就活で耳にするフランチャイズとは?

みなさんは、フランチャイズについてどれだけ知っているでしょうか。経済学部や経営学部であれば授業の中で聞いたことがあるかもしれませんが、他学部だと「初めて聞く」という学生もいるでしょう。就活をするうえで、志望業界によってはこの言葉の意味をきちんと正しく理解する必要があります。

就活で耳にするフランチャイズとは?
目次
  • フランチャイズとは?
  • ├フランチャイズの仕組み
  • ├フランチャイズのメリット
  • ├フランチャイズのデメリット
  • └フランチャイズの歴史
  • フランチャイズの実態
  • ├フランチャイズ成功のポイント
  • ├フランチャイズの失敗例
  • └フランチャイズを取り入れている企業
  • 最後に

フランチャイズとは?

社会人なら知っておきたい言葉、フランチャイズ。これはいったいどんなものなのでしょうか?

フランチャイズの仕組み

フランチャイズには、フランチャイズ本部と、そこに加盟する法人・個人という二つの主体があります。法人・個人はフランチャイズに加盟するため、ロイヤリティと呼ばれる金銭を支払います。その代わり、すでに確立したブランドの看板や、サービスのノウハウ、商品の使用権利を得られるんです。

フランチャイズのメリット

加盟する法人・個人にとってのメリットは、すでに世の中に知られたブランド名を使えることです。そのため一定の集客が見込めますし、リピーターづくりも容易になります。

また、フランチャイズ本部からは店舗経営に必要なノウハウを教わることができます。これまでに経営の経験がないなら、これは大きなアドバンテージになります。さらに、商品開発や広報はフランチャイズ本部が行うため、店舗経営やスタッフ教育に専念できるのも魅力でしょう。

フランチャイズのデメリット

加盟する法人・個人にとってのデメリットは、継続的にロイヤリティを支払う義務があることです。契約内容は様々ですが、売り上げが少なくても本部への支払いは発生するので、その分経営を圧迫するでしょう。経営の見込みが甘いと、売り上げが思うように上がらずこのロイヤリティが払えなくなることも。

独自性を出しにくいのも、デメリットです。基本的には本部が決めたメニューやキャンペーン以外のことはできず、工夫の余地が少ないんですね。また、本部や多店舗でブランドに傷がつくようなことがあったとき、自分の店に何の非がなくても被害を受けてしまいます。

フランチャイズの歴史

フランチャイズが始まったのは、1850年代のアメリカ。シンガー社が特定の販売地域のみに、シンガー・ソーイング・ミシンの販売権を与え、割合に応じたロイヤリティを徴収しました。
その後、1900年代に自動車や石油スタンドといった業界で広まっています。

第二次世界大戦後にはビジネスフォーマット型フランチャイズが広がり、現在のように経営ノウハウや研修といった対価が与えられるようになりました。現在では小売業やサービス業など、様々な業界で取り入れられています。

フランチャイズの実態

フランチャイズ1850年代から始まったフランチャイズですが、現代における実態はいかなるものなのでしょう。

フランチャイズ成功のポイント

フランチャイズを始めて、成功する人と失敗する人の両方がいます。前者の人に共通しているのが、本部のノウハウを徹底的に理解し、行動に移しているという点です。せっかくロイヤリティを支払っているにもかかわらず、意外にもノウハウやマニュアルを軽視するオーナーは少なくありません。しかし、まずはこの基礎を押さえることが、成功への第一歩です。

マーケティングも、フランチャイズを成功に導く大切な要素です。ブランド力にあぐらをかいていると、初めのうちはお客が集まってもだんだんと集客力は落ちていきます。業界のトレンドや店を開く街の特徴など、情報を集めれば集めるほど、売り上げは上がります。

最後に、潤沢な資金も不可欠です。一から自分で店を始めるよりも成功しやすいだろうと、心もとない資金のままに開業しても、ほとんど上手くいきません。開業にかかる資金、毎月の人件費や店舗維持費、さらにロイヤリティを支払えるキャッシュを用意しておく必要があります。

フランチャイズの失敗例

フランチャイズが失敗する典型例は、資金不足に陥ることです。人件費や仕入れ代、その他の維持費がかかるうえに、継続的に支払うロイヤリティが重くのしかかります。

経営者意識が薄いまま開業してしまうのも、よくある失敗例です。本部の人間やアドバイザー、マニュアルなどを過信し、それに従えば大丈夫という受け身の姿勢でお店を始めてしまい、ずるずると経営が悪化してしまうパターンですね。

店舗拡大を急ぎすぎ、結果的にすべての店舗を閉鎖せざるを得なくなることもあります。ブランド力があるからと考えなしに手を広げてしまうと、リスクを回避しきれなくなるんですね。

フランチャイズを取り入れている企業

フランチャイズの成功例として有名な企業が、ケンタッキーフライドチキンです。カーネル・サンダースは、自身のチキンレシピを自らレストランに売り込みました。ロイヤリティは、チキン1つにつき4セントでした。1952年、ソルトレイクシティに最初のフランチャイズ加盟店が誕生。その後1960年に200店、1963年には600店と、加速度的に店舗が増えています。

コンビニ業界でも、フランチャイズによる成功を収めた企業があります。ファミリーマートは、エリアフランチャイズという方法で売り上げを伸ばしています。これは地方有力企業との提携をベースにしており、バブル崩壊後も成長しつづけました。

イトーヨーカドーは、1970年代にサウスランド社のセブンイレブンに目をつけます。両社は提携を結び、1974年には初のフランチャイズ店を豊洲に開きました。また、2009年には京浜急行電鉄と実質的なフランチャイズ関係を結び、京急線の駅の売店はすべてセブンイレブンにすると発表されました。このように現代においてもフランチャイズ加盟店をどんどん増やし、売り上げを伸ばしています。

最後に

大学生の中には、フランチャイズという言葉が聞きなれない人もい高と思います。しかし社会に出ると当たり前に使われている言葉ですし、就活中にこの言葉を聞くこともあるでしょう。そんな時に戸惑わないよう、ここでしっかりと理解を深めておきましょう。


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