【企業研究】丸紅の年収はどれくらい？平均年収や働き方について徹底解説！

丸紅は食料から情報、リース事業まで様々な分野において、国内外で取引を行う大手総合商社です。丸紅の平均年収や勤務環境、働き方について解説します。

丸紅とは

丸紅は1858年に創業された総合商社です。本社は東京都千代田区に置かれています。食料から繊維、建設、輸送など幅広い事業分野が特徴的です。「正・新・和」を企業方針としており、事業間・社内外・国境といったあらゆる壁を破るソリューションの創出を目指しています。

丸紅の年収について

大手総合商社である丸紅の年収はどれくらいなのでしょうか。平均年収や具体的な職種と年収の例、競合他社との比較を交えて解説します。

平均年収、初任給

丸紅の平均年収は1,452万円です。国税庁の令和元年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は503万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。

丸紅は全国転勤のある総合職と東京のみの一般職にわけて採用を行っています。それぞれの初任給は以下の通りです。

総合職
・255,000円(大卒）
・290,000円(院卒）

一般職
・205,000円(大卒・院卒）

令和元年賃金構造基本統計調査結果（初任給）の概況によると大学卒の初任給は男女平均21万200円、大学院修士課程修了の初任給は男女平均23万8,900円となっているため、丸紅の総合職の初任給は大学卒、院卒共に平均よりも高く、一般職は共に平均より低くなっています。

具体的な役職と年収の例

転職サイトオープンワークの口コミなどから具体的な職種と年収の具体例をご紹介します。

・営業　在籍5～10年　新卒　男性　1,200万円
・営業　在籍3年未満　中途　男性　1,200万円
・営業　在籍3～5年　新卒　男性　1,100万円
・営業　在籍3年未満　新卒　男性　700万円
・経理　在籍3年未満　新卒　男性　650万円

口コミによると若手のうちはほとんど年功序列となっており、10年目以降に差がついてくるということでした。

他の企業と比較

総合商社の業界平均は1,052万円です。丸紅の平均年収は1,452万円であるため平均よりも高くなっています。

次に5大商社と呼ばれる同業他社と比較してみます。

・三菱商事　　1,631万円
・住友商事　　1,437万円
・伊藤忠商事　1,565万円
・三井物産　　1,393万円

丸紅の平均年収は住友商事、三井物産よりも高く、三菱商事、住友商事、伊藤忠商事よりも低いことがわかりました。

丸紅の働き方

丸紅への就職を考えるなら、年収以外に働き方も知っておきたいところです。ここでは丸紅の働く環境や制度を紹介します。

電力事業に強み

丸紅は総合商社の中で、全体的な売上では遅れをとっています。しかし、電力事業は丸紅の代表的な事業で他の商社と比べても強みがあります。また電力は生活に必要不可欠なのに加えて、国と契約していることから景気の影響を受けにくく安定した事業となっています。

若手の育成に力を入れた環境

丸紅に限らず商社は国内に留まらず、国外との仕事も多くなります。そのため語学力は必須の能力です。特に丸紅は若手の育成に力を入れており、入社してすぐに海外出張があったり、意見を求められたりと活躍できる環境が整っています。

人気企業で働きたい！丸紅の就活対策

人気企業である丸紅の就職はかなり難易度が高いです。そんな丸紅で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。

「粘り強さ」や「主体性」をアピール

商社の仕事は事業範囲が幅広く求められる業務も多いため、仕事に対する粘り強さが求められます。丸紅は新しい事業にも積極的なため自分から新しいことに挑戦した経験などをアピールするようにしましょう。

志望度重視！どうして丸紅なのか明確に

前述したとおり丸紅は総合商社のなかで売上で劣っています。例年他の総合商社との併願が多く内定を出しても他の企業に取られてしまうということがあります。そのため丸紅の選考ではどうして丸紅がいいのか、他の商社との違いは何かを聞かれます。社員の雰囲気や事業の強みを理解して選考に臨みましょう。

最後に

丸紅の平均年収は1,452万円でした。総合商社は平均年収が高いこともあり就活生に人気の業界です。企業研究や自己分析をしっかり行って選考に臨みましょう。