インターンシップは学生のうちに職場体験ができる貴重な機会です。しかし、インターンシップで何が学べるのかを意識して参加しないと、何も得られないまま時間だけが過ぎてしまうこともあります。
そこで今回はインターンシップで学ぶべき内容を具体的にお話しするとともに、学ぶために必要な3ステップを解説します。
- ・インターンシップで学ぶべき内容
- ├社会人として働く意識
- ├実践的なビジネススキル
- ├業界や企業への理解
- └就活の本選考に向けた選考経験
- ・インターンシップで学ぶために必要な3ステップ
- ├①成長した自分の姿をイメージする
- ├②成長するため必要なことを明確にする
- └③達成すべき行動を考える
- ・まとめ
インターンシップで学ぶべき内容
インターンシップで学ぶべき内容は「社会人として働く意識」「実践的なビジネススキル」「業界や企業への理解」「本選考に向けた選考経験」の4つです。1つ1つ詳しく見ていきましょう。
社会人として働く意識
インターンシップで学ぶべき内容の1つ目は「社会人として働く意識」です。「バイト経験ならある」という方もいるかもしれませんが、バイトと社員とでは仕事への意識に差があります。
バイトは与えられた仕事をこなせばOKですし、バイトがミスをしたときは職場の社員が責任を取ります。しかし、社員は自分で考え行動しなければならず、万が一ミスをしたときも自分で責任を取らなければなりません。
インターン中は正社員として働くわけではありませんが、社会人として働く責任感や充実感を体験することが可能です。責任ある仕事を任されることで「バイトよりも充実感ややりがいを感じる」という声もあります。
実践的なビジネススキル
インターンシップで学ぶべき内容の2つ目は「実践的なビジネススキル」です。ビジネススキルには次の3つがあります。
テクニカルスキル:業務をこなすために必要となる技術的なスキルです。例えば、WordやExcelなどを使いこなせるPCスキルが挙げられます。 ヒューマンスキル:他者に対して適切に関わるためのスキルです。日常的なコミュニケーションだけでなく、リーダーシップやプレゼンテーションの能力なども含まれます。 コンセプチュアルスキル:問題解決に必要となるスキルです。情報収集力や論理的思考力、判断力などが問われます。
インターンシップでこれら3つのスキルを教わり、使ってみることでビジネススキルを向上させることができます。社員の方のスキルを間近に見られることも大きな学びとなります。
業界や企業への理解
インターンシップで学ぶべきことの3つ目は「業界や企業への理解」です。「業界や企業のことは本やインターネットで簡単に調べられる」と思うかもしれませんが、インターンシップでは社員から直接話を聞けますし、分からないことがあれば質問できます。
誰でも得られる表面的な情報ではなく、あなたが本当に必要とする情報を得られる貴重な機会なのです。インターンシップでは業界全体の説明や、業界の中での企業の立ち位置などをまとめて説明してくれるため、自分で情報収集するよりも効率的です。
就活の本選考に向けた選考経験
インターンシップで学ぶべきことの4つ目は「就活の本選考に向けた選考経験」です。企業によってはインターンシップに選考が設けられている場合があります。インターン選考で面接やグループディスカッションの練習を重ねておけば、本選考にも活かせます。
初めての環境は緊張が高まりやすいため、「模擬面接ではスラスラ答えられたのに本選考では頭が真っ白になった」という人も少なくありません。インターンシップで選考経験を重ねておけば、本選考で失敗するリスクを減らせます。
インターンシップで学ぶために必要な3ステップ
ここからはインターンシップで着実に学ぶために必要な3ステップをご紹介します。
①成長した自分の姿をイメージする
インターンシップで学ぶためには「インターン後に成長した自分の姿を具体的にイメージする」ことが大切です。
ダイエットでも「できるだけ痩せたい」という漠然とした目標を掲げているだけでは、何から始めればいいか分からず行動できませんし、「今日はいいや」と気分で挫折してしまいます。しかし、「2ヶ月でこのスキニーが入るように痩せる」という具体的な目標があれば、その目標から逆算して「ウエストと太ももは何センチ痩せればいいんだろう?」「脚痩せする運動は?」など具体的な行動を見つけ出すことができますし、モチベーションも維持できます。
インターンで「なりたい自分」を具体的に考えてみましょう。なりたい自分のモデルになるような人が身近にいれば、その人を目標にしても構いません。ドラマやアニメ、歴史上の人物などを参考にしても良いでしょう。
②成長するため必要なことを明確にする
インターンシップで成長した自分をイメージできたら、そのために必要な要素を挙げていきましょう。例えば、「正しいビジネスマナーを使いこなせる自分」が目標だとすれば、「敬語表現が使える」「ビジネスメールの対応ができる」「電話対応ができる」などが挙げられます。
③達成すべき行動を考える
最後にインターンシップで成長するために達成すべき行動を考えていきます。達成すべき行動はできるだけ具体的な形にしていきます。例えば、「正しいビジネスマナーを使いこなせる自分」になる要素を満たすためには以下のような行動がとれるでしょう。
・敬語表現が使える:インターンシップ後に敬語表現のフィードバックをもらう
・ビジネスメールの対応ができる:社員の方に質問のメールとお礼のメールを送る
・電話対応ができる:1日3回は電話を取って正しい言葉遣いで話す
達成すべき行動を具体的にするほど、行動までのハードルが下がります。「いつ」「どこで」「誰に」「何を」「どのように」をできるだけ含めて考えてみましょう。
まとめ
インターンシップで学ぶべき内容としては、次の4つがあります。
・社会人として働く意識
・実践的なビジネススキル
・業界や企業への理解
・就活の本選考に向けた選考経験
これらをインターンシップで学ぶための3ステップは以下のとおりです。
1.インターン後で成長した自分の姿を具体的にイメージする
2.成長した自分になるために必要なことを挙げる
3.成長するために達成すべき行動を考える
ぜひインターンシップを有効活用するために試してみてください。
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