田辺三菱製薬【内定者のES(エントリーシート)&本選考レポート】

内定者のエントリーシート&選考レポートを参考に、内定を勝ち取りましょう!
ESに加え選考フロー、選考アドバイスも見ることができます!
内定者のES一覧

田辺三菱製薬内定者のエントリーシート

田辺三菱製薬 2021卒,研究職内定者エントリーシート

得意な科目及び研究課題(100字以内)

得意科目は、化学全般と生物工学です。特に、細胞培養工学、遺伝子工学を用いた研究を行っています。ゲノム編集を行うことで、有用物質の生産を行っています。

趣味・特技(100字以内

趣味は卓球、ウェブサイト運営、アニメ鑑賞です。特技は卓球で、大学入学後から5年間続けています。

志望動機(100字以内)

人々に健康な暮らしを届けるべく製薬会社を志望しています。中でも研究職は、サイエンスの追究が患者様に直結する唯一の場だと考えており、志望しています。

研究で最も苦労した事は何ですか?あなたはどのような工夫をしてそれを乗り越え、どのような成果に結び付けましたか?(800 字以内)

最も苦労したのは「○○細胞を無血清培養へと馴化させる実験」です。これは、血清が添加されていない培地(=無血清培地)を用いた培養に、細胞を少しずつ慣れさせていくという実験です。通常の細胞培養には「血清添加培地」を用いますが、

培養コストの増大、ウイルスなどの混入、未知の成分の含有、精製処理の複雑化など、広範囲にわたる様々な問題が生じます。そのため、「無血清培地」を用いた培養を実現させることで、これらの問題の解決することを実験の目標としていました。実験方法として、無血清培地を用いた継代操作を○○日おきに○○ヶ月間続け、培地中の血清濃度を0%まで段階的に低下させました。研究室に入って初めてこの実験に取り組んだ際は、研究の進め方がよく分かっておらず、実験を見切り発車してしまいました。そのため、無血清馴化は失敗し、6か月分のスケジュールをもう一度やり直すことになってしましました。私はこの失敗を反省し、事前調査や条件の洗い出しなどをきちんと行うように心がけました。事前調査では、無血清培養の教科書や総説を読んだり、教授への相談を行ったり、実際の論文にあたったりしました。類似の細胞で無血清馴化を成功させた事例を調べ、そこで使われていた無血清培地や馴化プロセスを次々と書き出していきました。以上の調査と、失敗した実験から得られた知見を、次の実験条件の洗い出しに利用しました。最終的に、馴化の対象とする細胞の種類、無血清培地の種類、馴化プロセスという3因子について、合計18条件を検討しました。大量のフラスコを同時並行で培養しており、継代作業だけで1日の実験が終わってしまうような日もありました。しかし、こまめな観察と丁寧な作業を心掛けることにより、○○か月間途中でコンタミさせることなく無血清培養への馴化を成功させました。

どんな小さな出来事でも構いません。最近1年間で、自身の強みが活かされた事、および自身の弱みを痛感した事を教えてください。 (400字以内)

私は個別指導のアルバイトを通して、相手の目線に立つことの大切さを学びました。中学数学を担当していた時に、自分の生徒が次々と担当から離れていくことを経験しました。ロジックにばかりこだわり、ハイレベルなネタの紹介ばかりして、独りよがりな解説をしていたのが原因でした。そこで、生徒の求めているような授業を行うように改善しました。身近な具体例を挙げたり、図説を多くしたりし、なるべくわかりやすい授業を心がけました。また、生徒の悩みを聞いてあげたり、楽しい雑談をしたりして、生徒の心に寄り添う授業を心がけました。その結果、定期テストで○○点向上させるなどの実績があがるようになりました。現在では生徒の成績改善に定評ある講師として、周囲から信頼されています。以上の経験から、真に顧客から認められるためには、「相手の目線に立って」モノやサービスを考え、提供する必要があると学びました。

あなたが田辺三菱製薬で実現したいことは何ですか?(400字以内)

私はバイオ医薬品、とりわけ抗体医薬の生産技術開発に挑戦したいです。私は、大学で化学及び化学工学の知識を一通り学び、大学院ではバイオ医薬品の生産プロセスの研究を通して、培養工学、ゲノム科学、生物工学の知識を学びました。私はこれらの化学・生物・工学の知識を、貴社の抗体医薬のプロセス研究に活かしたいです。抗体医薬は副作用が少なく、薬効が高いなどの特徴がある一方で、薬価が非常に高いという問題があります。真に患者様のためになる薬が、金銭的な理由で患者様のもとに行き渡らないことを非常に残念だと感じています。私はそうした問題を解決すべく、抗体医薬の製造コストの低下、生産量の増加に取り組みたいです。私の強みは、工学的な視点からアプローチできる点にあります。現象から支配因子を抽出してモデル化する力、収支の視点で考える力などを、貴社の生産プロセスの研究で役立てることができると確信しております。

内定者プロフィール

会社名田辺三菱製薬株式会社
学校名非公開
学部系統非公開
職種研究職
卒業年度2021年
内定日2020年6月8日

選考フロー

ES、ウェブテスト、ウェブ面接複数回

面接、ES作成にあたり頑張ったこと、工夫した事

ESの設問が多いので、これを書きながら自分の考えを整理することができたのはよかった。特に、この会社はスピード感を重視する研究環境らしいので、きちんと研究ができることをアピールするべく、プロセスに字数を割くようにした。また、当然ながらこのESは面接の材料になる。そのため、ただESを書ききることだけを目標にするのではなく、どこを突っ込まれてもいいように穴を埋めきったものを提出することを目標にした。

就活生へのアドバイス

製薬企業の研究職は非常に競争倍率が高いですが、しっかりと自分のことをアピールできれば大丈夫だと思います。薬学系の人が多いのは事実ですが、工学部や農学部出身の人でも大丈夫です。しっかりと準備するようにしてください。


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