エンジニアの長期インターンに興味を持っているものの、「具体的にはどんなことをするの?」「どうやって探すべき?」と疑問を持っている方も多いかもしれません。
エンジニアの長期インターンは需要が高く、経験を積めば就職後に即戦力になれるといったメリットもあります。エンジニアと一口に言っても業務内容はさまざまですが、プログラミング未経験で応募できる長期インターンの募集もあります。
今回は、エンジニア長期インターンの応募条件や待遇、業務内容、メリット・デメリット、具体的な探し方などを解説します。
- ・エンジニアインターンの主な業務内容
- ├①サービスの企画・設計・プログラミング
- ├②プログラムのテスト・デバッグ
- └③サービスの運用・保守
- ・エンジニアの長期インターンの時給や待遇
- ├時給は1,100〜2,500円程度が相場
- ├働く期間や場所
- └エンジニアの長期インターン募集例
- ・エンジニアの長期インターンは未経験でもできる?
- ├未経験OKの募集は多い
- ├長期インターンで求められる条件
- └文系でもエンジニアインターンはできる?
- ・未経験の大学生がエンジニアの長期インターンに参加するために
- ├ポートフォリオを作成する
- ├研修が充実しているプログラムを選ぶ
- └課題が設定されているインターンを探す
- ・エンジニアの長期インターンに参加するメリット
- ├①実際の現場でスキルを学べる
- ├②仕事内容への理解が深まる
- └③就活の際のアピールポイントになる
- ・エンジニアの長期インターンに参加する際の注意点
- ├①専門的な知識・スキルを必要とする
- ├②学業との両立が大変
- └③責任が伴う
- ・エンジニア長期インターンの探し方
- ├①インターンに特化したナビサイト・アプリから探す
- ├②大学のキャリアセンターに相談する
- └③大学の知人からの紹介
- ・【まとめ】エンジニアの長期インターンで知識やスキルを身につけよう!
エンジニアインターンの主な業務内容
まず、エンジニアインターンではどのような業務に就くのか、以下3つのパターンで見ていきましょう。
・①サービスの企画・設計・プログラミング
・②プログラムのテスト・デバッグ
・③サービスの運用・保守
①サービスの企画・設計・プログラミング
サービスを企画・設計し、プログラミングで作り上げられるのは、エンジニアという仕事の大きな魅力です。
まず顧客や社内の関係者からヒアリングをし、ニーズに合ったシステムを提案します。それをもとに、「基本設計」と「詳細設計」の2段階で設計を行うのが一般的です。基本設計では、機能や画面のレイアウトなど、主にサービスのユーザーに見える部分の大まかな設計をします。詳細設計は、実際にプログラムを作るために設計を細かく落とし込む作業です。
その後、詳細設計をもとに実際にサービスが動くようプログラミングを行います。プログラミングは、エンジニアではなくプログラマーが担当する場合もあります。
②プログラムのテスト・デバッグ
プログラムを開発したあと、実際に運用する前に正常に動作するかどうかテストをするのもエンジニアの役割です。正常に動作しなかった場合はプログラムのバグを探し、修正した後にもう一度テストをします。正常に動作するまでこれを繰り返します。
③サービスの運用・保守
サービスを運用・保守するのもエンジニアの仕事です。ユーザーが常にサービスを利用できるように管理したり、何か問題が発生した際に対処したりといった業務を指します。エンジニアはサービスを設計・開発するだけではなく、ユーザーがサービスを利用できるよう管理する役割も担います。
IT業界の長期インターンの業務内容については以下の記事でもまとめています。
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エンジニアの長期インターンの時給や待遇
ここでは、エンジニア長期インターンの時給や待遇について見ていきましょう。
時給は1,100〜2,500円程度が相場
エンジニアの長期インターンの時給は、レベルや業務内容によって大きく異なります。未経験の場合は1,100〜1,200円くらいからスタートのものが多く、即戦力となる知識とスキルがあれば時給2,500円以上の募集もあります。
スキルが上がれば時給アップとなるインターンも少なくありません。学習用の教材やテキスト代を支給してくれることもあるので、学習意欲の高い学生にはよい環境だといえます。
働く期間や場所
長期インターンは最低3ヶ月以上の勤務が条件となっているものが多いので、通いやすい勤務地のインターンを選ぶのがおすすめです。また、交通費は支給されるものがほとんどですが、念のため確認しておきましょう。
新型コロナウィルスの感染拡大をきっかけとして、リモートワークが可能なインターンシップも増えています。エンジニアインターンはパソコン作業が中心なので、リモートワーク可能な募集が他の職種よりも多く見られます。
長期インターンの期間や給料、メリット・デメリットについては以下の記事でもまとめています。
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エンジニアの長期インターン募集例
実際にどのような条件でエンジニアの長期インターンが募集されているのか、具体例を見てみましょう。「インターンシップガイド」に掲載されたものからいくつかご紹介します。
<エンジニア長期インターンの募集例①>
■フロントサイドエンジニアの長期インターン
期間:特になし
勤務スケジュール:10時〜19時(柔軟に調整可)
給与:時給1,200円~
職種:エンジニア
その他条件:エンジニアとして半年以上の経験
<エンジニア長期インターンの募集例②>
■エンターテインメント分野のシステムエンジニア
期間:長期
勤務スケジュール:平日週2日~、11時~22時の間で5時間以上
給与:時給1,150円~
職種:エンジニア
その他条件:出勤可能な方
<エンジニア長期インターンの募集例③>
■ITベンチャーにおける自社サービスの保守・改善
期間:3ヶ月以上
勤務スケジュール:週1・2回、1日3~6時間
給与:時給1,200円~
職種:エンジニア
その他条件:大学1年生歓迎
インターンシップに特化した就活ナビサイト「インターンシップガイド」では、エンジニアに絞った検索も可能です。気になる方はぜひチェックしてみてください。
インターンシップを探すエンジニアの長期インターンは未経験でもできる?
エンジニアの長期インターンに興味があるものの、「未経験で大丈夫かな?」と不安を感じる方もいるでしょう。ここでは、未経験でエンジニアの長期インターンに応募できるのか、何が求められるのかなどを解説します。
未経験OKの募集は多い
エンジニアの長期インターンは、未経験でもOKという募集が少なくありません。はじめは社員の方や先輩インターンの方から基礎的なことを学び、慣れてきたら簡単なプログラムの修正などを担当する、といった流れが一般的なためです。
大学生であれば業務経験がないのも自然なため、未経験でも積極的に応募してみることをおすすめします。ただし、「未経験=一切知識がなくてよい」というわけではありません。業務経験がなくても、一定の知識は備えておいたほうがよいでしょう。
インターンの内容や求められるレベルは、企業やプログラムによって異なります。さまざまな募集があるので、自分のレベルに合ったインターン募集を選ぶことが大切です。
長期インターンで求められる条件
長期インターンの対象は基本的に大学生なので、それほど高いレベルは求められていません。プログラミングや特定の開発言語について基礎的な知識があることが応募の条件となっていることもあるので、最低限の勉強はしておくと応募できるインターンが増えるでしょう。
短期インターンは数日間で集中的に企画・開発をしたり、ハッカソンのような形で本格的な開発をするものが多いので、そうしたプログラムの場合はある程度のレベル以上であることが応募の条件となります。
文系でもエンジニアインターンはできる?
エンジニアインターンは理系学生を主な募集対象としているものがよく見られますが、文系学生歓迎という募集も少なくありません。独学でもプログラミングを勉強してさえいればOKというケースもあります。
文系学生の方は大学でプログラミングを学べる授業を取ったり、最低限必要なスキルを独学で身につけたりしてから応募するとよいでしょう。未経験・文系の方はナビサイトで「エンジニア 未経験」「エンジニア 文系」というキーワードで検索し、自分に合ったインターンを見つけることをおすすめします。
未経験の大学生がエンジニアの長期インターンに参加するために
未経験の大学生が長期インターンに採用されるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
・ポートフォリオを作成する
・研修が充実しているプログラムを選ぶ
・課題が設定されているインターンを探す
ポートフォリオを作成する
エンジニアの長期インターンや就職の募集では、それまでに自分で作成した作品をまとめた「ポートフォリオ」の提出を求められることが多いです。どのようなポートフォリオを作るかは人によってさまざまですが、自分の能力を示すポートフォリオを作成しておけば採用担当者にもスキルが伝わりやすくなります。
未経験であっても、インターネットや書籍で調べながら簡単なサービスやアプリケーションの開発に取り組むことは可能なはずです。高いレベルのものでなくても、エンジニアとしてスキルの向上に取り組んでいることが伝わるため、一定のアピールとなります。
研修が充実しているプログラムを選ぶ
未経験OKの長期インターンのなかには、はじめに研修を行ってくれるところも多いです。社員がメンターとして就いて教育してくれたり、基本的な技術を学ぶ期間が設定されていたりするなど研修の内容は様々です。
技術に自信がない場合は、このように研修が充実しているプログラムを選ぶようにしましょう。
また、長期的に学生を育てていきたいと考えている会社は大学1・2年生を優先して採用するところも多いです。「就活はまだまだ先だから」と先送りせず、積極的に応募してみましょう。
課題が設定されているインターンを探す
プログラミング未経験の場合、課題が設定されているインターンを探すのもおすすめです。応募の際に提出課題が設定されている場合や、採用後に一定期間課題に取り組む場合があります。いずれの場合も、やるべきことや身につけるべき知識が明確なため未経験者でも具体的なイメージを持って取り組みやすいでしょう。
以下の記事では長期インターンの面接についても解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
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エンジニアの長期インターンに参加するメリット
ここでは、改めてエンジニアの長期インターンに参加するメリットを見ていきましょう。
①実際の現場でスキルを学べる
エンジニアは専門性の高い職種であるため、就職後に即戦力になるためにはあらかじめスキルを身につけておく必要があります。独学やスクールでスキルを身につけるという方法もありますが、独学はモチベーションが保ちにくく、勉強方法から内容まで、自分で情報を入手しなければなりません。スクールの費用は数十万円かかる場合があり、学生にとっては大きな負担になります。
インターンではプロのエンジニアと同じ環境で仕事ができるので、プロの仕事を間近で見て学んだり、分からないことがあったときに助けてもらえたりします。また、長期インターンではほとんどの場合給与が発生するのもメリットです。アルバイト代わりに参加し、スキルを身につけられるなら一石二鳥だといえます。
②仕事内容への理解が深まる
インターンに参加することで社員と同じ仕事を体験できるので、エンジニアの仕事に対する理解が深まります。エンジニア志望の方はインターンに参加し、会社運営においてエンジニアがどのような役割を担っているのか押さえておきましょう。エンジニアの仕事のスキルだけでなく、ビジネススキルを身につけられるのもインターンの魅力です。
③就活の際のアピールポイントになる
現在エンジニアは不足しており、今後も需要が拡大すると予想されています。エンジニアのような技術職は、スキルのある学生が即戦力として採用されやすい傾向にあります。インターンを通じてスキルを身につけておくことで、就活の際の大きなアピールポイントになります。
エンジニアの長期インターンに参加する際の注意点
エンジニアの長期インターンに参加するなら、以下の注意点を押さえておきましょう。
・①専門的な知識・スキルを必要とする
・②学業との両立が大変
・③責任が伴う
①専門的な知識・スキルを必要とする
エンジニアは専門的な知識やスキルを必要とする職種であるため、知識がない状態では応募が難しいケースもあります。未経験で始めた場合も、スキルを身につけるためには日々勉強する必要があります。
②学業との両立が大変
長期インターンは期間や就業時間が長いため、学業やサークルなどその他の活動との両立が難しくなりがちです。また、一般企業の就業時間は大学の授業時間と被ってしまう可能性が高く、時間割の工夫も必要になります。
③責任が伴う
インターン生であっても、会社の一員として働く以上、仕事には責任が伴います。責任を持って仕事をしなければ、自分のミスによって会社全体の信用を損なう場合もあります。長期インターンに参加する際は、学生気分でいるのではなく、その会社の一員としての自覚を持つようにしましょう。
エンジニア長期インターンの探し方
最後に、エンジニア長期インターンの探し方を見ていきましょう。
①インターンに特化したナビサイト・アプリから探す
長期インターンの情報は、インターンに特化したナビサイト ・アプリから入手するのがおすすめです。ナビサイトやアプリは、さまざまな企業のインターンの業務内容や条件が一目でわかるというメリットがあります。
エンジニアのなかでも種類や業務内容にこだわって探している方は、「Webエンジニア」「システムエンジニア」など、キーワードを入れて検索すると条件を絞ることができます。
②大学のキャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターには企業から直接求人が届くことがあります。キャリアセンターに相談することで、ナビサイトでは入手できない独自の情報を入手できたり、過去の先輩が長期インターンに参加していた企業を紹介してもらえたりする場合があります。
③大学の知人からの紹介
理系の学生であれば、学部や学科の先輩にインターン先を紹介してもらえる場合があります。知人からの紹介であれば、あらかじめ仕事内容や社風、学業との両立などについて話を聞き、応募前にイメージをつかめるというメリットがあります。
【まとめ】エンジニアの長期インターンで知識やスキルを身につけよう!
エンジニアの需要は高く、インターンに参加することで実際の現場でスキルを身につけ、就職後に即戦力になれる可能性があります。エンジニアは専門的な知識やスキルを必要とするため、他の職種に比べて条件が限られるので事前によく調べてから応募しましょう。
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