【企業研究】三井不動産に就職するには?役立つ就活情報を徹底解説!

三井不動産は大手総合デベロッパーであり、毎年就活生に人気の企業です。就職難易度が高いと言われている三井不動産に就職するのはどのように就活をすればいいのでしょうか。ここでは三井不動産の企業研究や選考対策に役立つ様々な情報を徹底解説します! 

【企業研究】三井不動産に就職するには?役立つ就活情報を徹底解説!
目次

三井不動産株式会社とは

最初に三井不動産の概要や事業・ビジネスモデルなど基本的な情報を解説します。

三井不動産の概要

三井不動産株式会社は1941年に設立された、財閥系の総合不動産会社です。三井住友銀行、三井物産とともに三井グループ御三家に数えられる企業です。オフィスビルから商業施設、リゾート施設など幅広い分野で不動産開発事業を行っています。

三井不動産の2019年3月期の売上高はグループ全体で1兆8,611億円(「数字でみる三井不動産」https://www.mitsuifudosan.co.jp/infog/)と業界トップの業績です。

三井不動産は総合デベロッパーとして国内にとどまらず海外へ進出しています。拠点はアメリカやヨーロッパ、アジア、オセアニアまでの広い地域に有し、不動産事業を展開しています。

三井不動産のビジネス

不動産は土地や都市の開発、土地や物件の売買、テナント業、建物の管理まで様々な事業を指します。中でも三井不動産は土地や都市の開発、つまり街づくりを行う、「デベロッパー」という業態で様々なビジネスを行っています。

また特定の施設にこだわらず、オフィスビル、商業施設、ホテル・リゾート、ロジスティクス、住宅、それらの複合施設と総合的に手がけているため、三井不動産は「総合デベロッパー」に分類されます。

総合デベロッパーはその土地や街を活性化させるために新たな施設を開発・再開発を行います。仕事内容は 企画(用地取得)、事業(商品企画・事業推進)、営業(テナントリーシング)、運営(施設運営・管理)などです。施設を建築するための土地を買い取り、どのような施設にしていくのか、企業やテナントを誘致し、完成後は施設の管理や運営を行います。街づくりは企画から完成まで何年もかかるスケールの大きいビジネスです。

三井不動産の特徴

三井不動産の社風や強みなど、どのような会社なのか特徴についてご紹介します。

社風

「人の三井」といわれる三井グループの三井物産では人材主義の社風があり、個人の成長や自律的な働き方が求められます。一人ひとりの意見が尊重され、社風の風通しもいいです。就活本選考体験記では明るく、話しやすい社員が多いという体験談もありました。

平均年収

2020年3月期の有価証券報告書によると、平均年間給与は12,734,000円と報告されています。つまり三井不動産の平均年収は1273万円ほどということです。

三井不動産の競合他社である、代表的なデベロッパー企業である三菱地所と住友不動産の平均年収と比較します。各社の2020年3月期の平均年間給与を基準に、三菱地所の平均年収は1273万円ほど、住友不動産は680万円ほどです。2社と比較して三井不動産が三菱地所と並ぶ高い年収であることが分かります。

強み

三井不動産はオフィス・商業施設・ホテル・住宅等の複合施設に強みがあります。代表的なのは東京ミッドタウンです。東京ミッドタウンにはオフィスタワー、住宅、商業施設、ホテル、美術館、ホールなど様々な機能を果たす施設を置き、多くの人が来訪する複合都市として開発されました。このような複合都市を国内だけでなく海外にも展開させている点は三井不動産の強みといえます。

三井不動産が就活生に人気の理由

人気の理由1 高収入で働きやすい環境

三井不動産は従業員の満足度が高い企業として知られています。高収入が期待でき、福利厚生なども充実しているため非常に働きやすく、職場に満足している社員が多いのが特徴です。

三井不動産は初任給も高水準ですし、入社から数年しか立っていない3〜5年後から収入が大幅にアップしていくのも魅力的な点です。30歳前後で年収1000万円を超える人も少なくありません。東京での勤務の場合は独身寮が利用できるため、生活費の節約もできます。

人気の理由2 グローバルな環境で仕事ができる

三井不動産は約40年にわたり、世界各国でグローバル事業を展開しています。北米、アジア、ヨーロッパなどで積極的にオフィスビル事業やホテル事業を展開していて、2018年度の実績では海外事業利益は全体の19.8%となっています。

今後も欧米でのオフィスルビル開発や、中国・東アジアなどでのアウトレットや「ららぽーと」の展開などが計画されおり、海外事業の比率を増やしていく計画です。

三井不動産ではグローバル事業を営業利益の大きな柱となる事業に拡大するため、人材のグローバル化施策にも注力しています。欧米やアジアなどで研修を行う海外トレーニー制度を実施しており、毎年海外に多くの社員を派遣しているので、海外での経験やキャリアを積みたい学生には魅力的な環境です。

人気の理由3 規模の大きなプロジェクトに関われる

三井不動産は「三井アウトレットパーク」や「ららぽーと」など、大規模なショッピングモールやオフィスビルなどを手がけることも多いです。街の中心となるビルや店舗をつくるという、影響力の大きい仕事ができるのは三井不動産で働く魅力の一つです。

オフィスビルやショッピングモールは、人々の毎日の暮らしや仕事を支えるものです。多くの人の生活を支え、豊かにすることができる仕事なので、やりがいや達成感も非常に大きなものとなるでしょう。

三井不動産に就職するのに有利な資格は?

おすすめの資格1【宅地建物取引士(宅建士)】

宅地建物取引士とは、不動産取引の専門知識があることを示す資格です。総合デベロッパーである三井不動産に就職すれば不動産を総合的に取り扱うことになるので、不動産に関する代表的な資格である「宅建士」の資格を持っていると就職でもプラスになるでしょう。

新卒採用は即戦力というよりポテンシャル重視なので、不動産や建物に関する資格があると必ず有利になるというわけではありません。しかし資格を取得しておくことで不動産業界への熱意をアピールできますし、入社後に仕事で役立つことも多いでしょう。

おすすめの資格2【TOEIC】

三井不動産への就職を目指す学生におすすめなもうひとつの資格はTOEICです。海外事業の拡大に積極的な三井不動産への就職では英語力が武器となります。就活で英語力をアピールするには、わかりやすいTOEICスコアがおすすめです。

優秀でスペックの高い学生が集まる三井不動産の就活で英語力をアピールするなら、最低でも750〜800点は取得しておきたいところです。

三井不動産の就職活動情報

採用サイトで公開されている情報や就活本選考体験記の投稿などを基に、三井不動産の選考フローや求める人物像など就活関係の情報をご紹介します。

選考フロー

三井不動産の選考フローは以下のようになっています。
エントリーシート提出→テストセンター(SPI、英語有)→面接複数回→内定

採用人数

三井不動産のホームページの人事データによると、2016~2018年度の新卒採用人数が公開されています。各年の採用人数は以下のようになっています。

2016年度 41人 (男性・26人、女性・15人)
2017年度 44人 (男性・29人、女性・15人)
2018年度 42人 (男性・27人、女性・15人)

ES・面接の質問の特徴

就活本選考体験記によると三井不動産の選考では学生の人柄や、自社への熱意を重視していると感じた人が多いです。例えば面接前に自分の経験や歴史とその時の自分の意欲や気持ちをまとめる、モチベーションシートを記載します。

それを基に学生と自社の雰囲気や価値観がマッチしているのか、学生時代の経験について深掘りされることが多いです。面接は重い雰囲気ではありませんが、質問の受け答えは明るくはきはきとするよう心がけることが重要です。

質問例
・あなた自身が社会に出て仕事をするうえで「これだけは譲れない」と考えることについてご自由にお書きください。(300文字以下)
・大学入学までの経験にテーマをつけてください。(50文字以下)
・大学入学までの経験の詳細と、 その経験が今のあなたの考え方や行動にどうつながっているのかをお書きください。(350文字以下)

求められる人物像

三井不動産は世の中の変化や課題に対応する、新しい街づくりをしてきた会社です。課題や変化に対応できる柔軟さや、挑戦する意欲を学生に求めています。

また就活本選考体験記によると内定者はスポーツで結果を残してきた人や長期留学経験者、院生などが多いようです。何かにひたむきに取り組み続け、成し遂げた経験や結果を残せた経験などのエピソードが話せると良いでしょう。

人気企業に就職したい!三井不動産の就職活動対策

東洋経済オンライン「入社が難しい有名企業トップ200ランキング」(https://toyokeizai.net/articles/-/242603?page=2)によると三井不動産は14位とトップ20位以内にランクインしている、就職難易度が高い企業です。そんな三井不動産で内定を得るためにはどのような就活をするべきなのか、おすすめの就活対策をご紹介します。

他の企業と差別化する、徹底的な企業研究が必要

三井不動産を含め、「デベロッパー」という仕事はかなり人気の高い仕事です。大手総合デベロッパーである三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産、野村不動産、森ビルの6社はデベロッパーを志望する多くの学生が併願して選考を受けます。それを踏まえて企業は学生に何故自社なのか、何故自社でないといけないのかなど高い熱意があるかを確認します。三井不動産とその他競合他社を比較し、徹底的に企業研究を行うことが重要です。

また多くの学生が憧れる仕事だからこそ、表面だけでなく仕事や自社について理解しているかが問われます。OB訪問やインターンシップに参加して、リアルな社員の声を聞いたり業務理解を進めましょう。

深掘りした質問にも対応できるよう綿密に自己分析を行う

「ES・面接の特徴」でご紹介したように面接では学生時代や過去の経験、自分の考え方や価値観についてかなり深く掘り下げられます。それに対応するためには綿密な自己分析が必須です。

自己分析は面接や選考のたびにやり直すくらいがいいでしょう。モチベーションシートのように自分の年表を作り、当時の背景や自分の考え方、行動やその理由、そこから得られたことや今に活かされていることなど細かく分析してみましょう。

最後に

三井不動産の就活では企業研究や自己分析、筆記試験対策など基本的なことを徹底的にこなすことが重要です。学生に人気に企業であるからこそ基礎的な対策が必要です。インターンシップやOB訪問の機会を活用して企業研究を進めましょう。

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