと感じている仲間だと思ってください。電話を取るタイミングを逃すことは学生でも社会人でもあります。なので、電話に気付いたら速やかに折り返しの電話を入れ、手短にどうして電話を取れなかったかということだけ伝えた上で用件を聞くということにしてください。電話が取れなかった言い訳を長々と知っても印象が悪くなるだけです。

面接結果の電話で不採用を伝えられたら

入社して活躍する姿を想像していた企業からもし不合格を言い渡されたら、ショックですよね。ただ、就職活動はお見合いや恋愛と一緒だと思ってください。あなたが大好きで大好きで仕方がない人に思いを一生懸命伝えたとして、その思いを受け取ってくれるかどうかは相手次第です。「自分が好きだから相手も好きになってくれるはず」なんて、押し付けがましいことは考えませんよね。

だから、もし自分の思いを全て伝えた上で相手側の企業から断られたとしても、「今回は縁がなかったんだ」と思ってください。もしその企業のことが本当に好きなら、第二新卒や、別の会社で経験を積んでから中途採用の面接を受けるという手段もあります。あまり一回一回の結果に一喜一憂せずに次々と切り替えて面接に進んでいてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。見ず知らずの人と電話をする機会が減っている今日、急に面接結果の電話がかかってくることに抵抗を持っている人がいるかもしれません。でも、少しのコツさえつかめば、スムーズな会話のやり取りができたり、相手に対して信頼感を与えることができます。

晴れて社会人になったら、現場で日々求められることでもありますので、大変だなぁと思わずに、「この機会に学んで身につけてやろう」という前向きな姿勢で取り組んでもらえればと思います。

また、繰り返しになりますが、就職活動は学生と企業のお見合いのようなものです。お互いあまり肩肘をはらずに、ありのままの姿で臨めばおのずと自分に合った会社に出会うことができるのではないでしょうか。

この記事を読んでくださった方が素敵な企業にめぐりあい、素晴らしい職業人生のスタートを切られることを、心から願っています。


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