私たちが開発、提供している「美歴」は、美容室向けの電子カルテ共有アプリです。
日本の人口減少やデフレを背景に、安価なクーポンによる集客に依存せざるを得ない業界構造。
「自分に合った美容師さん」とマッチできず、美容師さんとお客様双方が満足のいくサービスの受給ができない状況が生まれています。
美容師さんの本来の価値を再定義し、人々が一生涯お任せできる美容師さんに出会い、信頼を深められる環境づくりを支援したい。
満足いくヘアスタイルは、1日を明るく楽しく過ごせるかどうか、とても大きな要素です。
お客さんが本当に満足できる美容師さんと出会うことができ、その関係性続けられるサービスは、人々の豊かな生活に貢献できる。
それを、具現化したものが、「美歴」です。
美容室の”カルテ事情”
美容室では、お客様のパーソナルな情報や、どんなヘアスタイルやカラー、パーマをしたのか(施術と言います)を、忘れないように記録しています。
施術内容だけでなく、どんな会話をしたかとか、最近のお客様のファッションの傾向などの履歴を蓄積しておき、次の提案などに生かそうとしているんです。
1ヶ月に一人の美容師さんあたり、何百人ものお客様に施術をしますし、同じ方が来店されるのは2、3ヶ月に1回。
前回・前々回、ましてや1年前どんなことをして、どんな会話したかなど、常人であれば覚えていられないので、しっかりと記録を残しておくわけです。
この記録、多くの美容室ではいまだに「紙」で管理しています。
「紙」の方が書くのが早い部分もあること、長年に紙の運用に慣れてしまっているので、それ以外の手段に切り替えることが億劫になってしまっていることもあり、紙のままというサロンが多いのが現状なんです。
でも、紙だと、探したり、しまったりの手間が膨大だったり、
記録している情報を活用できない(例えばどんな雑誌が好きな人が多いのか、どんな商品やメニューに興味を持っているのかなどを分析して、仕入れに生かすなど)といった、アナログならではの問題も多くあります。
美容業界は”アナログな業界”と言われていますが、そのような業界でも、この課題を解決せねば、という風潮になってきました。
カルテは誰のもの?これが美歴の原点。だから、カルテを共有する。
美容師が日々一生懸命記録しているカルテ。
これって結局、そのお客様がもっとキレイになったり、かっこよくなったり、髪で日々幸せを感じ続けていただけるようにするためのレシピ、処方箋のようなもの。
つまり、お客様のためのもの。
であるならば、その情報をお客様と共有して、一緒に美を育てていく、一緒に歴史を刻んでいくべきなのでは。
これが美歴の考えの原点です。
人々にとって、一番身近にいる美のプロフェッショナルが、美容師。
美の処方箋を共有しながら、自分の髪のことを一番わかってくれているプロに、いつでも相談したり、提案もらったりできる関係性。
アナログだと時間も費用もかかることが、ITであれば、時間も場所も気にすることがない環境でできる。
そんな関係性構築を支援するのが、「美歴」というサービスです。
美歴 プロダクト概要
美容師個々の端末で安全にカルテ情報を管理でき、お客様と共有できるようになっています。
そして、美容室経営者には店舗管理画面を提供し、ここの美容師が記録しているカルテやお客様とのコミュニケーションを管理できるようにしています。
アプリでできること
アプリでは、このような感じで、写真付きのカルテを美容師さんとお客様が共有し、チャットコミュニケーションをとりながら、オススメのヘアケア商品を提案したり、予約のやりとりなどを行います。
お客様から、その日の施術に対するレビューなども取得できます。
全てがカルテに紐づいているのが、最大のポイントです。このような今までにない、美容師さんとお客様とのコミュニケーション環境を構築していくことで、「会えない間」の信頼関係を深めていくのが美歴が提供する世界です。
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