インターンやOB・OG訪問に行く際に、時間を作ってくれた社員の方に感謝の気持ちを込めて手土産を用意した方が良いのか悩んでいる人もいるかもしれません。今回は、インターンやOB・OG訪問の際に手土産を持って行った方が良いのかをケース別に解説します。
- ・インターンやOB・OG訪問に手土産は必要?
- ・インターン/OB・OG訪問の手土産についてケース別に解説
- ├①1day・短期インターン
- ├②長期インターン
- ├③企業から斡旋されたOB・OG訪問
- └④自主的なOB・OG訪問
- ・インターン/OB・OG訪問用の手土産の選び方・渡し方
- ├①日持ちするお菓子がベスト
- ├②価格は1,000円程度
- └③インターンやOB・OG訪問の開始前に渡す
- ・インターン/OB・OG訪問では手土産よりも実際の振る舞いが重要
- ・【まとめ】インターンやOB・OG訪問には手土産は持っていかなくてもOK
インターンやOB・OG訪問に手土産は必要?
基本的に、インターンやOB・OG訪問に手土産は必要ありません。特に企業が採用活動の一環として行っているインターンやOB・OG訪問では、そもそも受け取ってはいけないということになっている場合もあります。
また、手土産を持っていくとなると、選び方や渡し方にも気を遣わなければなりません。選び方・渡し方を間違えるとかえってマイナスな印象になってしまうこともあるでしょう。
相手の捉え方によっては、手土産を賄賂のように感じてしまうこともあるため、特に短期のインターンや初対面でのOB・OG訪問では避けた方が賢明です。
ただし、長い間お世話になった長期インターン先や、以前からお世話になっている先輩にOB・OG訪問をする場合は、手土産を渡すと喜ばれることもあります。ケースに応じて用意すると良いでしょう。
インターン/OB・OG訪問の手土産についてケース別に解説
手土産の必要性は、関係性やケースによって変わってきます。ここからは、インターン/OB・OG訪問の手土産についてケース別に解説します。
①1day・短期インターン
1day・短期インターンの場合は、手土産を持っていく必要はありません。企業は、採用活動の一環としてインターンを開催しており、インターンには多くの参加者がいます。社員の方と深い関係になるわけではないので、手土産は不要です。
場合によっては、手土産を渡すことで優遇を受けようとしていると思われてしまう可能性があります。感謝の気持ちは言葉にして伝えましょう。
短期インターンについての詳しい記事はこちら
②長期インターン
長期インターンでも基本的に手土産は不要ですが、退社する時などお世話になった人たちに感謝を伝えたいという場合は用意しても良いでしょう。
長期インターン初日に手土産を持っていくと、かえって社員に気を遣わせてしまう場合があるので不要です。手土産を渡したいなら、インターンを辞める時に渡すのがベストです。
長期インターンについての詳しい記事はこちら
③企業から斡旋されたOB・OG訪問
企業から斡旋されたOB・OG訪問では、手土産を持っていく必要はありません。なぜなら、1day・短期インターンと同じく、企業が斡旋するOB・OG訪問は採用活動の一環として行っているのに加え、人によっては優遇を受けようとしていると感じてしまうからです。
わざわざ手土産を用意しなくても、OB・OG訪問前のやりとりや訪問中の態度、訪問後のお礼の連絡などを丁寧にしていれば好印象になります。
④自主的なOB・OG訪問
企業からの斡旋ではなく、自主的にOB・OG訪問をする場合は、手土産は用意してもしなくてもどちらでも構いません。これからもお世話になる可能性のある人や、大学でお世話になっていた先輩など、特に感謝の気持ちを伝えたい相手には手土産を用意しても良いでしょう。
インターン/OB・OG訪問用の手土産の選び方・渡し方
手土産を渡す際にはマナーを守り、相手に気を遣わせないよう配慮が必要です。ここでは、手土産の選び方や渡し方について解説します。
①日持ちするお菓子がベスト
手土産には、クッキー・フィナンシェ・煎餅などの日持ちするお菓子がおすすめです。要冷蔵・要冷凍のものは、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れなければならないため、手土産には適しません。バウムクーヘンなどの切り分けが必要なものも、かえって手間をかけさせてしまうため、個包装のものを選びましょう。
また、手土産には食べ物などの消耗品を選び、マグカップやハンカチなどの雑貨を渡すのは避けるのがマナーです。
②価格は1,000円程度
手土産の価格は、1,000円程度にしましょう。あまり高いものを選ぶと相手に気を遣わせてしまったり、賄賂のように捉えられたりするため、気軽に受け取ってもらえる価格に留めておくことが大切です。
百貨店などで1,000円程度のお菓子を購入することができます。個包装のものであれば、職場の人に配ることもできるため喜ばれるでしょう。
③インターンやOB・OG訪問の開始前に渡す
インターンやOB・OG訪問に限らずビジネスの場では、挨拶後、本題に入る前に手土産を渡すのがベストだといわれています。
自己紹介と「本日はよろしくお願いいたします」という挨拶の後に、「心ばかりですが」のような一言を添えて渡すと良いでしょう。手土産を渡す際に「つまらないものですが」と言うのをよく耳にするかもしれませんが、良い印象を持たない人もいるのであまりおすすめしません。
インターン/OB・OG訪問では手土産よりも実際の振る舞いが重要
インターンやOB・OG訪問において手土産よりもはるかに重要なことは、実際の振る舞いです。
・社員に明るく挨拶をする
・積極的にワークに参加する
・社員の目を見て話を聞く
・座談会で積極的に質問する
インターンでは上記のように、「この人と一緒に働きたい」と社員の方に思ってもらえるように行動することが重要です。インターンには他にも多くの参加者がいます。そのため、他の学生と差別化できるポイントを作り、自身の存在を印象づけられるようにしましょう。
インターン参加の目的やメリットを改めて整理しよう!
OB・OG訪問では、下記のように礼儀正しい振る舞いを心がけましょう。
・候補日程は自分から提示する
・OB・OG訪問3日前までに質問リストを送付する
・前日に「明日はよろしくお願いいたします」というメールを送付する
・社員の目を見て、重要なことはメモを取りながら話を聞く
・OB・OG訪問終了後1時間以内を目安にお礼メールを送る
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このように、基本的なマナーや礼儀ができている学生は、社員から魅力を感じてもらえます。ここでもし、インターンやOB・OG訪問での振る舞いがイマイチな学生が手土産を持って行くと、「優遇を受けようとしているのでは?」などと思われてしまうかもしれません。
手土産のことを考えるよりも先に、自分の行動を見つめ直すことが重要です。
【まとめ】インターンやOB・OG訪問には手土産は持っていかなくてもOK
インターンやOB・OG訪問には手土産は持って行かなくてもOKです。手土産よりも、インターンやOB・OG訪問への準備を入念に行い、礼儀正しい振る舞いを心がけましょう。
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