【CA就職】外資系エアラインと日系エアラインの違いは?就活対策も紹介

CAを目指す方の中には、日系企業と外資系企業で迷っている方も多いのではないでしょうか?外資系企業のCAの募集は、日系企業のCAの募集と比べ、その条件や制約が緩いこともあります。

「どうしてもCAになりたい!」という方にとってはそのチャンスを広げることができるため、ぜひ応募を検討してほしいところですが、外資系企業と日系企業では文化も大きく異なります。ここではCAとして働く場合の外資系企業と日系企業の違いや、就職活動対策など解説します。

目次

外資系企業と日系企業の違いとは?

英語力に自信がないと接客以外の上司とのやり取りなども含むすべての会話を外国語で行わなければならないことに躊躇してしまう方も多いかもしれません。しかし、外資系企業と日系企業の違いは語学綿面だけではありません。

外国の実力至上主義!結果と効率を求められる

CAに限らず、外資系企業の多くは実力至上主義です。プロセスや集団行動を重んじる日本人とは異なり、外国のビジネスではとにかくドライに結果を求められます。

日本では基本的に終身雇用があたりまえですが、外資系企業では「使えない」と思われたらすぐに解雇されてしまうこともあります。「がんばったかどうか」を重んじる日本とは異なり、効率重視な一面もあります。どれだけ効率よく結果を出すことができたかで評価や給料が決まります。

上下関係はなく、人間関係もドライ

評価が非常にシビアでドライな外資系企業ですが、人間関係もドライであることが多いです。上下関係は日本ほど厳しくはなく、上司や部下同士でもフランクに接しますが、そこまで互いに干渉し合うことはありません。

「効率重視&結果重視」「人間関係がドライ」と聞いて、「寂しい」「嫌だな」と思った方はあまり外資系企業は向いていないかもしれません。逆に「すごく最高!」と思った方はむしろ外資系企業の方が実力を発揮できるでしょう。

外資系エアラインでは経験者が有利に

外資系エアラインは日系エアラインのように毎年決まって新卒採用を実施しているわけではない企業も多いです。また、外資系エアラインでは社会人経験のない人よりも、経験者が優遇される傾向があります。

まずは日系エアラインに就職して経験を積み、数年後に外資系エアラインに転職するという流れも視野に入れておくといいかもしれません。

日系企業と外資系企業のCAの仕事内容は違う?

気になる外資系企業と日系企業のCAの仕事内容の違いですが、どのくらい違うのでしょうか。一般企業でも評価の仕方や人間関係のあり方が異なるということは、CAでも大きな違いがありそうです。

基本的な仕事内容は同じ

基本的なCAの仕事内容は外資系企業と日系企業で大きく異なることはありません。お客様のアテンドや乗務中のサービス、安全確認や安全確保などはどこの国の航空会社でも同じです。

文化や接客の仕方、身だしなみのルールが異なることも

異なることがあるとすれば、会社の社風や文化などです。さらに、接客の仕方が異なる場合もあります。たとえば、アメリカ系の航空会社では、CAはお客様に対しかなりフランクに接することがあります。しかし、日本ではうやうやしく丁寧に接客することが良しとされています。

身だしなみなどもルールが異なることがあります。メイクの仕方や制服の着用方法などは、航空会社ごとにルールが異なりますが、外資系の方が比較的自由な印象はあります。もちろん、外資系企業でも日系企業よりも厳しい身だしなみルールのところもあります。

外資系企業のCAを目指すなら知っておくべきこと

外資系企業のCAを目指すなら知っておくべきポイントや注意点をご紹介します。

身長制限や視力制限の基準を確認しておく

まず確認しておきたいのは、身長制限や視力制限がある会社もあるので注意が必要だということです。

日系企業の場合には、身長や視力に関して募集要項にそこまで制限があることはありません。しかし、外資系企業のCAの場合、航空機自体が日本のものよりも大きいことから、物理的に荷物入れに手が届かない、といったことを避けるために身長制限を設けていることがあります。

視力も日系企業の場合はコンタクトレンズを着用して1.0以上など定めている場合が多いですが、外資系企業のCAの場合裸眼で1.0以上などと制限のある航空会社もあります。

外資系のエアラインでは泳ぎのスキルが求められることも

外資系の航空会社の中には、「泳げること」が応募の条件となっていることもあります。以下に一例をあげます。

スカンジナビア航空:200メートル以上泳げること
タイ国際航空:50メートル以上泳げること
エールフランス航空:1分以内に50メートル泳げること

志望する航空会社が外資系の場合は、応募条件に水泳の基準が記載されていないかどうかもよく確認しておきましょう。

外資系エアラインと日系エアラインどちらを選ぶべき?

CAに憧れている方の中で、外資系企業と日系企業どちらを選ぶべきか、迷われている方も多いと思います。ここではそれぞれに向いている人の特徴をご紹介します。

国際的な環境で働きたいなら外資系エアライン

外資系のエアラインでは、様々な国籍の人が働いています。アジアやヨーロッパ、欧米のクルーがいて多国籍な環境なので、国際的な職場で働きたいと思っている方には外資系エアラインがおすすめです。

外資系エアラインでは、実力が伴わないと判断されれば、研修中でも解雇となることもあります。シビアで実力主義の現場が多いということを覚悟しておく必要があります。

チームワーク重視で働きたいなら日系エアライン

個人主義・実力主義の外資系航空会社と比べて、日系の航空会社は「チームワーク」が非常に重視されます。

仲間と協力して仕事をするのが好きな方、チームワークやコミュニケーションなどを重視するなら、日系エアラインが向いているかもしれません。

外資系エアラインでCAを目指す人の就活対策

自分の意見や実力をアピール

外資系企業の評価基準で日系企業と大きく異なるのは、「自分の意見をはっきりと言える人材が求められている」ということです。普段から自分の意見や考えをもち、自信を持って発言できようにしておきましょう。

自分の実力や努力してきたことについてもしっかりとアピールすることが大切です。謙遜や遠慮をすると、外資系ではむしろよくない印象を持たれてしまいます。外資系企業の面接では、「自信がない」「アピールできる実績がない」と判断されないよう、強気でアピールをしていきましょう。

外資系を目指すなら高い英語力が必須

外資系企業では、英語力はネイティブレベルで必要とされます。外国人と同じレベルで話せなければそもそも仕事にならないので、できる限り英語力は高めておくようにしましょう。

日系エアラインで求められる英語レベルはTOEIC550〜600程度のことが多いですが、外資系エアラインでは700〜800以上のTOEICスコアを取得していることが条件となっている企業もあります。

業務や試験はもちろん、同僚やお客様対応も英語になるので、TOEICのスコアだけでなく実践的に使える英語力を身につけておくことをおすすめします。

インターンシップに参加する

多くの航空会社がインターンシップを実施しています。エアラインはどんな職場なのか、細かい業務内容などについて、不安がある方は職場や雰囲気を知るいい機会になるでしょう。

海外で航空会社のインターンシップに参加できる留学プログラムなどもあるので、外資系エアラインを志望している方は、外資系エアラインのインターンシップに応募してみるのもいいでしょう。インターンシップに参加するには英語力に磨きをかけておくのはもちろん、早めに対策を開始するのがおすすめです。

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最後に

CAを目指すなら、外資系企業も検討してみましょう。英語力や実力主義などいくつかの壁はありますが、タイプがあっていればより働きやすい環境になるはずです。


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