理学部の就職先ってどこが人気なの?業界や職種を解説!

理学部が「就職無理学部」と呼ばれるのを聞いたことのある方は少なくないはず。冗談めかした言い方ではあるものの、心のどこかで「本当に理学部は就職ができないのでは?」と不安を抱えてしまう方もいます。実際のところ、理学部の学生には就職が「無理」なのでしょうか。
そこで今回は、理学部の就職の特徴を解説した上で、理学部の就職先として人気の業界や職種をご紹介します。

理学部の就職先ってどこが人気なの?業界や職種を解説!
目次

理学部の就職の特徴は?

「就職無理学部」は本当?

理学部は「就職無理学部」と称されることもあり、就職で不利だというイメージがあります。その理由としては理学部で扱う研究内容は仕事をする上で実用性が低いと思われがちだから。
しかし、新卒就活では選考していた内容とは全く異なる事業に取り組む企業に就職する就活生は少なくありません。そのため、「理学部だから就職できない」なんてことはないのです。

専攻によって就職先には差がある

同じ理学部でも、学んだ内容を就職先に生かしやすい学科と生かしにくい学科が存在します。
例えば、化学科であれば化学メーカーに就職すれば学んだ知識を発揮するチャンスが多く巡ってくるでしょう。しかし、数学科で学んだことをアカデミック以外の世界で活用するのはなかなか困難です。
理学部で学んだことが就職を後押ししてくれるかどうかは、専攻によって差があると言えるでしょう。

専門性だけでなく社会人スキルを高めることが大事

理学部の学生は就活で「専門性をアピールしよう」と考える傾向があります。しかし、新卒で入社して即戦力として活躍できる人材はごくわずか。結局は入社してから学ばなければならないことの方が多いのです。
そのため、採用担当者がチェックするのは専門性よりも、社会人として適切にふるまえるかどうか。ビジネスマナーはもちろん、身だしなみなどにも気を配るようにしましょう。

理学部の就職先として人気の業界は?

メーカー業界

理学部の就職先としては、何と言っても「メーカー業界」が圧倒的に人気です。
化学科の学生であれば化学メーカー、物理学科の学生なら電機メーカーや半導体メーカー、生物学科なら食品や製薬のメーカーなど、専攻は違っても理学部で学んだ知識を生かせる就職先としてメーカーは非常に魅力的なのです。
また、大手のメーカーであれば、給与や福利厚生が安定しているのも高い人気を誇る理由の1つです。

IT業界

理学部の学生には「IT業界」も人気の就職先となっています。
特に数学科や物理学科の学生は、ビッグデータ解析のためのプログラミング経験や数学・統計学の知識を生かして、エンジニアとしてシステムを構築したり、インターネット検索エンジンに求められるアルゴリズム開発に携わったりと、IT業界において幅広く活躍しています。

保険・金融業界

「保険・金融業界」にも多くの理学部の学生が就職しています。
理学部ではどの学科でも得られたデータを根拠として、論理的に分析することが研究の基本となります。決して感情や直感を結果に反映させることはありません。
このような姿勢は、新たな保険商品を考案する「アクチュアリー」や数学・物理学に基づいた投資や金融商品開発に取り組む「クオンツ」として働く際に役立ちます。

理学部の就職先として人気の職種は?

研究開発職

理学部の学生に人気の職種として「研究・開発職」が挙げられます。
特にメーカーでは、既存の製品の安全性・耐久性の確認や改良、あるいは新製品の開発に取り組む人材が求められています。また、製品を作る際に活用できる新素材や新技術を見つけるための実験も繰り返されています。

品質管理職

製品の品質が安定するように計画や管理を行う「品質管理職」も、理学部の学生に人気の職種と言えます。
製造工程の効率化や需要を確認しながら供給量を調整するなど、的確な分析力や判断力が必要となる仕事です。また、作業員に指示を出すことが求められるため、コミュニケーション能力や人望なども求められます。

アクチュアリー

先ほどもご紹介した通り、「アクチュアリー」は新たな保険商品を考えるほか、保険加入者のリスク分析や、保険・年金の料率算出、新商品開発などの業務に携わる職種です。
保険・金融に関する企業に入社するだけでなく、長い時間をかけて公益社団法人日本アクチュアリー会の正社員になる必要があるため、難関ではあるものの、年収の高さや雇用の安定性が魅力的です。

最後に

理学部の学生は決して就職で不利になることはありません。むしろ、理学部で身に着けた論理的思考力や冷静さなどは幅広い業界・職種で生かすことのできるスキルです。また、専門性の高さも就活の成功を後押しする力となってくれます。
ただし、どれだけ高い能力を持っていても、相手を不快にさせてしまうと「この人とは働きたくない」と感じさせてしまいます。相手に良い印象を抱いてもらえる最低限のマナーや身だしなみ、言葉遣いはマスターしておきましょう。


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