本選考同様、超難関と言われる外資系企業のインターン選考。内定直結型である場合も多いため、志望企業のインターンにはどうしても参加したいという方も多いと思います。ここでは、外資系企業のインターンの特徴、時期、選考対策などについて解説します。
- ・外資系インターンの特徴
- ├内定直結型が多い
- ├募集時期が早い
- └中長期のインターンが多い
- ・外資系サマーインターンの募集時期や期間は?
- ├開催時期は夏~秋が多い
- └期間はどれくらい?
- ・外資系インターンの選考フロー
- ├書類選考
- ├webテスト
- └面接
- ・外資系インターンに参加するメリット
- ├本選考で有利になる
- ├インターン参加が評価される
- └モチベーションが高まる
- ・サマーインターンを実施している人気の外資系企業
- ├IT系外資企業
- ├金融系外資企業
- └コンサル系外資企業
- ・【業界別】外資系インターンの内容
- ├IT関連業界
- ├金融業界
- └コンサルティング業界
- ・外資系インターン選考対策のポイント
- ├できるだけ早く対策を始める
- ├GDの練習をしておく
- └ケース面接の対策をしておく
- ・最後に
外資系インターンの特徴
内定直結型が多い
外資系企業のインターンは、内定に直結するケースが多いです。実力主義の外資系企業では戦力になる人材を必要としているので、優秀だと認められればかなり早い時期に内定が出ることもあります。
企業理解を深めるためのインターンが実施されている日系企業とは異なり、外資系企業では学生のスキルや能力を測る目的でインターンが実施されます。外資系コンサルや外資系銀行においては、インターンが選考の山場と表現されるほど重要な意味を持ちます。外資系企業のインターンを目指すのなら、このことを念頭に置きましょう。
募集時期が早い
日系企業に比べて募集時期が早いのが外資系インターンの特徴です。例えばサマーインターンの実施時期は日系企業とそれほど変わらなくても、募集は6月〜7月中に締め切られることが多く、早い企業だと5月中に締め切りとなることもあります。
外資系企業への就職を目指すならできるだけ早めのスタートを切りましょう。本格的な就活シーズンになってからでいいやとのんびりしていると、インターン募集がすでに締め切られていたなんてことになりかねません。
中長期のインターンが多い
比較的長い期間のインターンが多いのも、外資系インターンの特徴です。日系企業のインターンは企業の説明会や就業体験などがメインで、1DAYインターンや1〜2日の短期インターンがほとんどです。
外資系インターンは能力をしっかりと見極めたいという意向から、期間も1週間〜数週間と日系企業に比べて長くなっています。
外資系サマーインターンの募集時期や期間は?
ここではとくに本選考への影響が大きいとされている、外資系企業のサマーインターンについて解説します。開催時期は夏~秋が多い
外資系企業の場合、夏に行われるサマーインターンが本選考のような位置付けになっているところもあります。6月の中旬から7月の中旬にかけてエントリーし、実施は8〜9月となります。大学の授業に支障のない夏休み中に実施する企業が多いです。
期間はどれくらい?
期間は1週間~1ヶ月程度で、内容は就業体験やグループワークなどがよく見られます。近年はインターンシップが一般的になったため、秋冬に開催する企業も増えてきています。
外資系インターンの選考フロー
外資系インターンの選考フローは企業により異なりますが、次のようなプロセスが一般的です。
書類選考 → webテスト → 面接
書類選考
多くの学生の中から優秀な学生を選び抜くために、選考は何段階も用意されています。まず最初は書類選考があります。日本企業のESとほとんど変わらない内容ですが、熱意や人柄に加え論理的思考力や文章力もチェックされます。
webテスト
書類選考を通過すると次にWebテスト(筆記試験)があります。玉手箱やSPIなど日系企業と同じ試験を利用している企業も多いですが、中にはオリジナルの筆記試験を課すところもあります。選考通過の基準点は高めになっているので、しっかりと対策しておきましょう。
外資系企業は英語力を重視しているところも多いです。筆記試験で英語力を問われることもあるので、英語の試験が不安な人は早い時期から対策をしておきましょう。
面接
書類選考、Webテスト/筆記試験を通過したら面接に進みます。面接は3次面接まで行われることもあり、難易度は本選考さながらです。
面接の際にGD(グループディスカッション)がある企業が多いのも、外資系インターンの選考の特徴です。GDの経験がない人は、本番前に練習や対策をしておく必要があります。
外資系インターンに参加するメリット
本選考で有利になる
インターン中に優秀だと判断された学生は早期に内定をもらえたり、早期選考に呼ばれたりします。書類選考や筆記試験など選考のステップがいくつか免除されるケースもあり、本選考で有利になることがあります。
インターン参加が評価される
有名外資のサマーインターンは倍率が高く激戦です。そのため、選考を突破してインターンに参加した実績が就活で高く評価されることも少なくありません。
外資系企業のインターンでは、選考段階からグループディスカッションがあったり、インターン中には本格的な業務体験やプレゼンテーションがあったりします。ハードな反面、自己成長につながる体験もたくさんできます。
モチベーションが高まる
人気の高い外資系企業のインターンには優秀な学生が多く集まります。インターンで出会った学生から刺激を受け、就活や学びへのモチベーションも高める効果があったという学生も少なくありません。
サマーインターンを実施している人気の外資系企業
IT系外資企業
グーグル
マイクロソフト
アマゾン
就活生にとっても身近で人気の高いIT業界。有名どころのグーグルやアマゾンでもサマーインターンが実施されています。
金融系外資企業
ゴールドマン・サックス
モルガン・スタンレー
JP・モルガン
外資の金融系企業の多くが、サマーインターンを実施しています。サマーインターンに参加した優秀な学生は、本選考の選考が一部免除されるなど、優遇されることもあります。
コンサル系外資企業
マッキンゼー
アクセンチュア
カーニー
就活生に人気の高い外資系企業といえば、コンサルティングファームでしょう。ほとんどの有名企業がサマーインターンを実施しており、大学3年生の夏に内定を出す企業も少なくありません。
【業界別】外資系インターンの内容
外資系企業のインターンの内容は、学生の能力やスキルを推し測るためのプログラムが主流です。実際に行われた内容をもとに、インターンでどんなことが行われているのか紹介します。
IT関連業界
社員と同じ業務を与えられて、その成果を見る「ワークサンプルテスト」という方式を取り入れている企業があります。インターン中とはいえ成果を出す必要があるため、社員に教えてもらうという姿勢ではなく、自分の考えで行動する高い実践力が問われます。
金融業界
外資系投資銀行では、「ある企業の買収提案をグループごとに発表する」という内容のグループワークが実施されました。課題への取り組みから、論理的な思考ができるか、数字を読み解く力があるか、チームワークで仕事を進められるコミュニケーション能力があるかなどをチェックされます。
グループワーク中に自分がどんな役割を果たすべきなのか、自分の得意分野を活かしたり、他のメンバーの動きを見たりして探りましょう。プレゼンテーション後に社員から質問されることもあります。
コンサルティング業界
外資系コンサル企業には、戦略コンサルティングに携わりたいと考える優秀な学生が多く集まります。インターンでも、「企業の中期的経営戦略を立案する」など、企業のトップに判断が委ねられるようなハイレベルな課題が出されることもあります。
社員を交えて討論する機会も多く、論理的な思考力はもちろんのこと、高いコミュニケーション能力があるか、理路整然とした伝わりやすい話し方ができるかなども問われます。
外資系インターン選考対策のポイント
できるだけ早く対策を始める
外資系企業のインターンは、日系企業に比べて募集(エントリー)時期が早いことが多いです。一般的な就活が始まるかなり前から情報収集を始め、エントリーの締め切り時期や選考フローを確認しておく必要があります。
倍率の高い外資系企業インターンの選考を突破するには、ES(エントリーシート)の作成にもそれなりの時間をかける必要があります。企業研究や自己分析は早くから始めて、締め切りに間に合うように進めましょう。
GDの練習をしておく
外資系企業インターンの選考では、面接にGD(グループディスカッション)が含まれていることも少なくありません。GDは慣れていないと実力を発揮できない人もいるので、事前に練習をしておくことをおすすめします。
大学でGDの練習をサポートしてくれることもあるので、就職課に問い合わせてみてください。友達や家族に協力してもらって練習をするのもいいでしょう。
ケース面接の対策をしておく
外資系企業のインターン選考では、ケース面接が実施されることも少なくないです。フェルミ推定と呼ばれる「日本に電信柱は何本あるか?」「現在何台の車が走っているか」など、すぐに答えを出すのが難しい問題を自分の持つ知識を最大限に活用して答えを導き出すもので、論理的思考力や課題解決力を見るための面接手法です。
ケース面接もある程度は慣れが必要なので、対策本などで勉強しておくといいでしょう。ネットなどで検索できる先輩の体験談をもとに、これまでどんな問題やテーマが出されているかを調べておくと、傾向がわかり対策がしやすくなります。
最後に
大手の外資系企業は就活生から人気があり、インターン選考を突破するには入念な準備が必要です。できるだけ早くから情報収集をスタートして、選考対策を万全にしておきましょう。
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