ビジコン型インターンの魅力とは|プログラム内容や参加メリットを解説

インターンシップにも様々な形態がありますが、この記事ではビジコン(ビジネスコンテスト)型のインターンについてまとめています。プログラムの内容や、参加するメリット、参加をお勧めする人の層等に焦点を当てているのでぜひご覧ください。

目次

ビジコン型インターンの内容

ビジコン型インターンは、2〜3日で完結するものや10日間以上の長い時間を要するものがあります。ですが内容はあまり差が無いので、ここでは基本的なプログラムの内容を紹介しています。

チーム決め

始めに参加者を数人単位のチームに分けることから始まります。開催者側からチームが指定される場合と、参加者たちが自らチームを組む場合があります。後者の場合はチームビルディング能力が問われるため、慎重にどのチームでコンテストに臨むのかを決めましょう。

ビジコン型インターンでは、チームメイト選びは非常に重要です。参加前に自分がどんなスキルを持っているのかを明確にし、どんなメンバーと共にビジネスプランを作りたいかをしっかり考えておきましょう。

テーマ発表、説明会

チームが決定されたらコンテストのテーマが発表されます。ビジネスの形態、ターゲット層、解決すべき課題等の要素をこの段階でよく理解しましょう。

テーマ発表後に基本的なビジネスプランニングのノウハウやグループワークの進め方に関しての説明会が行われる場合も多いです。特にビジネスプランニング初心者の方にとっては、この説明がコンテスト中の行動指針となるため、かなり重要なプログラムです。

プラン作成の準備

テーマが共有されたらビジネスプラン作成の準備に移ります。コンテストのテーマを解釈したり、下調べをしたりする段階です。この段階でビジネスプランニングのための考え方をトレーニングするケースもあります。

コンテストを勝ち抜くプラン作成の基礎となるので、この段階で優位に立てるよう積極的に行動してください。テーマに関連する既存のサービスについて調べておくとプラン作成の際にアイデアを出しやすいでしょう。

プラン作成

準備を終えればいよいよプラン作成を開始します。チームメイトとアイデアを出し合ってビジネスプランを作成します。

チームでプランニングしている間はアイデアの質より量を重視してどんどん意見を言いましょう。チームの良さは他のメンバーのアイデアから刺激を得られるという点です。そこを最大限利用して創造的なプランを生み出してください。

プレゼンテーション

プレゼンでは各チームが自分たちの考えたプランを発表していきます。如何に良いプランが作れてもその魅力を上手く伝えられなくては無駄になってしまいます。自分のチームのアピールポイントをきちんと理解して、それを最大限伝える手段を考えましょう。

他のチームのプレゼンテーションも、勿論しっかり聞いておきましょう。自分たちでは見つけられなかったポイントに気づけますし、今後のキャリアに活かせるアイデアも得られます。

結果発表とフィードバック

全チームのプレゼンテーションが終われば遂に結果が発表されます。コンテスト中の努力の成果が問われるので緊張すると思いますが、結果がすべてでは無いので優勝できなくてもあまり落ち込まなくて大丈夫です。

結果発表とともに各チームのプランに対してフィードバックが行われることもあります。優勝したチームの最も優れていた点や自分たちのプランの良かったところ、改善点が分かるので、ある意味結果発表より大事な部分です。プロから自分の考えたプランにフィードバックをもらえる機会はなかなか無いので、しっかり聞いて今後に活かしてください。

ビジコン型インターン参加のメリット

業務体験型や会社説明型が一般的なインターンシップの中でビジコン型のインターンは一線を画す存在です。その特殊性ゆえにビジコン型インターンならではのメリットは数多くあります。

自己理解を深められる

ビジコン型インターンでは密度の高いプログラムで難易度が高いタスクに挑戦するので、自分の適性や性格についての理解が深めやすいです。他のインターンでも高められるポイントではありますが、比較的短い期間でより深く自分を理解したいという場合にはビジコン型インターンが最適です。

チームでのプラン作成を体験できる

チーム単位でテーマに沿ったプラン作成を目指すという体験ができるのも、ビジコン型ならではのメリットの一つです。短い制限時間内に商業的価値があるプランを生み出す必要があるので、チームワークの高さがかなり結果を左右します。高いチームワークを短い時間で発揮する練習がしたい方には、絶好の練習場所になります。

自分がチームで動く際にどういったポジションに居るのが向いているかを知ることも可能です。リーダーシップに自信がある方は、実戦経験の場としてビジコン型インターンを利用してみても良いでしょう。

人間関係が広がる

ビジコン型インターンは参加者を少な目にしている場合が多く、チーム分け前やプログラム終了後に参加者の交流会があるケースもあるため、人間関係が広げやすいです。特に同じゴールを目指して数日間協力しあうチームメイトとは、かなり親しくなれるでしょう。

学外での人間関係を強化しておけば、就活や学校生活に対して客観的な意見を仰げる相談相手を作ることができます。共にゴールを目指して協力した仲間を得られる経験は貴重なので、そんな仲間が欲しい方はぜひビジコン型インターン参加を検討してみましょう。

ビジコン参加がアピールポイントになる

ビジコン型インターンに参加する人は全体から見るとかなり少数なので、就職に向けた面接等で参加経験をアピールポイントにすることもできます。優勝などの結果が伴えばより有利ですが、結果は無くてもビジコン型インターンで自分が何を得られたかを上手くアピールできれば企業からの評価を得やすいでしょう。

難易度の高いテーマにどう取り組んだか、チームの中でどんな働きができたのかなどを整理して言葉にしてみてください。それらを就活で使えば、必ず効果的なアピールポイントになります。

ビジコン型インターンをお勧めする人

ビジコン型インターンは様々な人にお勧めできますが、ハードスケジュールで募集人数も少なめなので、参加をためらってしまう方も多いでしょう。この項目では特にビジコン型インターンをお勧めできる人を紹介するので、迷っている方は参考にしてください。

ゼロからビジネスを企画してみたい人

ビジコン型インターンではテーマや大まかな形態のみ設定されて、その他のプラン内容は全て参加者に委ねられています。なのでゼロからビジネスを企画する体験がしたい方にはとてもお勧めです。

他のタイプのインターンでゼロから企画を始められる募集はなかなか無いので、興味がある方はぜひ挑戦しましょう。就職した会社の中だけでなく、将来起業や独立をする際にも助けになるかもしれません。

難易度の高いタスクに挑戦したい人

インターンで課されるタスクの難易度は募集によってバラバラですが、ビジコン型インターンは難易度の平均値がかなり高くなっています。ですので、難易度の高いインターンに参加して、実績を得たいという方にはビジコン型インターンが適しています。

一般的な形態のインターンで難易度の高いものとなると、長いスパンでかなりの稼働時間を要する場合が多いですが、ビジコン型インターンは長くても10日間前後です。あまり時間はかけられないけれど、ハードな課題をクリアした実績が欲しいという希望も、ビジコン型インターンなら叶えられます。

ベンチャー企業に就職したい人

ビジコン型インターンでは個人の裁量権がかなり大きい中で作業を進めていきます。この環境は少人数制のベンチャー企業での業務とかなり似ています。少人数で業務を進めていく雰囲気を感じられ、実績も得られるので、ベンチャー企業志望の方は積極的に参加してみましょう。

ビジコン型インターンも種類によってテーマの傾向が違うので、志望する職種に関連するテーマの出題が多い募集を選ぶようにしてください。

チームでの実績を得たい人

志望する企業がチームワークを重視している等の理由で、個人ではなくチームで成し遂げた実績が欲しい方もいるでしょう。チーム作業がメインのビジコン型インターンはそんな方にぴったりです。

学校のサークルや部活動での経験もチームの実績になりますが、インターンで得たビジネスの要素を絡めた実績をプラスできれば、さらに強力になります。チームプレイのスキルを就活でアピールしたい方は、ビジコン型インターン参加を検討してみてはどうでしょうか。

最後に

ビジコン型インターンは一般的なインターンとは違う点が多く難易度も高めですが、就活中のみならず就職後も活かせる知識が多く得られるでしょう。この記事を読んで参加したくなったという方は、ぜひビジコン型インターンの募集を探してみてください。


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