関西電力は電気販売量国内3位を誇る電力会社で、「関電」「KEPCO」と呼ばれています。関西電力に就職するためには徹底的な企業研究が必須です。この記事では企業情報から就職活動対策まで解説します。
- ・関西電力とは
- ├関西電力の企業理念
- ├事業セグメント
- └従業員数・平均年収
- ・関西電力の就職活動情報
- ├関西電力の応募コース
- └関西電力の選考フロー
- ・関西電力の就職活動対策
- ├インターンから早期選考にのる
- └長期計画や関連ニュースは事前にチェック
- ・最後に
関西電力とは
関西電力は1951年に設立された企業で本社を大阪市に置いています。エネルギーの供給を行いながら、「ゼロカーボンへの挑戦」「サービス・プロバイダーへの転換」「強靭な企業体質への改革」の3本柱へ挑戦しています。
関西電力の企業理念
関西電力では企業理念として「存在意義」「大切にする価値観」を掲げています。それぞれ紹介します。
存在意義
「あたりまえ」を守り、創る
大切にする価値観
公正 × 誠実 × 共感 × 挑戦
事業セグメント
関西電力の事業セグメントは「発電事業」です。そのなかで「原子力発電」「火力発電」「再生可能エネルギー」「国際事業」などに取り組んでいます。それぞれの概要は以下の通りです。
「原子力発電」
美浜発電所、高浜発電所、大阪発電所の3か所で発電を行っています。エネルギーの安定供給や安価に発電できるというメリットがある一方、放射性廃棄物が出る課題があることから他の発電方法とのバランスが求められています。
「火力発電」
関西地方10カ所の発電所で発電を行っています。関西電力では「液化天然ガス(LNG)」「石炭」、「石油」などの化石燃料を使用しています。雨や曇りで減った太陽光発電の分を火力発電が補うという形をとっており、エネルギーミックスに取り組んでいます。
「再生可能エネルギー」
再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギーのことです。枯渇する心配がない、環境に優しいといったメリットがあるものの、コストが高いこと、大がかりな設備が必要なことといったデメリットがあります。
「国際事業」
国内電気事業で培った技術を生かして、「海外発電事業」「燃料上流事業」「海外コンサルティング」を行っています。
従業員数・平均年収
関西電力の会社概要(https://www.kepco.co.jp/corporate/profile/outline.html)によると、2022年3月31日時点の関西電力の従業員数は以下の通りです。
8,633名(グループ全体:31,963名)
有価証券報告書(2021年4月1日-2022年3月31日)(https://www.kepco.co.jp/ir/brief/securities/98/pdf/report98.pdf)によると の2020年3月31日時点での平均年間給与は820.7万円(賞与及び基準外賃金を含む)となっています。国税庁の令和2年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は433万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。
関西電力の就職活動情報
関西電力の就活で役立つ応募コースと選考フローに関する情報を紹介します。
関西電力の応募コース
関西電力では「総合職」「エリア総合職」「プロフェッショナル職」の採用を行っています。それぞれの業務内容は以下の通りです。
「総合職」
営業・企画・燃料調達・新規事業立案などを行う「事務系総合職」、発電・拝殿・情報通信・土木などを行う「技術系総合職」、法人営業・法人事業を行う「技術コンサルティング職」があります。
「エリア総合職」
現場を中心に送配電会社の事務および管理を行います。(用地、託送営業、地域対応、総務 など)
「プロフェッショナル職」
発電所の運転管理業務、監視や巡視、定期操作、情報通信ネットワークの設備工事・保守・運用といった業務を行います。(発電、配電、建築、土木など)
関西電力の選考フロー
関西電力の就活本選考体験記(2019年卒,総合職事務系)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-kepco)によると、選考フローは以下の通りです。
【ES(エントリーシート)・WEBテスト→GD(グループディスカッション)→面接2回】
ES(エントリーシート)の項目
自己PR、強みを一言で、関西電力で成し遂げたいこと、希望部署とその理由
100字ずつ程度
面接
一次
学生時代頑張ったこと
二次
事前課題をプレゼン
三次
挙手制、業界知識が問われる
関西電力の就職活動対策
人気企業である関西電力の就職はかなり難易度が高いです。そんな関西電力で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。
インターンから早期選考にのる
関西電力の短期インターンシップ体験談(https://internshipguide.jp/columns/view/intern-report-kepco?flid=315)によると、関西電力はインターンから早期選考があり、そこからの内定者が非常に多いとのことです。倍率が高い分早い時期から囲い込みがはじまるので少しでも興味があればすぐに応募しましょう。
長期計画や関連ニュースは事前にチェック
関西電力の就活本選考体験記(2022年卒,総合職)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-kepco3)によると、選考では第一志望かどうかをかなり問われたとのことです。事業内容だけでなく、長期計画を読んで方針への共感を示したり、ニュースを把握して質問に答えられるようにすることで熱意を示すことができます。
最後に
関西電力は電気販売量国内3位を誇る電力会社です。関西電力に就職するためには、早期選考を目指して早めに動きだしたり、長期計画を含めた企業研究が必要です。早い時期から動き出しましょう。
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