面接で「どうやって来たか」を聞かれた際の答え方!質問の意図もあわせて解説

就活の面接では、会場までどうやって来たかを質問されることがあります。不意にこのような質問をされるとどのように答えるべきか戸惑ってしまうかもしれません。今回は、面接で「どうやって来たか」を質問する企業側の意図や、答え方のポイントを例文つきで詳しく解説します。

目次

面接で「どうやって来たか」と質問する企業側の意図とは

①入社後の通勤方法を確認するため

入社後は業務に支障が出ない程度の距離に住んでいる状態が望ましいです。そのため、企業側は学生が入社後にどのような手段で通勤するつもりかを把握しておく必要があります。遠方に住んでいる学生は入社後に一人暮らしをする意志や、どのような手段で通勤するつもりかを合わせて説明しておくことをおすすめします。

②伝える力があるかを確かめるため

一見簡単そうな質問に思えますが、面接官がこの質問を通して学生の伝える力を確認していることがあります。ただ「電車で来ました」と答える学生よりも、経路や所要時間も合わせて分かりやすく話す学生の方が「コミュニケーション能力が高い」と評価されます。順序立てて分かりやすく伝えることを意識しましょう。

③学生の緊張をほぐすため

面接官が学生をリラックスさせるために、面接の序盤に雑談として「どうやって来たか?」を質問することがあります。面接では、このような雑談でも学生の人柄やコミュニケーション能力をよく見ています。リラックスして話すのは良いことですが、言葉選びや話し方には注意しましょう。

面接で「どうやって来たか」を聞かれた際の答え方のポイント

①交通手段と経路をわかりやすく伝える

「電車で来ました」「徒歩で来ました」と言うだけでなく、経路まで順序立てて分かりやすく伝えましょう。電車で来た場合は、どの駅からどの路線を使って来たのか、どこで乗り換えたのかまで伝えると、面接官が経路をイメージしやすくなります。

②所要時間を合わせて伝える

面接官があまり馴染みのない場所から来た場合、どのくらいの所要時間がかかるのか分かりにくいことがあります。そのため、所要時間も合わせて伝えましょう。「A駅から〇〇線に乗って約20分で御社の最寄駅であるB駅に参りました。B駅からは徒歩約5分ほどで御社に到着しました」などと交通手段ごとに分けて所要時間を伝えると伝わりやすくなります。

③面接官との会話を楽しむ

面接官が学生の緊張をほぐすためにこのような質問を投げかけている場合があります。そのため、面接官との会話を楽しむことが重要です。リラックスした状態で面接官と話すことで、その後も話しやすい雰囲気になり、より自分らしさを伝えることができます。

面接で「どうやって来たか」を伝える際の注意点

①マイナスな発言をしない

「遠かったので疲れました」「最寄駅から御社のオフィスまでの経路が分かりにくく、苦労しました」などのマイナスな発言は避けましょう。リラックスしてついこのような発言をしてしまう人もいるかもしれませんが、雑談でも言葉選び一つで印象は大きく変わります。面接では常に礼儀や言葉選びに注意する必要があります。

②一言で終わらせない

「電車で来ました」などと一言で終わらせてしまうと、面接官もそれ以上聞きにくくなってしまいます。そのため、交通手段や経路、所要時間も合わせて丁寧に伝えましょう。回答の中に面接官に馴染みのある駅や土地が出てきて、話が盛り上がることもあります。

③一方的に長々と話さない

考えてきたことを機械的に話したり、「あの〜...」「えっと〜...」と考えながら長々と話すことは避けましょう。あくまで面接官との会話であることを忘れずに、分かりやすく自然に話すことが重要です。

面接で「どうやって来たか」と聞かれた際の回答例

自宅から御社までは、電車と徒歩で参りました。
まず、自宅の最寄り駅であるA駅から〇〇線に乗って約15分でB駅に到着します。B駅で△△線に乗り換えて約20分で御社の最寄駅であるC駅に参りました。C駅から御社までは徒歩5分ほどで到着しました。
自宅から御社までの所要時間は約40分でした。

【まとめ】交通手段と経路、所要時間をわかりやすく伝えよう

「面接会場までどうやって来ましたか?」という質問は、一見何気ない雑談のように思えますが、いざ答えるとなると、どのように説明するか戸惑ってしまうかもしれません。相手がイメージしやすい説明を意識し、順序立てて伝えましょう。


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