食品業界の業界研究、就職活動対策

食品業界は就職したい企業ランキングで上位にランクインする企業が多い、人気の業界です。楽しそうというイメージを持つ人が多く、社会人経験のない学生でも仕事内容が想像しやすいというのもあるでしょう。

漠然と「食べるのが好きだから」「料理が好きだから」「生活に密着した仕事がしたいから」と食品業界を希望していたとしても、食品業界の動向や詳細な仕事内容までイメージできていますか?

食品業界への就職を目指すならまずは食品業界の現状や仕事内容を理解し、食品業界の中でどのような役割を担いたいのかを考えることからはじめましょう。

食品業界の業界研究、就職活動対策
目次

生命産業と呼ばれ、安泰だった食品業界の課題

まずは食品業界の現在の課題について見ていきましょう。食品業界は長い間、「生命産業」と呼ばれ安定している業界だとみられていました。どんなに不景気でも、ぜいたく品などとは異なり、食料は必ずだれもが摂取するため景気などに左右されにくいと言われていたためです。

そのため、食品業界のメインは「生鮮食品、加工食品、外食」の3つでした。しかし近年これまでとは少し異なる課題がみえてきています。それは超高齢化社会に伴い、食への意識が変化したこと、そして忙しくなった現代人ゆえの需要が発生してきているためです。

高齢者向け市場の拡大

まずは少子高齢化社会の拡大に伴い、あごの力が弱まった高齢者でも食べやすいやわらかい食事や、レトルト・お弁当といった一人暮らしの高齢者でも手間をかけずにすぐに食べることができる食品の需要が高まっています。

これまでのように、スーパーや外食ではなく、薬局や通販、定期宅配などのニーズが高まっており、販売ルートも変化しているといえるでしょう。

レトルト需要の増加

また、高齢者だけでなく共働き夫婦や核家族の増加により、レトルト食品の需要は若者にも高まっています。

冷凍食品のように電子レンジなどですぐに温めて食べることができるタイプのものや、コンビニなどで買ってきてすぐに食べることができるもので、どれだけ美味しいものを提供できるかを各社は競争しています。

健康・食の安全への意識の高まり

さらに、近年では健康面はもちろん、食の安全やエコといったものへの意識が高まっていることもあり、トレーサビリティや添加物を使用しないといったことへの配慮も欠かせません。

異物混入などはネットなどですぐに拡散されイメージに関わるため、とてもセンシティブな問題です。

食品業界の仕組み

それでは、食品業界はどんなしくみになっているのかを見ていきましょう。

第1次産業

まずは「第1次産業」と呼ばれるものです。農産物、水産物系、油 、小麦粉、魚介類、調味料などの原料を作る企業を指します。農家や漁業を営む方も含まれます。

食品卸などの商社

次に、「第1次産業」から仕入れた食品を各メーカーなどに卸す商社です。国内の農家から野菜を買い付けたり、小麦などの原料を海外から買い付けて輸入したりします。

食品メーカー

食品卸から仕入れた食材や原材料を加工し、完成された食品として小売店や飲食店に販売します。味付けや広告宣伝をどのように行うのかはもちろん、どのような販売ルートに乗せるのかも売り上げを左右する重要な選択です。

食品業界にはどんな職種があるの?

食品業界にはどんな仕事があるのでしょうか?ここでは、一般的な食品業界の職種について大まかに分類して解説していきます。

技術系の職種:研究・開発、生産管理、品質管理

技術系の職種には、新商品の開発や既存商品の改善をする研究・開発職があります。研究・開発職に就くには、原材料や添加物などに関する専門知識が必要です。

研究・開発職は、食品や原材料に関する研究をしていて理系学部を卒業していることが条件となっていることがほとんどです。
技術系の仕事では他に、生産管理や品質管理などの職種もあります。工場での生産管理、製品や製造過程のクオリティを保つ仕事をするため、機械や衛生管理に関する専門知識が求められます。

製品に関わる職種:マーケティング、商品開発、営業

マーケティング職は、新商品の開発を手がける仕事です。市場のリサーチや分析を行い、消費者のニーズを読み解く能力が求められます。

そして、商品に関わる重要な役割を果たすのが営業ですね。スーパーやコンビニなどの販売店に、商品を売り込むのが営業の仕事です。

コーポレート系:経営企画、人事、総務、経理

文系学生は、会社の運営に関わるコーポレート系の職種につくことになるでしょう。経営企画や人事、総務、経理などの仕事があります。

食品業界を目指すならどんなアピールが有効?

それでは、食品業界への就職を希望する場合にはどのようなことをアピールするのが効果的なのでしょうか?人が口にするものを売るために品質への姿勢が重視されること、また食品業界の中でもどの仕事に就くのかによって求められることが変わってきます。

クオリティ・品質へのこだわりの姿勢をアピール

第1次産業でも、卸でも、メーカーでも必ず重要視されるのは「クオリティ・品質へのこだわり」です。

少しでも温度や輸送方法の変化があると品質や味が変わってしまうこともあるため、そういった環境の変化には敏感であり几帳面な性格であることをアピールすることが望ましいです。

また、身だしなみの清潔感は他の業種よりもより細かくチェックしておく必要があります。髪の長さや化粧の濃さなどにも注意をしましょう。

企業の特徴や強みを意識したアピールを

食品業界にはたくさんの人気企業や有名企業がありますが、それぞれ得意分野が異なります。自己PRをする際には企業の強みや特徴を理解して、自分が志望企業にマッチしているということを表現するようにしましょう。

各社の「企業理念」にも企業の特徴がよくあらわれているので、ホームページなどで企業理念や会社のビジョンを確認してみてください。

食品業界をへの就職を目指す就活生がやっておくべき対策

英語力を武器にしよう

海外から食品を仕入れる卸や、海外に工場を持つメーカーなどを志望する場合には英語力が問われることもあります。そのため、英語力を身につけておくと就活でも有利になるでしょう。

国際感覚があることをアピールするのもいいので、海外留学などで海外での経験を積んでおくのもプラスになります。英語力を就活の場でアピールするには、TOEICの点数などが分かりやすいので、学生時代に試験を受けておくようにしましょう。

食品売り場をチェックしてみよう

食品はとても身近な存在ですが、いつもは何気なく買い物しているだけではありませんか?スーパーや百貨店などの食品売り場に行って、商品の配置や販売の工夫などを観察してみると様々な発見があるはずです。

スーパーやコンビニでアルバイトをしてみるのもいいですね、お客様の反応や購買行動を直接見ることができるので、就活で役立つ気づきや学びも多いでしょう。

インターンシップに参加すると有利!

これまで自分がイメージできる食品業界の仕事といえばスーパーやレストランくらいという方も多いのではないでしょうか?

アルバイトで経験できるのは、食品の販売に関わる仕事がほとんどです。商品開発や営業の仕事に興味がある人は、ぜひインターンシップに参加してみましょう。インターンとして企業の仕事を経験してみると業界や仕事内容の理解が深まり、企業や職種選びにも役立ちますよ。

多くの食品関連企業がインターンシップを実施しています。ぜひチャレンジしてみましょう。

最後に

食品業界は人気な業界だからこそ、競争率も高いもの。そこで、しっかりと業界研究を行い、インターンシップにも参加することで他の就活生に差をつけることができますよ!

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