病院のインターンって何するの?お礼メールの書き方も

病院への就職を考えているものの、何から始めるべきかわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?就活のスタートとして、まずはインターンに参加してみることをおすすめします。

ここでは病院でのインターンの特徴やよくある内容、インターン参加後のお礼メールの書き方などご紹介します。

病院見学会・説明会、医療関係のインターンとは。
目次

一般企業とは違う医療法人の就活

規模によって時期が違う

いくつもの病院を運営している医療グループなのか、単体の病院なのか、また大学病院なのかなどにより就職活動も変わってきます。中には病院だけではなく保育園や高齢者施設などを運営しているところもあります。

就活が始まる時期は、企業と同じで大手⇒中小の順に進みますので、規模が大きな医療グループからスタートします。中規模、小規模の病院で働くことを希望する方も、まずは大規模の医療グループからはじめてみるといいかもしれません。

大規模の病院と中規模・小規模の病院を比較して、どちらで働きたいかじっくりと考えてみてください。働き方はもちろん、給与や福利厚生も違うことがありますので、細かく調べておくことをおすすめします。

グループ採用か病院ごとの採用か

大規模の医療グループは、グループとして一括採用をして、その後それぞれの病院へ配属するという方法を採っています。どの病院での勤務になるのかは配属されるまでわからない場合もあります。

大学病院に関しては、大学の勤務になるか病院の勤務かも配属されるまでわからないこともあります。通える範囲で配属されるのかも含めて、この点に関しては確認が必要です。

職種によって採用方法が違うことも

病院の採用は、事務職以外にも医療従事者の採用もあります。他にも、小児病棟や院内保育で働く保育士、臨床心理師、精神保健福祉士や病院内の清掃を行う清掃員、病院食を作る調理師など様々な職種があります。

行きたいと思う病院はどんな職種を何人採用しているのか、まずは前年度の実績を確認しましょう。基本的には前年度と同じくらいの人数を採用するはずなので、希望している職種の募集が定期的にされていなかったり極端に少なければ、別の病院を検討した方がいい場合もあります。

病院でのインターンについて

インターンの特徴

病院でインターンシップを行っているところは、大きな規模のところが多く、中規模・小規模なところは、まだまだインターンシップを開催していないところもあります。

1DAYインターンや2日間くらいの短期インターンが主流なので、スケジュール調整もしやすいでしょう。複数の病院のインターンに参加して比較検討してみるのもおすすめです。

新型コロナウィルスの影響でオンラインでインターンシップを実施する病院も増えています。遠方からでの参加もしやすいので、忙しい方や交通費が気になる方はオンラインインターンで探してみるのもいいでしょう。

インターンの内容

病院でのインターンの内容は、病院の説明や病院内見学、質疑応答などが多いです。

病院内見学では、普段見られない検査室や事務室の内部などを見せてもらえたり、病院内の食堂を使わせてもらえることもあります。就活生が働くイメージを持ちやすくなるような内容になっています。病院は寮が併設されていることが多いため、寮の見学も同時にできたりします。

看護師さんについて実際の業務やカンファレンスを見学したり、直接質問できる機会が設けられているプログラムも多いです。

お礼メールの書き方

メール例文

病院でのインターンに参加したらお礼メールを書きましょう。ここではメールの例文をご紹介します。

件名:
【インターンシップ参加のお礼 〇〇看護学校3年〇〇(氏名)】


本文:
医療法人◯◯◯会 ◯◯病院
人事部 ◯◯様

〇月〇日のインターンシップに参加いたしました看護学校3年〇〇(氏名)と申します。

インターンシップ中にサポートいただいた皆様にはお忙しい中で貴重なお時間をさいていただき感謝しております。

具体的な業務内容について理解を深められ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

院内の施設見学ではとても暖かな雰囲気に触れ、貴院で働きたいという気持ちがさらに強くなりました。

取り急ぎ、参加のお礼を申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

(メール署名)

感想は具体的に書く

件名にはメールの内容と学校名と氏名を記載し、本文はなるべく簡潔にまとめましょう。

担当者の名前がわからない場合は、「インターンシップご担当者様」としても構いません。

感想はできるだけ具体的に書くようにします。ありきたりな文章では読んだ人の印象に残らないので、感じたことをしっかりと自分の言葉で表現することが大切です。

誤字脱字がないか、しっかり見直してから送信しましょう。

病院ならではの就職活動

OBOG訪問

病院は歴史があるところも多く、大学とのつながりが強いところもあります。毎年同じ大学から新卒を採用しているという病院もあります。つまり、あなたか通っている大学から病院に就職している先輩がいれば、あなたが採用される可能性も高いということです。

大学によってシステムは違うのですが、OBOGを紹介してもらえば、訪問をしたり、質問に答えてもらえたりもできるでしょう。就職活動解禁前でも、そういった動きができる場合もあります。大学の就職課やキャリアセンターなどで相談してみてください。

病院の理念を理解しておく

病院は高い志に基づいて創設されたところが多く、理念を非常に大切にします。インターンや実際の選考に行く際は、必ず病院の理念を理解しておきましょう。

自分の価値観や考え方とその病院の理念の共通点をみつけてきます。同じ価値観であることをアピールできれば好印象となるでしょう。

地域や企業との連携をリサーチする

病院は近年、周辺地域や企業、大学等と連携を強めており、そういった連携を強みとしているところも多くあります。インターンに参加するまでに、どんな連携をしているか調べみてください。

そういったことを志望動機に盛り込み、病院の強みとして話せれば、よく調べて応募したことが伝わります。病院のホームページや説明会などを通して情報を入手しましょう。

病院ボランティアに参加する

インターンシップが行われていない場合でも、院内ボランティアを募集している場合があります。内容は、病院内のご案内、お年寄りの傾聴ボランティア、こどもたちのお世話をするボランティアなどさまざまです。

ボランティアは、地域の社会福祉協議会などで探すことができます。大学1年生、2年生からでも参加できるものも多くあるので、興味がある方は積極的に参加してみましょう。

まとめ

医療法人は企業と違い、経営が第一というよりも理念に基づき患者様に必要な医療を提供することが求められます。そういった心構えを持っているかどうかを見られることもありますので、インターンなどを通じて企業とは異なる感覚や病院の特徴をつかみましょう。

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【業界研究】お菓子メーカーの現状・仕事内容・就活対策を徹底解説!
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お菓子メーカーはメーカーのなかでも「お菓子」という身近にある製品を取り扱っていて、就職先として考えている人も多いのではないでしょうか。 ではお菓子メーカーではどんな仕事があるのでしょうか。また就活ではどんな対策をすればいいのでしょうか。ここではお菓子メーカーについてや有名お菓子メーカーの概要、就活対策などについて解説します。 お菓子メーカーについて お菓子メーカーとは お菓子メーカーはお菓子を製造する企業のことで製造業の1つです。食品メーカーの企業は毎年学生に人気の職業で、特にお菓子メーカーは「お菓子が好き」などの理由から多くの学生が志望しています。 江崎グリコ、カルビー、森永製菓、明治、ロッテなどのお菓子メーカーが有名ですねす。不二家やブルボンも有名なお菓子メーカーです。   お菓子メーカーの現状 お菓子業界は少子高齢化の影響を受けているのか、日本国内の売り上げは横ばい状態が続いています。その影響もあってか大手メーカーを中心に海外事業に力を入れています。 近年ではコンビニエンスストアやスーパーはPB商品(プライベートブランド商品)の拡大に力を入れていて、メーカーとの競争が激しくなっています。 お菓子メーカーの仕事内容 次にお菓子メーカーではどのような仕事があるのか具体的に紹介していきます。食品メーカーの就職では商品開発などの仕事から理系の学生に有利なのではないかとイメージをもっている人もいるかもしれません。しかしメーカーの仕事は商品開発だけではなく、営業や企画・マーケティングなど文理を問わない職種もあります。 営業・販売 営業職は自社の商品を取り扱ってもらえるように小売店などの法人顧客への営業などの仕事があります。 販売職は小売店などの店舗で自社の商品を直接消費者に提供し販売する仕事です。 海外事業に力を入れていて、海外の企業とやり取りが多い企業の営業職では語学力などのスキルも必要になってくると思います。 開発 マーケティングや企画の部門と連携し、顧客のニーズに合わせた新しい商品を実際に作り開発する仕事です。 商品開発などの技術職は選考の際に理系の学生のみを応募対象としている場合もあります。   企画、マーケティング 市場の分析を行い、分析結果に基づいて新しい商品の企画や、既にある商品のリニューアルなどを提案する仕事です。商品そのものの企画だけでなく、どのように自社の商品を流通させるのか販売戦略についても提案を行います。 お菓子メーカーの有名企業を紹介 日本国内で有名なお菓子メーカーにはどんな企業があるのでしょうか?それぞれの企業の概要を簡単に紹介します。 江崎グリコ株式会社 江崎グリコは1921年創業の老舗お菓子メーカーで、本社は大阪にあります。道頓堀にあるグリコの看板は有名で、記念写真を撮影する人も多いですね。 ポッキー、プリッツ、ビスコ、プッチンプリン、アモーンドグリコ(キャラメル)など、超ロングセラー商品が多数あります。お菓子だけでなく、ドリンクやレトルト食品も製造しています。 カルビー株式会社 カルビーの主力商品は、スナック菓子です。シリアル製品も製造しており、高いシェアを誇っています。 カルビーといえば、「ポテトチップス」を思い浮かべる人も多いでしょう。「じゃがりこ」や「かっぱえびせん」もロングセラーとなっている人気商品です。シリアルでは、「フルグラ」が人気です。 森永製菓株式会社 森永製菓は1899年の創業で、100以上続いている老舗のお菓子メーカーです。同一敷地内に本社がある森永乳業とは兄弟会社の関係で、モリナガグループを形成しています。 「チョコボール」「ダース」「小枝」「ミルクキャラメル」「ハイチュウ」など、ロングセラー商品が多数あります。 明治ホールディングス 明治ホールディングスは、株式会社 明治、Meiji Seika ファルマ株式会社、KMバイオロジクス株式会社を傘下に持つ持ち株会社です。 お菓子や食品、医薬品、医療用ワクチンなど幅広く手がけています。海外進出にも積極的で、海外拠点も多数あります。 お菓子では「ミルクチョコレート」やアーモンド入りのチョコレート「ALMOND」「チョコレート効果」などが有名ですね。 株式会社ブルボン ブルボンは1924年に創業された歴史のあるお菓子メーカーで、本社は新潟県にあります。お菓子だけでなく、飲料や食品も開発しています。 「ルマンド」「バームロール」などの超ロングセラー商品や、「アルフォート」などビスケット系の人気商品が多いです。 就活対策 この章では食品メーカーに就職したいと思った時、どのような就活対策が必要か紹介します。技術職などの専門職でない限り「何故その企業に入りたいのか」という志望動機が重要になってきます。良い志望動機を作るには自己分析やその企業の事や業界について詳しく知るために企業研究、業界研究などが必要です。 自己分析 具体的な志望動機をつくるためには「何故その企業に就職したいのか」、「この企業でどのようなことがしたいのか」などの動機をはっきりさせる必要があります。 何故そう思ったのか今までの自分の経験に基づいて論理的に説明できるようにしっかり自己分析をして準備をしておくことが重要です。また自己分析は明確な正答があるわけではなく、時間もかかります。なるべく早めに取り組むようにしたほうがいいでしょう。 業界・企業研究 業界や企業分析は自分が働きたいと思える業界なのか、やりたい仕事はあるのかなど志望動機と絡めて理解を深めることが重要です。同じ業界の競合他社を比較し、企業ごとの強みや社風などの特徴をまとめると更に理解が深まります。 OB・OG訪問などで実際に働いている社員の人に話を聞くことも有効な方法です。また志望する企業の関連企業の情報や、今後どのような事業に取り組んでいくのかなどできるだけ多くの情報を収集し業界・企業研究に役立てましょう。 インターン インターンシップは実際の企業の雰囲気を見ることができたり、社員の人と直接話すことができる機会です。インターンシップに参加することで業界・企業研究が一度に行えてとても効率的です。 大手企業のインターンは学生の応募数が多く参加するのが難しい場合もあるので、競合他社など複数の企業のインターンに申し込むと確実に参加できると思います。 最後に お菓子メーカーに就職する上で重視されるのは専門職でない場合、そのメーカー企業で働きたいという志望動機です。「お菓子が好き」という理由だけでは他の学生と差がつきません。何故お菓子メーカーで働きたいのか、自分がその企業でどんなことがやりたいのかなど具体的な将来のビジョンが語れるといいです。 明確な志望動機をつくるためには志望する業界や企業について理解を深める必要があります。特にインターンシップは企業の雰囲気や、働いている社員の人の働き方に関して直接知ることのできる機会です。是非積極的にインターンシップに参加してみてください。 ...

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銀行のインターンって何するの?時期や選考、業務内容について
銀行のインターンって何するの?時期や選考、業務内容について

銀行は働き方や給与の安定性、そして社会からの信頼性から就活生に高い人気を誇っており、インターンにも多くの就活生から応募があります。しかし、実際にどのような内容で行われているかは知られていないことも。 そこで今回は、銀行のインターンの開催時期や体験できる業務内容をご紹介します。また、銀行インターンの選考の流れもご紹介しますので、ぜひご覧ください。 銀行とは? 銀行で行われる業務の内、「預金業務」「融資業務」「為替業務」の3つは三大業務と呼ばれています。三大業務のそれぞれの内容は次の通りです。 ・預金業務:個人や法人といった顧客から預かった資金(預金)を管理する業務です。 ・融資業務:預金業務で預かった資金を個人や企業に貸し出し、その利息から利益を得る業務です。 ・為替業務:顧客からの依頼を受けて、振込や送金を行う業務です。特に外国通貨や債券を売買して利益をあげる外国為替業務は多くの就活生が憧れる人気の仕事となっています。 その他、個人の資産の形成・運用に対するアドバイスを行う「リテール業務」などもあります。 銀行のインターン開催時期とは? 銀行のインターンは、夏休みや冬休みなどの長期休みに1~5日程度で開催される傾向が見られます。 1DAYインターンでは企業や各業務についての理解を深めるためのワークショップが実施されることが多いようです。 また、数日間にわたるインターンの場合には、社内見学に加え、実際の業務に触れたり、グループワーク形式で業務を体験したりと、働く自分の姿をより具体的にイメージできる内容となっています。 銀行のインターンで体験できる業務内容とは? 法人営業 「法人営業」とは、企業や団体といった法人の顧客を対象に、ニーズに合わせた金融商品やサービスを提供することで事業を支える仕事です。融資の提案や事業承継やM&Aのサポートなどを行います。 銀行のインターンでは社員を相手とした法人営業を体験するケースが多いですが、みずほ銀行では実際に経営者として活躍している人への提案を行い、よりリアルに法人営業を体感することが可能です。 クオンツ業務 「クオンツ」は金融工学の専門的な知識を使って、市場の動向を分析・予測し、その結果をもとに投資の戦略立案や新たな金融商品の企画・開発を行うのが仕事です。 銀行のインターンでは、開発業務や実装業務を体験できるプログラムが用意されています。数学・物理学の知識や論理的思考力に自信があり、クオンツに興味がある人はぜひ参加しておきたいインターンとなっております。 システム関連業務 銀行業務を管理するシステム、ネットバンキングや電子マネーなど、銀行に関する様々なシステムの開発・構築・運用を行うのが「システム業務」を担当する人たちです。 銀行のインターンでは、銀行システムの開発や上流工程をグループワーク形式で体験した上で、プレゼンテーションを行い、社員からフィードバックをもらうことができます。 銀行のインターン選考の流れ エントリーシート提出 銀行のインターン選考では、「エントリーシート」の提出が必要です。 エントリーシートでは「インターンに応募した理由」や「学生生活で頑張ったこと」などの質問がよく問われます。 また、インターンに応募した理由では「銀行に興味をもったきっかけ」かつ「この銀行を選んだ理由」の両方を含めて、「この銀行だからこそインターンに参加したい」という熱意を伝えることが大切です。 Webテスト 応募者から優秀な人材を選びだすために、多くの銀行は「Webテスト」の成績によって足切りを行います。つまり、高い意欲を持っていてもテストの成績が悪ければ、それ以降の選考には参加できないのです。 インターン選考のWebテストでは「玉手箱」や、それに類似したテストが用いられるケースが多く見られます。「Webテストなんて簡単」という言葉に惑わされず、志望する銀行の出題傾向を事前に調べ、早めの対策を始めましょう。 面接・グループディスカッション 書類選考を通過すると、「面接」や「グループディスカッション」による選考が実施されます。 インターンの時点では面接やグループディスカッションに不慣れで、いざ選考の場に出ると緊張で頭が真っ白になる就活生も少なくありません。大学のキャリアセンターが提供する模擬面接やグループディスカッション対策講座を活用し、経験を積み重ねておくことで、選考本番でも緊張しすぎずに対応できるようになります。 また、面接やグループディスカッションでは他者に与える印象も大切です。髪型・服装・言葉遣い・ビジネスマナー・ふるまいをしっかりチェックしておきましょう。 最後に 銀行のインターンでは、「法人業務」「クオンツ業務」「システム関連業務」などの体験を通じて、「銀行で働くとはどういうことか」についてのイメージを具体的にしてくれます。 銀行インターンの選考を勝ち抜くのは簡単ではありませんが、銀行のインターンに参加できれば、リクルーターがつき、本選考を有利に進められることもあります。 「絶対に銀行で働きたい」と考えている方は、ぜひチャレンジしてみてください。 ...

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メーカー業界の就職活動~大学生のための業界研究〜
メーカー業界の就職活動~大学生のための業界研究〜

メーカー業界は、昔から学生の就職先として人気があります。自分の会社がつくった製品が、世の中を便利にしたり、人を喜ばせたり出来たら良いと考えている方は多いでしょう。 人気の高いメーカーへの就職を目指すなら、まずは業界研究をしっかりとすることです。業界への理解を深めてライバルに差をつけましょう。 業界にどんな企業があるか、どんな仕事内容があるか、そしてメーカーの就職活動の傾向と対策についてまとめましたので、ぜひ業界研究に役立ててください。 メーカーとは?どんな企業がある? 私たちの身のまわりにはたくさんのモノが溢れています。スマートフォンや服から加工食品までさまざまです。メーカーはこれらのモノを生産している企業で、製造業と呼ばれることもあります。 メーカーの種類 生産している製品によって以下のような分類をすることができます。 ・医薬品メーカー ・化学メーカー ・自動車メーカー ・鉄鋼メーカー ・精密機械メーカー ・食品メーカー ・アパレルメーカー ・住宅メーカー ・電子機器メーカー ・繊維メーカー ・インテリアメーカー ・文具メーカー 種類や認知度はさまざま メーカーが製造しているものは、私たちが消費者としてお金を出して購入するものだけではありません。例えばある製品を作る機械を製造しているメーカーも存在しています。そのような商品を製造している企業は、日常生活のなかで触れることがないため、一般の人にはあまり認知されていません。 しかし認知度の低いメーカー企業であっても、世界シェアを競うほどの企業も少なくありません。日本はモノづくりの国と言われるように、グローバルに活躍している企業や、高度な技術力を誇る町工場が多くあります。しっかり調べれば、自分が知らないような商品を知る良いきっかけにもなるでしょう。 メーカー業界にはどんな職種がある? メーカー業界には様々な職種があります。大きく分けて、製品をつくる職種と宣伝・販売する職種、また企業に勤める人を管理する職種もあります。商品をつくる職種は基本的に理系出身者が占めることが多く、その他は文系出身者が多い傾向があります。 製品を売る仕事 製品を売るためには、自社の製品をよく知り自信を持たなければいけません。自社製品だけでなく、他社製品についても詳しくなければならない場合もあります。 ・営業 顧客企業や消費者が必要としている製品を販売します。商社や問屋などに営業をすることもあれば、消費者と企業を結ぶ小売り業界に向けた営業もあります。営業をするにあたり、自社の製品について詳しく知っておく必要があり、入社後に専門的な勉強が必要になることもあります。 ・広報 自社のブランド戦略を考えたり、プレスリリースやメディアからの取材を担当する仕事です。どれだけ素晴らしい製品を製造していても、製品や企業のことが知られていなければなかなか売上には繋がりません。自社製品の情報を消費者に伝える大切な仕事だといえます。 製品をつくる仕事 製品を作るとはいえ、それにもたくさんの仕事があります。製品のデザインを決めたり、設計をしたり、どのような部品を使うか、材質はどうするかを決めなくてはいけません。場合によっては安全性のテストなど、国家基準をクリアしなければならない商品もあります。 ・研究開発 製品を作るために必要となる技術を研究します。大学や大学院ですでに研究していた分野における、技術開発・基礎研究に携わることが一般的です。 ・商品企画 ニーズ調査やサービス利用者の声などをもとに、新製品や既存の製品の改良の方向性を考える仕事になります。 ・資材調達 製品を作るために必要な素材や材料を、国内外から買い付ける仕事です。限られた予算のなかで質の高い材料を世界中から探すことが求められます。 ・製造 工場で製品を作るときに実際に生産ラインで手を動かす仕事です。 ・生産管理 製品の質を担保しつつ決められた製造量を作るためにスケジュールを立て、生産ラインを管理する仕事になります。 企業に勤める人を管理する仕事 メーカー企業にも、人を管理する仕事はあります。人事や経理、総務といったものです。 メーカーではさまざまな職業がありますが、必ずしも自分の志望する仕事ができるとは限りません。また配属が決まると数年間は同じ事業部で働くことが多く、入社前のイメージとは違う仕事をすることになることも。配属先がどのように決まるのかなども調べるようにしましょう。 メーカー業界の特徴、社風 穏やかなイメージ メーカーにも多種多様な企業がありますので一概には言えませんが、一般的に金融業界や商社などと比べて「休日が多い」「社内の出世競争がそれほど激しくなく穏やか」というイメージを持たれていることが多いようです。これは企業によってはあたっているでしょうし、もちろんそうでない企業もあるでしょう。 社風は、その会社によって様々です。また、部署ごとに違う場合もあります。そのため、詳しく知りたい企業があったら実際にそこで働いている方に話を聞くことがおすすめです。それによって、会社の文化や雰囲気が見えてくるでしょう。 技術系は高い専門知識が必要 技術系の職に携わるなら、ある程度の知識を必要とされる場合もあります。そのため、業界研究をしっかりと行い、果たして自分にできる仕事かどうか、もし今の段階でできないのなら勉強したらできそうなのか、調べておく必要があるでしょう。 メーカー業界のメリット・デメリット メーカーに就職するメリット メーカーに就職するメリットとしては、次のようなものがあります。 ・給与の水準が高い ・休みがとりやすく、ワークライフバランスを重視できる ・業績が安定している メーカー業界は、全体として給与水準も高く、休みを取ることができる業界です。突然に大量の受注がなければ日々の業務も計画を立てやすく、ワークライフバランスを大切にした生活ができます。 電子製品や医療機器などメーカーが手掛けている製品の多くは現在の生活にかかせないものになっています。国内に限らず市場が広がっており、業績が急激に落ち込みにくく比較的安定しています。 メーカーに就職するデメリット モノづくりに対して興味を持てない場合には、仕事に対しても前向きに感じられないことはありますが、メーカーに就職するデメリットは多くありません。 強いてあげるとすれば、メーカーに就職するデメリットは、AIの普及や自動化の流れの中でメーカーでの仕事が変化していくことです。モノづくりが不要になることは考えにくいですが、社内での役割や仕事内容が変わっていく可能性はあります。 今後は各企業ごとの特色がより明確になると考えられます。就職を考えるときには、各企業が今後力を入れようとしていることも踏まえて検討すると企業とのミスマッチを防ぐことができます。 メーカー業界の就職活動の傾向と対策 メーカーは、就活生に人気の高い就職先です。特に有名な企業ならば志望者も多いでしょう。そのため、しっかりと業界研究を行い、他の志望者と差をつけることが必要です。 説得力のある志望理由を 特に志望動機は最も大切になります。「何となく」や「有名だから」といった理由では、差をつけることができません。業界研究をしっかりと行い、その企業の強みを明らかにしましょう。そしてその企業の強みを盛り込んだ志望理由を述べられれば、他の志望者と差をつけることができるでしょう。 ライバル企業の研究も メーカーは、競合が多い業界です。そのため、志望する企業だけでなく他の企業の良いところなども調べておく必要があります。それによって、他との比較もできるので、発言に説得力が生まれるでしょう。 OB・OG訪問 出来ることならば、実際にそこで働いていたり働いた経験のある方から話を聞いてみることです。意外な実態が分かることもあります。 大学の就職課や教授に相談をしてみれば、志望業界や志望企業で働いているOB・OGを紹介してくれるでしょう。 インターンシップに参加する インターネットなどで、業界や企業についてある程度調べることは可能です。しかし企業を知るには、実際にその企業で働いてみるのが一番です。大学生には、インターンシップという、企業を知る絶好のチャンスが用意されていますよね。 インターンとして企業で就業体験をすることで、社内の雰囲気や文化を肌で感じることができます。実際の仕事にかかわることもできるので、やりたい仕事や職種も明確になるでしょう。 インターンシップに参加すると企業や仕事への理解が深まるので、志望理由の説得力も高まります。短期のインターンや夏休み冬休みだけのインターンなどもあるので、ぜひ参加してみましょう。 まとめ メーカーに就職を考えているのなら、業界研究はとても大事です。業界研究を行う際、自分の志望する会社だけでなく、同業他社も調べてみましょう。そこで、その会社の強みが分かるようになります。 就職活動は大変ですが、メーカーで働くことはとてもやりがいを感じるという方が多いようです。自分が携わった商品を多くの人が使ってくれているところを見ると、特にやりがいを感じるといいます。 自分の働きたい企業を見つけられるよう、しっかりと業界研究を行っておきましょう...

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「インターンシップは大学3年生が就活のために行くもの」と考えていませんか? 確かに日本の大学生の多くは、大学3年生(あるいは修士1年生)になって周りが「就職活動」を意識する雰囲気になってきてからインターンシップへの参加を考え始めているようです。 しかし、インターンシップガイド運営事務局は大学1・2年生にもインターンシップへの参加をおすすめしたいと考えています。 今回は大学1・2年生がインターンに参加するメリットや、参加するための準備などについて解説していきます。 インターンシップについて知ろう インターンシップとは インターンシップとは、学生が就職する前に一定の期間はたらく就業体験のことです。日本では、就活のためにするものというイメージが強いですが、必ずしも就活のためにするということではありません。 短期インターンやセミナー型と呼ばれるものもあります。こちらは企業説明会に近く上記のイメージには当てはまらないかもしれません。 1年生・2年生から参加する場合には、短期インターンではなくて、長期インターン・有給インターンと呼ばれる長期間に渡って参加するタイプにするとよいでしょう。 短期インターンは無給なことが多いですが、長期インターンは有給なことがほとんどです。 アルバイトと長期インターンの違い アルバイトも長期インターンのどちらもお金を稼ぐという点では変わりませんが、目的が少し異なります。 アルバイトの場合、雇用する側は人手を求めており、働く人はお金を求めています。そのため時間とお金を交換している感覚が比較的強くなります。 長期インターンでは、企業側は優秀な学生と知り合いたいという目的もありますが、基本的に学生の成長を応援しています。学生としてもスキルアップを期待して参加することが多いです。 「お金を稼ぐこと」に重きが置かれているのか、「スキルアップ」に重きが置かれているのかという点で異なります。 大学1年生・2年生がインターンに参加するメリット 仕事を本格的に経験して知ることができ、就職先選びのミスマッチを防ぐ 学生にとって、社会人の仕事がどのようなものなのかをイメージすることは簡単ではありません。 多くの大学生は3年生になって就職先を選び始める段階で初めて、企業の説明会や口コミ、インターネットなどで情報収集をして卒業後の仕事について知ろうとします。 しかし、それでは自分に合った就職先を考える期間が十分にありません。 また、説明会や口コミ、インターネットなどから得られる情報だけでは、仕事への理解度に限界があります。説明会やOB訪問でしっかり企業研究をして就職したのにもかかわらず、いざ働き始めてみるとやはり仕事が自分に合っていないと気付くという方は多くいます。 インターンシップに参加すれば、説明会に参加するだけとは違って仕事を実際に体験することになるので、その仕事が自分に合っているかどうかをきちんと判断することができます。 説明会で「営業」「企画」「エンジニア」など様々な職種の説明を受けただけという人と、インターンシップで実際にそれらの仕事を体験した人では、仕事内容や自分自身の適性に対する理解度が大きく変わりますよね。 インターンシップの経験があると就活の選考で有利になる 長期インターンシップでは実務を経験するので、ビジネススキルやビジネスマナーを身につけることができます。 また、インターンシップ先の企業からも入社のオファーがもらえることがあるだけでなく、インターンシップで会社に貢献した経験は就職活動で他の企業の面接を受ける際にもアピールになります。 よく大学3年生が参加する「短期インターンシップ」だとシミュレーションが主なので実際の仕事を経験するわけではなく、他の企業の面接でアピールできるような会社に貢献した経験は作りにくいのですが、長期のインターンシップならそれが可能になります。 大学3年生になる前から就活で役立つようなビジネススキル、ビジネスマナーを磨いて実務で活躍したという経験を持っていれば、同学年の中でかなりリードすることができるといえます。 高度な知識やスキルを活かした仕事ができ、より充実した学生生活になる 大学生の多くは、大学で学んでいる分野や将来就いてみたいと思う職業とほとんど関係のないアルバイトをしています。接客、塾講師、軽作業など…。 もちろんそのようなアルバイトでも得られることはたくさんありますが、大学で学んでいることや将来就いてみたい職業に大きく関連するような仕事を大学生のうちから体験できる「インターンシップ」があるということを、もっと学生に知ってほしいと思います。 学生がインターンシップで体験できる職種は、営業、エンジニア、企画、マーケティング、事務、広報など様々で、インターンシップガイドを用いて自分に合ったインターンを探すことができます。 様々な業種、様々な職種でインターンシップの募集があるので、あなたが経験してみたいと思うような仕事もきっと見つかるでしょう。就職活動のためだけでなく、充実した大学生活を送るためにインターンシップに参加してみてはどうでしょうか? 時間に余裕があるのでさまざまな経験が積める もしインターンシップを始めて合わない仕事だと感じたら、辞めて次を探せば良いのです。そうやって試行錯誤するためにも、時間に余裕がある大学1年生・2年生のうちから始めるのがベストですね。 1日や数日の短期インターンや、夏休み中だけのサマーインターンなどもあります。「まだ将来何をしたいか決まっていない」という人は、なるべくたくさんの企業や職種のインターンを経験してみると、やりたい仕事や興味のある分野が見つかるかもしれません。 就職活動が始まってからだとたくさんのインターンを経験している時間的な余裕がなくなるので、インターンを始めるなら今がチャンスです。 インターンについての疑問や不安を解消しよう スキルも資格も何もないけどインターンに参加できる? できます。はじめから仕事に使えるスキルを持っている大学生などほとんどいません。 仕事をしながら新しいことを学んでいく姿勢さえあればスキルや資格は不問で募集しているインターンシップがたくさんありますので、インターンシップガイドを使って探してみましょう。 エントリーシートや面接といった選考があるインターンもありますが、はじめからスキルや資格を求められるインターンは少なく、仕事を通じていろいろなことを学んでいく意欲さえアピールできれば問題ありません。 どんな企業がインターンを募集してるの? 大学1年生・2年生のインターン生を募集しているのは、中小企業やベンチャーが多いです。大手企業で募集しているところはあまり多くありません。 募集している業界はさまざまですし、職種も幅広いです。事務や営業以外にも、エンジニアやクリエイティブ系職種の募集もあります。 「仕事内容が知りたい」「職場環境が見てみたい」など気になる業界や企業がある人は、インターンシップに参加してみるのが一番ですよ。 インターンでお給料はもらえるの? 有給か無給かは、企業やインターンプログラムによって違います。基本的には1日や数日の短期インターンは無給のことが多く、数週間以上の中期間・長期間のインターンは有給となるケースが多いです。 お金がもらえてアルバイトのかわりにもなるような長期のインターンシップに参加するなら、就活やゼミなどで時間が取りにくくなる前の一年生、二年生のときがおすすめです。 インターンと大学の勉強・サークルは両立できるの? スケジュールについては、学生の都合に合わせて調整してくれる企業がほとんどです。週に何日・何時間働けるかなど、面接の際に相談しておくと安心ですね。 夜遅くまで営業している企業や、土日に勤務できる企業などもあります。最近はリモート作業ができるインターン募集も増えているので、そうしたインターンを探してみるのもいいでしょう。 大学生活の過ごし方の選択肢にインターンシップを! 学業、部活、サークル活動、アルバイトなど、学生時代に打ち込みたいものはそれぞれたくさんあり、そのどれも素敵な経験になると思います。 そういった中の選択肢の1つとして「インターンシップ」があるということを、大学1年生のうちから多くの大学生にぜひ知っておいてもらえたらと願っています! インターンシップガイドには、大学1・2年生におすすめのインターンシップ情報を多数掲載しております!あなたにあったインターンシップを探してみましょう!...

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