総合職と一般職の違いは?メリットデメリットと迷った時の決め方を解説

総合職と一般職どっちがいいかと迷う就活生は少なくありません。まずは違いをしっかり理解し、自分に合った働き方を選びましょう。今回は総合職と一般職の違いやそれぞれのメリット・デメリット、どちらか迷った時の決め方、就活対策などご紹介します。

地域総合職
目次

【総合職・一般職】特徴とメリット・デメリット

総合職とは

総合職は、将来管理職に昇進し、会社の重役を担う人物になることを期待されます。責任ある要職が多いため、一般職よりも年収が高いです。

さまざまな経験を積む必要があるので、各部署を異動したり、子会社に出向したりすることもあります。営業・人事・企画など、希望していた部署へ配属されないこともめずらしくないので、それを理解した上で就職活動を行うようにしましょう。

総合職のメリット
・年収やボーナスが多い
・仕事でやりがいや達成感を得やすい
・多様な経験が積める

総合職のデメリット
・転勤や転属がある
・残業が多い
・ストレスが多い

一般職とは

一般職は総合職のサポート的業務を担うことが多いです。総合職と比べると昇給や昇進、待遇面において劣るという一面がありますが、引っ越しが必要になるような転勤や部署の異動はありません。

大きな責任が伴うような業務は少なく、定時で上がれる場合が多いので、ワークライフバランスを大切にする女性に人気があります。

一般職のメリット
・転勤がない
・残業が少ない
・プライベートを充実させやすい

一般職のデメリット
・年収が低い
・出世のチャンスが少ない
・専門的なスキルが身につかない

総合職と一般職の違い

業務内容

総合職は会社の経営に携わる仕事が多く、重要な判断をすることも少なくありません。その分プレッシャーやかかるストレスは大きいですが、仕事でやりがいや達成感を感じやすいといえます。

一般職は総合職のサポート的な業務を担当するため、総合職で働いている人の判断に従って仕事をすることが多くなります。仕事内容はあまり変化のないルーティーンワークが多く、事務処理等の作業がメインとなるのが一般的です。

キャリア

総合職と一般職ではキャリアも異なります。総合職は昇進することが前提で仕事が割り振られていることもあり、一般職よりも出世しやすい立場となっています。一般職の場合は、出世や昇給の機会は少ない傾向です。

転勤・異動

総合職はさまざまな経験を積むために部署異動があります。場合によっては国内だけでなく、海外への転勤もありえます。仕事の内容が変わることもあるので、ずっと同じ業務に携わることは少ないです。

一般職の場合は、業務内容の変化や異動はほとんどありません。引っ越しを伴うような異動がないため、ずっと同じ地域で働くことができます。

給与・待遇

総合職は一般職と比較すると年収は高くなります。会社によりますが、5年目社員で比較すると100万円ほどの差が生まれることもあり生涯賃金も大きく変わってきます。総合職は異動や転勤がある分、住宅手当などの各種手当も豊富です。

総合職と一般職どっちがいいか決められないときは

インターンシップに参加してみる

具体的な仕事内容や働き方の違いを知るには、インターンシップに参加してみるのがいいでしょう。総合職と一般職それぞれのインターンシップに参加してみると、違いが明確になり、自分にどちらが向いているかも見極めやすくなります。

総合職と一般職という分け方は同じでも、企業により業務内容や働き方は異なります。選択肢を広げるためにも、できるだけたくさんの企業のインターンシップに参加してみることをおすすめします。

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入社後のキャリアチェンジも考慮してみる

最近は、キャリアチェンジやジョブチェンジが認められる企業が増えています。こうした制度があれば、「総合職から一般職に」「一般職から総合職に」と、職種を変えることが可能です。

総合職か一般職かで迷っている場合は、キャリアチェンジの希望に柔軟に対応してくれる企業を探してみてください。ジョブチェンジやキャリアチェンジの希望がどのくらい通るのか、ハードルはどれくらい高いかなどは、会社説明会やOBOG訪問の際に、社員の方に直接聞いてみるのがいいでしょう。

地域総合職を探してみる

総合職か一般職かで迷っている方に考慮して欲しいのが、「地域総合職」です。大手企業によく見られる地域総合職は、「エリア総合職」と呼ばれることもあります。

仕事内容や求められる成果は総合職とほぼ同等で役職がつき出世できるが、転勤は無いという条件となっていることが多いです。総合職と一般職の中間のような職種と言えるでしょう。

一般職に比べると任される責任も重くやりがいが大きい、また給与面も一般職よりは良いというメリットがあります。会社の重役になるべくバリバリ働きたい方には物足りないかもしれませんが、転勤はしたくないけれど総合職をしたい、という方にはぴったりの働き方といえます。

【総合職・一般職・地域総合職】就職活動対策

総合職の就職活動対策

会社としては将来的に成長し幹部として会社を支えられる人物を育てたいという思いを持って総合職を採用します。そのため人柄や熱意が重視され、長く働いてくれて将来伸びしろのある人物かどうかを判断されます。総合職を志望するなら、仕事への熱意と、転勤やプレッシャーも受け入れる覚悟があることを伝えましょう。

一般職の就職活動対策

事務処理能力や、窓口なら人当たりの良さなどが見られます。入社後に簿記やMOS、また業種によってIT系の資格など取得する必要性が出てきたりもするので、時間のある学生のうちに勉強しておくといいでしょう。大手総合商社などの場合は、語学ができると一目置かれたり仕事の幅が広がるので、TOEICで高得点を目指しておいて損はありません。

地域総合職の就職活動対策

地域総合職を志望するなら、総合職と同じようにプレッシャーのある仕事をこなす熱意があることをアピールしましょう。転勤がないため一般職に近い部分もありますが、例えば「縁の下のチカラ持ちになりたい」「細かな作業が得意」といった一般職向けの志望動機や自己PRはあまり向いていません。あくまでも総合職と同等の仕事がしたいけれど地域に密着していたい、といったアプローチが効果的です。

まとめ

総合職、一般職、地域総合職には、それぞれのメリットデメリットがあります。違いを理解した上で、自分がどんな働き方を望むのかよく考えてみてください。どうしても決められなければ入社後の変更も考慮に入れて就活を進めるのがいいでしょう。


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