【企業研究】ソフトバンクの年収はいくら？平均年収・働き方・就活対策まとめ

ソフトバンクは、就活生に人気のある企業です。就職先として考えていたり、年収や待遇が気になっている人も多いでしょう。ここではソフトバンクの平均年収、福利厚生、勤務環境、働き方など、就活に役立つ情報をまとめています。

ソフトバンクとは

ソフトバンクは1986年に設立された通信会社です。単なる携帯キャリアの企業ではなく、時代のニーズに合わせて変化してきた企業です。「情報革命で人々を幸せに」という企業理念を掲げて最新のテクノロジーを活用した事業を行っています。

ソフトバンクの年収について

IT業界を牽引するソフトバンクの年収はどれくらいなのでしょうか。平均年収や具体的な職種と年収の例、競合他社との比較を交えてソフトバンクの年収について解説します。

平均年収・初任給

会社四季報によると、ソフトバンクの平均年収は733万円です。国税庁の令和元年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は503万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額であるといえるでしょう。

ソフトバンクには幅広い事業で働く「総合職」、各部門の企画・立案などの提案をサポートする「アソシエイト職」、店舗で提案・販売を行う「販売職」があります。初任給は各職種で異なっており以下の通りです。

【総合職】
243,000円～　（学部卒・高専卒（専攻科））
264,200円〜　（修士卒）
274,800円～　（博士卒）

【アソシエイト職】
205,000円

【販売職】
206,000円

令和元年賃金構造基本統計調査結果（初任給）の概況によると大学卒の初任給は男女平均21万200円、大学院修士課程修了の初任給は男女平均23万8,900円となっているため総合職学部卒・院卒の初任給は、平均より高くなっています。

具体的な役職と年収の例

転職サイトオープンワークの口コミなどから具体的な職種と年収の具体例をご紹介します。

・オペレーション　　　在籍5~10年　 新卒　男性　700万円
・本陣営業　　　　　　在籍5~10年　 新卒　女性　600万円
・プロダクト営業　　　在籍15~20年 新卒　男性　900万円
・営業企画　　　　　　在籍5~10年 　 新卒　男性　700万円
・営業・情報システム　在籍10~15年　中途　男性　800万円

他の企業と比較

通信業界の平均年収は592万円となっています。ソフトバンクの平均年収は733万円のため平均よりも高くなっています。

次に同業他社と比較してみます。

・株式会社NTTドコモ　872万円
・ＫＤＤＩ株式会社 952万円
・楽天株式会社　　　　720万円

これよりソフトバンクの平均年収は楽天より高く、ドコモ・KDDIよりも低いことがわかりました。

ソフトバンク社員の年収についての満足度

年収についてのソフトバンク社員の口コミを見てみると次のようなものがあります。

【良い口コミ】
・給与水準には満足している
・20代のうちから高い水準
・給与システムが明確

【悪い口コミ】
・給与が年功序列で決まる
・昇給ペースに不満がある

「給料は思ったより高くない」という意見が多く、企業の知名度や規模からイメージするような高級ではないかもしれません。

しかし給与は同業他社・同年代と比較すると高い方なので満足している人が多く、「給与が少ない」「給与制度に不満がある」などの口コミはほとんど見られません。

給与はグレードにより決まり、個人の頑張りや成果が給与に反映されることは少ないようです。

ソフトバンクのボーナスや福利厚生は？

ボーナス

ソフトバンクでは、ボーナスは6月と12月の年2回支給されます。業績と個人の評価により変動し、近年は年間で5.5〜6ヶ月程度となっているようです。

福利厚生

【保険】
健康保険
厚生年金
雇用保険
労災保険

【住宅】
新卒住宅補助
転勤社宅

「新卒住宅補助」制度があり、新卒入社後3年間は家賃に対する一部補助があります。転勤の場合は、単身赴任や家族との同居などライフスタイルに応じて社員が入居先を決めることが可能で、会社が本人に代わって社宅契約手続きを行ってくれます。

【その他】
カフェテリア
ソフトバンクホークス野球観戦
割増手当（時間外勤務手当・深夜勤務手当・休日勤務手当）

本社カフェテリアにて福岡ソフトバンクホークスの激励会やパブリックビューイングなどが開催されます。

ボーナス・福利厚生についての満足度

賞与や福利厚生についてのソフトバンク社員の口コミを見てみると次のようなものがあります。

【良い口コミ】
・ボーナスが多い
・休みがとりやすい
・産休や育休の制度が充実している
・ワークライフバランスがとりやすい
・オフィスがキレイ
・ドリンクサービスがある

【悪い口コミ】
・退職金なし

新しいオフィスはWeWorkがオフィスデザインを担当し、おしゃれでキレイと社員からの評判も高いです。コーヒーやお茶などのフリードリンクもあります。

オフィスで働くにしても、在宅でもリモートワークをするにしても働きやすい環境が整っているという口コミが多いです。

保養施設が充実していて、高級ホテルなどに格安で宿泊することもできます。

ソフトバンクの働き方

ソフトバンクへの就職を考えるなら、年収以外に働き方も知っておきたいところです。ここではソフトバンクの働く環境や制度について紹介します。

おしゃれで働きやすい新オフィス

ソフトバンクは2021年1月に、竹芝の新社屋へ本社機能を移しました。新オフィスではフリーアドレスが採用されていて、顔認証システムやIoTセンサーなど最先端のテクノロジーが導入されています。

コアタイムなしのスーパーフレックス制度、リモートワーク制度が導入されており、自由な働き方ができる環境が整っています。有給が取得しやすく、残業も少ないため、ワークライフバランスも非常にとりやすいです。

しかし残業の多さや有給の取得しやすさについては部署により違いがあるので、中には「残業が多く忙しい」「休みが取りづらい」「休日にも仕事が発生する」といった部署もあるようです。

若いうちから挑戦できる企業文化

ソフトバンクは時代によって事業内容を変えてきた企業です。そのため新しいことに挑戦する風土が根付いています。年次に関わらず若いうちから手を挙げられる環境があるため、若手のときから成長したいと考える学生にはぴったりです。

自分で選択できる研修制度

ソフトバンクの研修は必須のものが少なく、自分のやりたいことをたくさん選べる仕組みになっています。その一貫として2010年7月28日に一方的に話を聞くだけではなく受講者同士で評価し合う「ソフトバンクアカデミア」が設立されました。これにはソフトバンクの社員以外にも経営者や研究者などが在籍しており切磋琢磨しています。

人気企業で働きたい！ソフトバンクの就活対策

人気企業であるソフトバンクの就職はかなり難易度が高いです。そんなソフトバンクで内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。

サマーインターンシップで早期選考を狙う

ソフトバンクは採用数が多くインターンシップからの早期選考も確認されています。通常選考は他の企業に比べて選考の期間が長く内定を得るのが遅くなってしまうため、志望度が高い場合はインターンシップに申し込んでおきましょう。

通信事業に囚われずに事業研究を行う

ソフトバンクは現在こそ通信業を中心に行っていますが、デジタル業界は変化が大きく時代によって求められることが変わります。そのため企業研究を行う際も1つの事業に囚われず、ソフトバンクの成長戦略やこれからの姿を研究する必要があります。ESや面接の志望動機でも通信事業に関するものではなくソフトバンクのビジョンについて触れるようにしましょう。

最後に

ソフトバンクの平均年収は733万円でした。ソフトバンクは時代のニーズに合わせて変化してきた企業です。選考では企業への理解が求められます。最新の動向にも注目しておきましょう。