就活の面接で「休日はどのように過ごしていますか?」と質問されることがあります。単なる雑談のようですが、企業はその質問の回答から
・就活生の個性や人柄
・ストレス解消法
・コミュニケーション能力
などを知ろうとしているのです。
そこで今回は、企業が面接で休日の過ごし方を質問する目的について詳しく解説した上で、その質問に答えるときに押さえておきたいポイントをご説明します。
また、避けるべきNG回答についてもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
- ・面接で休日の過ごし方を質問する目的とは?
- ├就活生の個性や人柄を知りたい
- ├ストレスを上手に解消できているか知りたい
- └コミュニケーション能力を知りたい
- ・面接で休日の過ごし方を答えるときのポイント
- ├結論を最初に伝える
- ├場面が思い浮かべられるような具体的なエピソードを添える
- └「成長」や「挑戦」などを伝えられるとなおGOOD!
- ・面接で休日の過ごし方を答えるときに避けるべき行動
- ├嘘をつく
- └無気力・不健康な印象のものは避ける
- ・まとめ
面接で休日の過ごし方を質問する目的とは?
就活生の個性や人柄を知りたい
就活の面接でよく聞かれる、志望動機や自己PRなどは、ある程度「こう答えよう」と準備できます。そのため、「その人らしさ」は準備された答えに隠れてしまい、見えてきません。
しかし、休日の過ごし方には人それぞれですし、正解はありません。だからこそ、就活生の「個性や人柄」をかいま見ることができるのです。
ストレスを上手に解消できているか知りたい
近年では、ストレスにうまく対処できず、精神的な不調によって働き続けられなくなる人が増えています。
企業にも「ストレスチェック」が義務付けられるなど、対策が求められており、就活の段階でも「ストレスとうまく付き合えること」は大切な評価ポイントとなっています。
そのため、休日の過ごし方を質問して、ストレス解消の方法を持っているかを確認しているのです。
コミュニケーション能力を知りたい
「リラックスした状態での就活生を見たい」という意図で、「休日の過ごし方」という何気ない話題を持ち出す企業もあります。
この意図の場合、企業は就活生の回答内容よりも、自然なコミュニケーションの様子を見ていますので、「どう答えれば良い評価を得られるか」など気負わずに、楽しみながら会話することが大切です。
面接で休日の過ごし方を答えるときのポイント
結論を最初に伝える
休日の過ごし方を質問されたら、
「私は○○をして過ごしています」
「休日は○○をして過ごすことが多いです」
というように、結論から答えましょう。
最初に結論を話しておくと、面接官は「これから○○の話をしてくれるんだな」と心の準備ができるため、この先の話をスムーズに理解してもらえるようになります。
場面が思い浮かべられるような具体的なエピソードを添える
休日に何をして過ごしているか説明したら、より具体的なエピソードを添えてみましょう。 例えば、「休日は読書をしています」と答えた際には、「最近では推理小説に夢中で、自分でも手がかりをノートにまとめ、犯人を考察しながら読むため、一日があっという間に過ぎてしまいます」など、あなたが「何を」「どのように」読んでいるかを説明すると、面接官は休日のあなたの姿をより鮮明にイメージできます。
「成長」や「挑戦」などを伝えられるとなおGOOD!
休日の過ごし方に「成長」や「挑戦」など前向きな要素を加えられると、さらに良い印象を与えられます。
例えば、「休日は映画鑑賞をして過ごしています。好きな洋画を英語字幕で観ており、楽しみながら英語力を高めています。いつかは映画のロケ地を巡る旅行をしたいと思っています」という回答であれば、休日の過ごし方としての「映画鑑賞」だけでなく、「英語力を高めたい」「ロケ地を巡りたい」という成長や挑戦への意欲も伝えることができます。
面接で休日の過ごし方を答えるときに避けるべき行動
嘘をつく
休日の過ごし方に限らず、面接の質問に対して「良い印象を与えたいから」と嘘をつくことは避けましょう。
実際にはしたことがないのに、「友だちとキャンプをしています」など嘘をつくと、面接官から「キャンプで困ったことは?」「おすすめのキャンプ場は?」など具体化する質問を重ねられたときに、答えることができなくなり、嘘がばれてしまいます。
そして、1つ嘘が分かってしまうと、他の質問も「嘘だったのでは」と疑われ、信用を失ってしまうのです。
無気力・不健康な印象のものは避ける
休日の過ごし方に正解/不正解がないとは言っても、就活は「一緒に働きたい」と思ってもらえるように自分をアピールする場。あまりにもネガティブな印象を与えるものは避けた方が賢明です。
避けた方が良いのは、
・無気力なもの:何もしていない、家で1日中ゴロゴロしているなど
・不健康な印象のもの:ギャンブル、ゲーム、ネットサーフィンなど
といったものです。
受け身で「他にやることもないから仕方なく…」というものよりも、自分から進んで楽しんでいる活動を選ぶようにしましょう。
まとめ
この記事では、就活の面接で休日の過ごし方を質問されたときに押さえておくべき、
・企業が休日の過ごし方を質問する意図
・休日の過ごし方について答えるときに気をつけるポイント
の2つをご紹介しました。
「休日の過ごし方」は、回答の内容だけでなく、答え方も合わせて、生き生きとしたあなたの姿を知るための質問です。あまり気負い過ぎずに、自然体で話せるようにしてくださいね。
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