スタートアップのインターンシップに興味を持っている学生の中には、「大手企業のインターンとは何が違うの?」「どんなメリットがあるの?」と疑問に感じている方も多いかもしれません。
今回はスタートアップのインターンのメリットとデメリット、大手企業のインターンとの違いを解説します。インターンの探し方やインターン選びで失敗しないための注意点も参考にしてください。
- ・スタートアップのインターンとは
- ├スタートアップとベンチャーの違い
- └どんな職種の募集がある?
- ・大手企業のインターンとの違い
- ├①期間
- ├②目的と内容
- ├③対象
- └④給料
- ・スタートアップのインターンに参加するメリット
- ├①実務が体験できる
- ├②経営者との距離が近い
- ├③大きな仕事を任せてもらえる
- ├④成長を実感できる
- └⑤就活の際のアピールポイントになる
- ・スタートアップのインターンのデメリット
- ├①責任が重い
- ├②教育体制が整っていない
- ├③やりたい仕事以外も任される
- └④学業との両立が難しい
- ・スタートアップインターンで失敗しないために
- ├無理せず継続できるインターンを選ぶ
- ├目的を明確にする
- └疑問点は解消しておく
- ・スタートアップインターンの探し方
- ├インターン専門のサービスで探す
- ├大学で探す
- └企業の公式サイトで探す
- ・【まとめ】スタートアップインターンで実務経験を積もう!
スタートアップのインターンとは
スタートアップとベンチャーの違い
スタートアップとは、革新的な技術やサービスで急速に成長している企業のことです。これまで世の中になかったサービスや商品を扱っているのが特徴です。
ベンチャー企業と比較されることが多いですが、ベンチャー企業は既存のサービスや技術を扱う新興企業を指します。どちらも創業から間もない若い企業ですが、革新性の有無が大きな違いと言えます。
どんな職種の募集がある?
スタートアップインターンの募集が多い職種は、営業、マーケティング、エンジニア、事務などです。多くはありませんが、デザイナー、コンサルタント、企画職の募集もあります。
インターンシップは学生が対象なので、未経験OKの募集がほとんどです。興味のある仕事があれば、積極的にチャレンジしてみるといいでしょう。
大手企業のインターンとの違い
①期間
大手のインターンは1dayや1週間前後の短期のものがメインです。一方、スタートアップのインターンは1ヶ月以上にわたる長期のものがほとんどです。
②目的と内容
大手のインターンは企業理解を深めてもらうことを目的としているため、内容は企業説明や講義といった座学や職場見学、簡単なグループワークが中心です。それに対し、スタートアップ企業は会社の戦力となってもらうためにインターンを募集していることが多いため、社員と共に実際の業務を行うことになります。
③対象
大手のインターンは主に就職活動前の大学3年生を対象としており、卒業予定年度によって制限を設けています。しかし、スタートアップのインターンは学年に制限がなく、大学1・2年生でも参加できるもの多いです。
④給料
大手のインターンは1dayや短期で実務を伴わないため、ほとんど無給です。一方、スタートアップのインターンは社員と同じ仕事を任されるので多くの場合給料が支払われます。
スタートアップのインターンに参加するメリット
①実務が体験できる
スタートアップのインターンでは、実際の業務を体験することができます。自分が志望する職種をインターンで体験することで就職する前にスキルを身につけたり、職種に対する理解を深めることができます。
就職後に、「志望していた職種に就くことができたけれど、イメージと違った」と感じる人は少なくありません。インターンで実際の仕事内容を経験することで、就職後にギャップを感じることの防止にもつながります。
②経営者との距離が近い
大手のインターンではインターンに参加する学生が社長などの経営トップと直接関わる機会はなかなかありません。しかし、スタートアップは設立されてからの期間が短く、社員が少ないため、経営者と近い距離で働くことができるのが大きな特徴です。
特に将来起業することを考えている学生は、日頃から経営者に話を聞いたり、仕事を近くで見て早いうちから経営について学んでおくことをおすすめします。特に起業を考えていない学生も、経営者の仕事を間近で見ることで、会社がどのように運営されるのか、自分がどんな仕事をすれば会社のためになるのかを考える良い機会になります。
③大きな仕事を任せてもらえる
スタートアップではインターン生も社員と同じ仕事を行うため、企画やマーケティングといった会社の成長に関わる裁量の大きい仕事を任されることもあります。仕事を通じて企業に対する理解を深めることができたり、自分が会社に貢献しているという実感が仕事に対するモチベーションにもつながります。
④成長を実感できる
スタートアップは設立されてからの日が浅く、成長スピードの早い企業が多いです。スタートアップで働く中で、事業が成功する過程、ひいては企業自体の成長を見ることができます。事業に自分も関わる中で、自分自身の成長にもつながり、やりがいを感じることができます。
⑤就活の際のアピールポイントになる
スタートアップのインターンで身につけた実務経験は就活の際にアピールできます。営業やライティングといった仕事のスキルだけでなく、ビジネスマナーなどの社会人として必要なスキルは就職後も活かせるので、就活では大きな強みになります。
スタートアップのインターンのデメリット
①責任が重い
スタートアップは社員の人数が少ないため、一人ひとりにかかる責任が重く、インターン生でも重要な業務を任されることがあります。社員と同じ業務を行う以上、学生であって自分が任された業務に責任感を持たなければ自分のミスが会社全体に影響することにもなりかねません。
②教育体制が整っていない
スタートアップは設立されてからの期間が短く、少人数であるため、多くの場合教育制度が整っていません。入社してすぐに現場で働くことになるため、分からないことは遠慮せずに他の社員に聞き、主体的に動くことが重要です。
③やりたい仕事以外も任される
スタートアップでは自分のやりたい仕事以外にも自分の専門外の仕事や雑用も自分たちで行わなければなりません。自分のやりたい仕事が明確な人はギャップを感じてしまう可能性がありますが、自分のやりたくない仕事や苦手な仕事が分かると、就活の際の職種選びにも役立ちます。
④学業との両立が難しい
スタートアップのインターンは実務が伴うことが多いため、大手企業の1dayインターンより、1日の拘束時間や期間が長いです。会社で働くことになると基本的に平日の日中にシフトが入るため大学の授業やサークル活動、アルバイトとの両立がきついと感じることになるかもしれません。
スタートアップインターンで失敗しないために
無理せず継続できるインターンを選ぶ
スタートアップの長期インターンの場合、「1日〇時間以上、1週間に〇日以上」と条件が設定されています。学校や部活のスケジュールも考慮に入れて、無理なく続けられる条件のインターンを選びましょう。
テスト期間中や就活中など、忙しくなる時期があるようなら事前に伝えておくのがいいでしょう。インターン生を受け入れ慣れている企業なら、テスト期間中はシフトを減らすといったスケジュール調整に応じてくれることが多いです。
目的を明確にする
たくさんあるインターン募集の中から、自分に合ったインターンを見つけるのは大変です。インターン選びを効率的に行うためにも、インターンに参加する目的を明確にしておきましょう。
「プログラミングのスキルを身につけたい」「業務への適性を見極めめたい」など目的が定まっていると、探すのもラクですし、インターン選びで失敗することが少なくなります。
疑問点は解消しておく
わからないこと、疑問に思うこと、不安な点などは、必ず確認しておきましょう。仕事を始めてから、「思っていたのと違う」「失敗した」と思っても、長期インターンとして採用されたら突然辞めることはできません。
勤務条件や仕事内容については、面接前のメールのやりとりや面接の場でしっかり確認することが大切です。
スタートアップインターンの探し方
インターン専門のサービスで探す
インターンを探すなら、まずはインターンシップに特化したサービスを利用するのがいいでしょう。業界や勤務地など、条件別にインターンの募集情報を見ることも可能です。効率的に自分に合ったインターンを探したいという方におすすめの探し方です。
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大学で探す
大学を通してインターン生を募集する企業もあります。就職課やキャリアセンターなど、就職のサポートをしてくれる窓口があれば相談してみるのがいいでしょう。
大学と提携している企業のインターンシップは、単位として認められることがあります。まずはインターンシップの紹介や単位認定について、大学のサイトで調べてみましょう。
企業の公式サイトで探す
興味のあるスタートアップ企業があれば、企業の公式ホームページをチェックしてみてください。新卒採用やリクルートのページに、インターン募集について記載されていることが多いです。
ホームページにインターン募集の記載がなくても募集はしていることがあるので、企業のメールアドレスや電話番号がわかれば問い褪せてみるといいでしょう。
【まとめ】スタートアップインターンで実務経験を積もう!
スタートアップでのインターンでは、会社の一員として社員と同じ仕事を任されるため、仕事に対する理解が深まり、社会人としてのスキルを身につけることができます。スタートアップでは自分の仕事が会社の成長につながっていると実感する機会を得られることもあるので、やりがいを感じやすいというメリットもあります。
将来やりたいことが見つからないという方や、実務経験を積んでスキルを身につけたいという方は、スタ
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