休学して長期インターンに参加するのはあり?なし?メリット・デメリットを解説

「長期インターンに参加したいけれど、授業と両立できる自信がない。いっそのこと休学しようかな?」と悩む学生は、実は珍しくありません。しかし、休学しての長期インターン参加には、メリットもデメリットもあります。

そこで今回は、休学して長期インターンに参加するメリットとデメリットを詳しく解説します。

目次

休学して長期インターンに参加するのはあり

「そもそも休学して長期インターンに参加する人なんているのだろうか」と思う人もいるかもしれません。

文部科学省の調査によると、令和3年に休学した学生は約6万5,000人おり、そのうち5.5%にあたる約3,600人が「就職・起業等」を理由としていたことが分かりました。もちろん、全員が長期インターンのために休学していた訳ではありませんが、将来の働き方を見つけるために休学を選択する人は、そこまで珍しくないことがわかります。

出典:文部科学省「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査【令和3年度末時点】」
https://www.mext.go.jp/content/20220603-mxt_kouhou01-000004520_01.pdf

休学して長期インターンに参加するメリット

ここからは、休学して長期インターンに参加するメリットを3つご紹介します。

「社会人」としての経験が積める

長期インターンでは、企業の一員として働きます。学生ではなく「社会人」としてふるまうことが求められるのです。

しかし、大学生活と長期インターンの両方をこなそうとすると、「学生」と「社会人」の間を行き来しなければならず、社会人としての活動に集中できません。

「大学の課題をやらないと」など、学生としての自分がふと顔を出し、インターンに集中し切れないこともあるでしょう。責任ある仕事を任されそうなときに「自分はまだ学生だから」とつい言い訳してしまうこともあるかもしれません。

大学を休学すれば、社会人と同じ目線で物事を考え、責任を背負う経験ができます。

仕事に必要なスキルを集中的に習得できる

休学して長期インターンに参加するメリットの2つ目は、仕事に必要なスキルを集中的に習得できることです。

大学に通いながら長期インターンに参加していると、どうしても週に2〜3回など細切れに出勤することになります。前回の出勤で学んだ知識やスキルも、日が空くと思い出すのに時間がかかり、学習効率は下がってしまうでしょう。

しかし、休学すれば長期インターンに全力を注ぐことができ、必要なスキルも着実に育むことが可能です。

自分の適性がわかる

休学して長期インターンに参加すると、自分の適性を理解するのにも役立ちます。授業に、バイトに、サークルに…と色々なことに取り組んでいると、とにかく目の前のタスクをこなすことに必死で「自分に何が向いているか」を考える余裕がなくなります。

しかし、長期インターンだけに集中する時間を確保できれば、「自分はどんなスキル・強みを持っているのか」「自分はどんな活動を楽しいと思えるか」といったことをじっくり考えられます。そして、長期インターンで見つけた答えは、就活のESや面接に活かすことができるのです。

休学して長期インターンに参加するデメリット

それでは、休学して長期インターンに参加するデメリット3つも確認しておきましょう。

せっかくの時間を無駄にする可能性がある

休学して長期インターンに参加すると、大学の授業や行事に出席しなくて良い分、時間に余裕が生まれます。時間があると、「時間は十分あるから」「後でやればいいか」と気が緩んでしまう人も多いでしょう。

その結果、インターンが終わる間際になって「学ぶつもりだったスキルがちっとも身についていない」「何も成長できていない!」と後悔してしまうのです。長期インターンに参加するなら、明確な目的を持ち、毎日少しでも成長する意識が大切です。

同級生との関わりが薄くなる

休学すると同級生の方が先に学年が上がってしまいます。そのため、大学に復学しても同級生と関わりが薄くなることがあるでしょう。同級生と良い関係を築いている人は寂しさを感じるかもしれません。

長期インターンが終わった後も関わっていきたいのであれば、休学中もSNSでこまめに連絡を取り合ったり、プライベートでの遊びなどに参加したりとつながりを保つ努力が必要です。

学生生活が延びて生活費や学費が負担になる

休学した期間の分だけ学生生活は延び、期間に比例して家賃・水道光熱費・食費などの生活費が追加で発生します。大学によっては休学中も学費を一部支払うことが求められることがあり、金銭的な負担が大きくなってしまうかもしれません。

にもかかわらず、休学中は奨学金の支給が停止されてしまいます。支出はあまり変わらないのに、収入が途絶える可能性があるのです。

長期インターンでは給与が発生することも多いですが、インターン中のお金のやりくりについては、事前にしっかり考えておく必要があるでしょう。

まとめ

今回ご紹介した休学して長期インターンに参加するメリットは次の3つです。

・社会人経験が積める
・スキルを集中的に習得できる
・自分の適性がわかる

また、休学してインターンに参加するデメリットも3つご紹介しました。

・時間を無駄にする可能性がある
・同級生との関わりが薄くなる
・生活費や学費が負担になる

メリットとデメリットをしっかり検討した上で、休学するかどうか考えてみてくださいね。

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