私たちは自由な会社です。
月1会議に全員集まることしか義務はないです。
ただ自由だからこそ不自由とかわかりにくいことも多いのは事実です。
そこで重要なルールを1つだけ作ることにしました。
たくさんのルールを作っても働くメンバーが覚えられないと意味はなく、たった1つなら私でも守れるなと思ったからです。
たった1つの私達SAの絶対的ルール。
それは「会社はビジネスの場。人の好き嫌いを仕事に持ち込まない」です。
考えに考え抜いてこの1つに決めました。
子供には、お友達と仲良くしよう、喧嘩はしないように、人の短所ではなく長所をみよう、好き嫌いを言わない、グチグチ言わない、すぐ謝ろう、などたくさん教えます。
ただ、大人はこの教えのようにできているのかなと・・・
会社経営していて、1対1面談をしていると、一見、仕事に悩んでいるように見えるけど、よく聞いてみるとその背後には人間関係の悩みが見え隠れすることが多くあります。
私の経験談で会社員時代に人事をしたことがあります。
異動する前は、人事って毎日何の仕事しているのだろう?年に数回しか異動はないから暇だろうなと考えていましたが、実際にはとても疲れました。
体が疲れるというよりも心が疲れた印象です。
特に疲れるのが、社員の誰々がこのように言っていたが納得できない、この上司のやり方は納得できないので仕事のモチベーションが保てないなど、単なる嫉妬を含めた愚痴や文句が多かった。セクハラやパワハラといった大きな問題ならすぐ対応しなければなりませんが、紐解けば、ほとんどはワガママというトホホな状況でした・・・
人事の方ならその気持ちわかると思います。
組織は人の集まりなので自分と意見が合わないことも当然あるわけで、それが集団の宿命なのですが、延々と愚痴を聞いていると、そんなに嫌なら会社辞めたらどうですか?と人事として最も言ってはいけないNGワードを我慢するのが仕事でした。
特徴で言うと、新人さんや若手よりもベテラン勢の方が細かいことをグダグダ言う印象がありました。
新人なら未だしも、ベテラン勢なら問題が生じたら自ら解決するように自分で動いたらどうですか?と言うとそれは人事の仕事だろうとなるし、じゃ本人に伝えてもいいのかと聞くとそれは困ると言うし、あなたの仰るとおりにしますのでどうすれば良いのですか?と聞けばモゴモゴと意見が無くなったり・・・
子供より大人の方が100倍タチが悪いです。
この経験から絶対的ルールは「会社はビジネスの場。人の好き嫌いを仕事に持ち込まない」に決定しました
人の好き嫌いはあって当然
私たちは、多くのメンバーがいますので当然、好き嫌いは発生します。
全員好きになってほしいとは全く思いません。無理ですから。
好き嫌いは人間ですからあっても良い。でも仕事には持ち込むなということです。
例えば、この人が嫌いだから、会社で会っても挨拶しないとか、みんなで和やかに世間話をしているのに嫌いな人が来たら周囲が気を遣うほどピリピリするなど、会社、働くメンバー、その当人にとっても百害あって一利なしです。
そのような好き嫌いを仕事に持ち込む人は器が小さいな。会社というものを理解していないと感じてしまいますし、最も当人が損をします。
今、私たちSAは幸いにも人間関係が良好です。
この良好なタイミングだからこそ絶対的なルールを決めて、運営することにしました。
同じ釜の飯を食っているという家族的発想ではなく、SAにはビジネスをするために集まっているので、ビジネスライクな最適な距離感を持った関係を大推奨する組織です。
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