【企業研究】オリックスに就職するには？企業概要・評判・就活対策まとめ

オリックスは就活生に人気の就職先です。職場の雰囲気や年収などが気になっている方も多いでしょう。ここではオリックスの基本情報・採用情報・社員の口コミなど、就職に役立つ情報をまとめていますのでぜひ参考にしてください。

オリックスってどんな企業？

オリックスの企業理念

オリックスは1964年にリース事業からスタートした企業ですが、現在は金融・航空機、・保険・エネルギー・農事業など幅広い事業を行っています。

オリックスではブランドスローガンとして「ほかにはないアンサーを。」を掲げています。専門性の高い幅広い事業を強みとして、他の企業にはできない提案・サービスを目指しているため、「どうしたらできるか」を考える姿勢が重視されています。

事業セグメント

公式HPによるとオリックスは事業が多岐に渡っており、10の独立したセグメントで構成されています。それぞれのセグメントと利益率は以下の通りです。

・法人営業・メンテナンスリース（14%)
・不動産(18%)
・事業投資・コンセッション(10%)
・環境エネルギー(3%)
・保険(10%)
・銀行・クレジット(9%)
・輸送機器(10%)
・ORIX USA(13%)
・ORIX Europe(10%)
・アジア・豪州(3%)

リース業界

会社四季報による2018年度のリース業界の業界規模は5兆129億円で、営業資産残高のランキングは次のようになっています。

リース業は全体的に停滞が続いているためオリックスに限らず事業の多角化が進んでいる傾向があります。

オリックスの基本情報

従業員数・新卒定着率・平均勤続年数

オリックスの従業員数は32,884名、そのうち57.36%が男性、42.64%が女性となっています。また新卒定着率（入社後3年間の在籍人数割合）は男女共に95%超え、平均勤続年数は男性15.8年、女性15年と定着率が高い企業であることがわかります。

また平均年収は880万円です。同業他社の三菱UFJリースが786万円、東京センチュリーが836万円となっているため高い水準にあることがわかります。

基本給・平均年収

全国グローバルか首都圏エリアの勤務地域区分を選択し、それにより基本給も変わってきます。賞与の支給は6月と12月の年2回です。

平均年収は880万円です。同業他社の三菱UFJリースが786万円、東京センチュリーが836万円となっているため高い水準にあることがわかります。

諸手当・福利厚生

オリックスの福利厚生はかなり充実しています。

【諸手当】
時間外手当
通勤手当
住宅手当

【福利厚生】
保養所
クラブ活動
スポーツクラブ優待
カフェテリアプラン
ベビーシッター助成制度
持株会
慶弔金
退職金制度

オリックスが就活生に人気の理由

社員の評判は？

オリックス社員による職場や働き方についての口コミを見てみると、次のようなものが目立ちます。

【良い口コミ】
・人柄の良い人が多い
・やりがいのある仕事ができる
・福利厚生が充実している
・休みがとりやすい
・風通しが良い
・自由な社風
・グローバルな環境で仕事ができる

【悪い口コミ】
・基本給が安い

部署により異なりますが残業はそれほど多くないという口コミが多いです。有給も取得しやすく、ワークライフバランスがとりやすい環境となっています。

人柄が良い人が多く、社内には助け合いの文化が根付いています。同僚や上司に対する信頼が高い口コミが目立ちます。

事業アイデアの公募制度もあり、若いうちから裁量を持ってやりがいのある仕事ができる環境に満足している人が多いです。

オリックスで働く魅力・やりがい

オリックス事業領域が幅広く、業績は比較的安定しています。大企業らしく給与水準が高く、福利厚生も充実しているのは大きな魅力でしょう。

若手のうちから責任のある仕事を任せてもらえる部署が多いようなので、様々な仕事にチャレンジしたい人、仕事にやりがいを求める人にぴったりの職場です。

新入社員研修やスキルアップの補助なども充実しており、個人で力をつけていくのをサポートする体制も整っています。

オリックスの就職活動情報

オリックスの就活に役立つ情報を紹介します。

求める人材

採用ページによると、オリックスは求める人材の特徴として“Creativity”、“Challenge”、“Team Play”の3つを挙げています。それぞれの内容は以下の通りです。

“Creativity”
絶えず新たなビジネスを自ら創り出す人材

“Challenge”
「高い専門性」を身につけ、「チャレンジ」し続けられる人材

“Team Play”
多様な価値観を認め、周囲を巻き込みながら主体的に行動できる人材

固定観念にとらわれず多角的な事業を行うオリックスだからこそできる解決策を主体的に提案できる人材が求められています。

募集職種

オリックスの採用は総合職と一般職に分かれています。それぞれの業務内容は以下の通りです。

総合職
企画・立案などの基幹業務を行います。営業や不動産、グローバル事業、審査・経理など幅広い配属があります。国内外の事業所に勤務する全国グローバルか首都圏エリアを選択できます。

一般職
総合職のサポート業務を行います。首都圏・近畿圏の営業支援部門や管理部門の事務に配属されます。

選考フロー

就活体験記によるとオリックスの選考フローは以下の通りです。

ES→Webテスト→筆記テスト（クリペリン検査）→1次面接→2次面接→最終面接→内定

オリックスの面接は20分程度と時間が短いことが特徴です。長々と話すのではなく端的にアピールしたいことをまとめておきましょう。コミュニケーション能力も重視されているので、基本的なマナーとハキハキとした受け答えを意識しましょう。

ES・面接の質問の特徴

オリックスのESは志望理由や強みなど基本的な質問が多いです。後の面接でもESは利用されるため注意が必要です。

【ES設問例】
・オリックスに興味をもった理由、出来事（300文字）
・強みや長所（300文字）
・経験のなかで主体的に行動して、周囲を巻き込み成し遂げたもの（400文字）

面接はESの深堀りがメインで行われます。強みを得た背景などスムーズに話せるようにしておきましょう。

オリックスの就職活動対策

オリックスの選考で役立つ対策を紹介します。

座談会やインターンに参加する

オリックスは事業領域が幅広いため、実際の業務内容がイメージしづらいかもしれません。就活生向けの座談会やインターンに参加して社員の方の話を聞いてみると、仕事内容について詳しく知ることができるでしょう。

諦めない姿勢をアピールする

オリックスでは初期配属が全員営業であることもあって、失敗しても諦めない粘り強さが求められます。失敗してやり方を変えて再チャレンジしたエピソードなどを用いて諦めない粘り強さをアピールしましょう。

他の企業についても調べてみる

オリックスを志望するなら、同業他社のリサーチもしておく必要があります。ライバル企業の研究をすることで、業界についての理解が深まりますし、ライバル企業にはないオリックスの特徴や強みも明確になってくるでしょう。

最後に

オリックスは就活生に人気がある企業なので選考の倍率も高いですが、求める人物像を意識してしっかりと対策をとれば選考を突破する確率を高めることができます。座談会やインターンシップには積極的に参加して企業理解を深めましょう。