工学部の学生におすすめの就職先・職種・就活対策を解説

大学生のみなさん、就職活動に向けての準備はできていますか?そろそろ就活の時期だけど、何から始めればいいかわからないという就活生も少なくないでしょう。まずは、自分の所属学部の特徴や強み、就職先を知っておくと、就活をスムーズに進めることができます。

本記事では「工学部」の学生向けに工学部の特徴や強み、おすすめの就職先や就活の流れについて解説します。工学部の就活生はぜひ参考にしてください。

工学部の学生におすすめの就職先7選!
目次

就職における工学部の特徴は?

まずは就職活動における工学部の特徴について解説します。

就職に強い?

工学部の学生は就職に強いと言われています。理由として、日本は古くから技術の国と呼ばれるほどメーカーの数が多いためです。日本を代表する企業を考えてみると、トヨタ自動車やソニーなどのメーカーが真っ先に思い浮かぶと思います。

ソフトバンクやZOZOTOWNのスタートトゥデイなど、日々経済誌に取り上げられる企業もTech系企業です。このように、日本には技術力を大切にしている企業が多いのです。

工学部で学ぶ知識やスキルはまさに企業で必要とされる技術力に直結するので、工学部の学生は自分の持つ技術力を大切にし就職活動で積極的にアピールしましょう。

年収は?

工学部学生に人気のある就職先の年収について解説します。メーカーで高年収の企業として知られるキーエンスは平均年収1,777万円、ファナックは1,571万円(2017年3月)と言われておりサラリーマンの年収としては破格と言えます。

とはいえ上記2社を除くと多くのメーカーは、商社や金融には及びません。500万〜900万円あたりが年収の相場といえるでしょう。

就職先が多い分、年収の低い企業もあれば多い企業もあるのが特徴です。就職活動において年収を重視する場合、しっかりと企業研究をしておきましょう。

工学部におすすめの就職先

工学部の学生におすすめの就職先を解説します。

自動車メーカー

自動車メーカーは工学部の学生に人気の就職先のひとつです。トヨタ、ホンダ、日産、スバルなど日本の自動車メーカーは世界でも愛されており日本を代表する企業となっています。

仕事の内容としては自動車の設計から部品調達、販売までの一連の流れのいずれかに携わることとなります。工学部ならばエンジニアとしての活躍が期待されるので、まずは基礎研究から設計の仕事に注目するとよいでしょう。

電気機器メーカー

日本には多くの電子機器メーカーが存在します。上述のキーエンスやファナックだけではなく、ソニーや日立、三菱電機もここに含まれます。

日本の電機メーカーと言えば昔は家電のイメージでしたが、近年の日本企業は次々と家電業界から撤退し重電やヘルスケア機器に力をいれるようになりました。仕事の内容は多岐に渡り、製品の設計から開発まで手広く行うことになります。大手ならば製品の提案や企画も行うので、コミュニケーション能力も求められます。

工学部の学生であれば数学や物理の知識が設計や開発に結びつきます。工学部で学んだ知識が仕事の基礎となることが多いので大学生のうちにしっかりと勉強しておきましょう。

医療系

医療系機器の開発も近年注目されています。日本は少子高齢化が進み、他国と比べて医療に関する課題が多いです。大手企業だと日立、キヤノン、オリンパスなどがヘルスケア事業に力をいれています。

基礎研究から医療機器の開発までを行っています。海外に医療技術を学びに行かせる企業も多く、採用人材にはグローバルな視点が求められます。自身の技術力を世界に発信したい学生におすすめです。

通信

コンピューターやスマートフォンを用いた通信事業も工学部の学生に人気の就職先です。ドコモやKDDI、ソフトバンクなどの携帯キャリア会社やNTTがここに含まれます。

スマートフォン自体の開発などはあまり行われませんが、回線の整備や管理は通信事業会社が行います。人と人とをつなぐ社会意義ある仕事となるので、公共性が強いのが特徴です。

IT系

工学部の中でも情報系の学生が多く活躍しています。自社のサービスを開発・展開する企業(ヤフー、楽天など)もあれば、官公庁や他企業にシステムを販売している企業(富士通、NTTデータなど)もあります。

前者はどちらかと言うとベンチャー的な要素が強く、新しいことに挑戦し続ける人材を求めています。いわゆるB to C (企業から顧客へ)のサービスとなるので技術力だけではなく企画力が求められます。

後者はSIerとも呼ばれ、大規模なシステム開発に携わることができます。B to B(企業から企業へ)のビジネスなので安定性があり、例年就活生に人気の企業が多いです。社会に対する影響力が強いので、バグを出さないような技術力や、メンバーと協力するコミュニケーション能力が求められます。

研究所

国や企業の研究所に就職する工学部の学生も多いです。話題のAIやブロックチェーンなどの技術は研究所で生まれるものです。あらゆる技術の核となる理論は研究所や大学で研究され、企業がサービスとして社会に発信するのです。

大学と共同研究したり、学会で論文を発表したりするなど大学院の学生は比較的イメージしやすい就職先でしょう。学問が好きな学生や、何か一つのことをとことん突き詰めるのが好きな学生は、研究者に向いています。

地方・国家公務員

工学部の学生で地方・国家公務員を志望する場合、電気系や土木系で仕事をすることが多いです。前者ならば都市の電力供給の管理、後者ならば都市開発の企画などが業務となります。いずれも工学部で学ぶ内容が活かされる仕事です。

工学部の学生に人気の職種

研究職

基礎研究と応用研究があり、新しい材料や原料などを生み出すために必要な研究をします。長いと何年もかかる研究もあるため、根気が求められる仕事です。

理系学部出身で専門知識があることが募集の条件となっていることも多いです。かなり高度な研究の場合は、大学院卒が条件となっていることもあります。学部卒でも応募できる場合でも、院卒の方が初任給が高くなるケースも多いです。

研究職につく場合は、院卒の方が有利になることもあるので、募集条件や初任給などが気になる方は事前に確認しておきましょう。

設計・開発職

自動車や電気機器などの設計・開発を行います。設計ではCADを使用して図面を作成し、他部署と連携しながら調整し完成へと近づけていきます。

機械工学や電子工学を学んだ学生は専門知識を存分に発揮できる職種です。実際に機械工学科や電子工学科出身の人は、設計・開発職につく人が多いです。

品質管理・生産管理

品質管理は、製品を製造する工程や保管状態を改善するなど、商品の品質を保つための環境やシステムを整える仕事です。

生産管理は、生産ラインの設計・開発・保守などを担当します。問題点がないか観察し、改善すべきポイントが見つかれば対策を考えます。

プログラマ・SE

ソフトの設計やプログラミングを行います。情報・通信系の学科で学んだ人は専門知識が活かせる仕事です。

システムの設計を行うシステムエンジニア、実際にコードを書くプログラマ、ネットワークシステムの構築や保守を行うネットワークエンジニア、など仕事内容によって細かく分かれます。

技術営業

セールスエンジニアと呼ばれることもあります。技術営業は技術的な専門知識をいかす営業職で、専門的な知識が豊富なためお客様により高度な提案ができるのが強みです。

理系出身でも技術職に抵抗があったり、人と関わるのが好きな人に向いています。理系の専門知識もしっかりいかすことができるでしょう。

工学部学生に人気の業界の企業売上高ランキング

自動車メーカーの売上高ランキング

2021年3月更新の日本経済新聞発表のデータによると、日本の自動車メーカーの売上高ランキングは次のようになっています。

1位 トヨタ自動車
2位 本田技研工業
3位 日産自動車
4位 スズキ
5位 マツダ

6位以降は、SUBARU(スバル)、三菱自動車、いすゞ自動車、日野自動車、などがランクインしています。

電気機器メーカーの売上高ランキング

2020年10月更新の日本経済新聞発表のデータによると、日本の電気機器メーカーの売上高ランキングは次のようになっています。

1位 日立
2位 ソニー
3位 パナソニック
4位 デンソー
5位 三菱電機

6位以降は、富士通、キャノン、東芝、NEC、などがランクインしています。

通信業企業の売上高ランキング

2020年10月更新の日本経済新聞発表のデータによると、日本の通信業企業の売上高ランキングは次のようになっています。

1位 NTT
2位 ソフトバンクグループ
3位 KDDI
4位 ソフトバンク
5位 NTTデータ

6位以降は、フジ・メディア・ホールディングス、光通信、ティーガイア、日テレホールディングス、などがランクインしています。

業界や職種で迷っているなら

大学院進学を考えてみる

業界や職種を決めかねている場合は、大学院への進学を考えてみるのもいいでしょう。研究者やエンジニアは高いレベルの専門知識が求められるので、応募が院卒の学生に限定されているケースもありますし、給料も院卒の方が高いことが多いです。

院卒にはデメリットもあります。専門分野を絞って研究をすることで、就職先が限られてしまうことがあります。さらに、大学院を卒業してから就職するとなると、社会人としてのスタートを切るのが学部卒の学生に比べて2年遅くなります。

専門性をいかせる場面が少ない仕事につくと、後悔することになるかもしれません。専門分野の特性や職種などから、2年間かけて専門性を高めることが本当に将来に有効であるかどうかをよく考えてみましょう。

文系就職も視野に入れてみる

工学部の学生は技術系の仕事につくことが多いですが、それらに興味が持てなかったり、もっと別の仕事がしたいと感じる学生も多いと思います。その場合は文系就職を考えてみるのもいいでしょう。

コンサルティング業界やIT業界なら、工学系の専門知識をいかせる場面も多いです。理系だからと職種を限定せずに幅広い視野で見てみると、興味の持てる業界や仕事が見つかる可能性は高いです。

インターンシップに参加してみる

業界や職種で迷っているなら、いろいろな業界・職種のインターンシップに参加してみるのがいいでしょう。インターンシップで仕事を体験したり、社員の方と交流することで、ネットの情報だけではわからなかったことも見えてきます。

実際に就業体験をしてみると、業界の魅力や仕事のやりがいなども実感できるでしょう。やりたいことや好きなことも明確になってくるはずです。

1Dayインターンシップや2〜3日で完結するインターンシップもたくさん実施されているので、できるだけたくさんの企業のインターンに参加してみることをおすすめします。

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工学部の学生の就活ステップ

工学部の学生におすすめの就活の流れを解説します。

業界研究

理系の学生は研究や授業が忙しく、文系の学生よりも時間が限られています。就活にかけられる時間も少なくなるので、なるべく早い時期から就活をスタートさせる必要があります。

工学部の学生は就職先が幅広いので、志望の業界を絞るためにも、まずは業界研究を少しずつ始めるのがいいでしょう。自分のやりたい仕事ができそうな業界、身につけた知識をいかせるフィールドを探してみてください。

やりたいことを明確にする

業界研究をしながら、どんな仕事がしたいかを明確にしていきましょう。興味のある業界や職種をピックアップしていきます。仕事内容だけでなく、同時に「どんな働き方がしたいか」も考えます。

OB・OG訪問をする

やりたいことが明確になったら、志望職種についている先輩に会って話を聞いてみましょう。仕事内容だけでなく、仕事場の環境や仕事のやりがいなどについても聞いてみると参考になります。

工学部の学生が就活で意識すべきポイント

研究内容を効果的にアピールする

就活で研究内容をわかりやすく説明できるよう、準備をしておく必要があります。面接の担当者は理系以外の人がいることもあり、専門的な話やテーマを簡単に理解してくれる人ばかりではありません。

専門的な知識がない人でも理解できるように話すことで、わかりやすく伝える能力があるとアピールすることにもつながります。

コミュニケーション能力をアピール

理系学部の学生は「コミュニケーションが苦手」というイメージを持たれることが少なくありません。そうした先入観を持っている採用担当者も少なくないため、コミュニケーション能力があるかどうかは、面接でもしっかりと見られています。

研究開発職やエンジニアなどの仕事は、チームで協力する必要があり、コミュニケーションも欠かせません。面接に慣れていないと面接官との会話もぎこちなくなってしまう恐れがあるので、インターンシップの面接や模擬面接などで面接の練習をしておくといいでしょう。

最後に

工学部の学生におすすめの就職先を紹介しました。工学部出身の学生は就職先が多いのが特徴です。まずは自分が社会に出てやりたいことを明確にしましょう。その後に当てはまる企業を研究すると就職活動がスムーズです。



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