「インターンを募集してない企業にメールを送っても大丈夫かな?」と悩んでいませんか?実はメールを送ることには何の問題もありません。本当に志望する企業や業界なら、悔いが残らないようメールでインターン受け入れを打診してみましょう。
今回は、インターンを募集していない企業へのメールの書き方を例文とともに解説します。
- ・インターンを募集してない企業にメールを送るのはあり!
- ├企業にはニーズがないためハードルは高いが、ダメではない
- └丁寧なメールを送ることで主体性や熱意が伝わる可能性も!
- ・インターンを募集してない企業に送るメールの書き方
- ├件名
- ├宛名
- ├本文
- └署名
- ・インターンを募集してない企業に送るメール例文
- ・まとめ
インターンを募集してない企業にメールを送るのはあり!
インターンを募集していない企業でも、以下2つの理由からメールを送ってよいといえます。
企業にはニーズがないためハードルは高いが、ダメではない
「インターンを募集していない」ということは、新卒社員の採用活動に力を入れていない企業なのかもしれません。この場合は、「御社でインターンがしたい」と連絡しても、実際にインターンとして受け入れられる可能性はあまり高くないと考えられます。
ただし、インターンを募集していない企業のなかには「人手は欲しいが毎日の業務が忙しく、採用活動まで手が回っていない」というところもあります。その場合には、「インターンがしたい」と連絡してくれる学生は、好意的に受け止められるでしょう。
このように、インターンを募集していない企業にメールをして受け入れてもらえる可能性は低いですが、ゼロではありません。もし、「どうしてもインターンがしたい」という企業なら、連絡してみるのがおすすめです。
丁寧なメールを送ることで主体性や熱意が伝わる可能性も!
インターンを募集していない企業は、インターン生を丁寧に育てる余裕がありません。つまり、受け身な姿勢で来られても困るのです。それでもインターンがしたいなら、自分から積極的に学ぶ「主体性」と、本気で取り組む「熱意」をメールでアピールする必要があります。
■主体性の伝え方
ビジネスマナーや敬語表現を押さえたメールを送りましょう。1人の責任ある社会人として企業と向き合っていることに加え、マナーや言葉遣いなど必要なことは自分で学ぶ力をアピールできます。
■熱意の伝え方
本文中に「ほかの企業ではなく、御社でインターンがしたい理由」を具体的に書きます。
主体性と熱意が揃ったメールを送れば、「こんなに本気なら一度来てもらおうか」と思ってもらえる可能性が高まります。
インターンを募集してない企業に送るメールの書き方
ここからはインターンを募集していない企業に送るメールの書き方を解説します。
件名
「インターンをお願いしたいこと」と「送信者」が一目でわかる件名をつけましょう。文字数が長いと件名を表示しきれなくなり、かえって見づらくなるため、簡潔にまとめることが大切です。
(例)
・インターンシップ受け入れのお願い(○○大学○○学部 山田太郎)
・インターンシップに関するお伺い(○○大学 山田太郎)
宛名
メールの最初には「宛名」が必要です。宛名は「会社名」「部署名」「担当者の名前」の3つを書きます。
もし、担当者の名前がわからないときは、「ご担当者様」としても良いでしょう。
(例)
株式会社○○
人事部 採用チーム
田中花子様
本文
本文は「あいさつ」「自己紹介」「用件」「締めのあいさつ」の4つで構成するとわかりやすくなります。
■あいさつ
ビジネスメールでは、最初にあいさつを入れます。初めてメールする相手には、「はじめまして」や「突然のメール失礼いたします」などが適しています。
■自己紹介
自分の所属と名前を伝えます。
(例)
○○大学○○学部3年の山田太郎と申します。
■用件
メールした用件をわかりやすく伝えます。
今回伝えるべき内容は、次の2つです。
・インターンを募集していないのはわかっているが、ぜひとも参加したいこと
・インターンがしたい理由
(例)
このたび、貴社でのインターンシップについてお伺いしたく、ご連絡いたしました。
現在、企業サイト等でのインターンシップ募集はされていないかと存じますが、受け入れをご検討いただくことはできないでしょうか。
私は高校時代より貴社の○○事業に憧れており、就職活動ではぜひ応募させていただきたいと思っております。
大変勝手なお願いで恐縮ですが、一度インターンシップ受け入れのご検討をいただけますと幸いです。
■締めのあいさつ
ビジネスメールでは、最後にもあいさつを入れます。
「よろしくお願いいたします」が基本形ですが、相手に負担をかける内容であれば、「お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします」や「お忙しいところ申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします」など、一言添えると良いでしょう。
署名
本文の最後には「署名」を書きます。所属・名前・連絡先があればOKです。
(例)
○○大学○○学科3年
山田太郎
電話:000-0000-0000
メール:○○○○○@○○.○○.jp
インターンを募集してない企業に送るメール例文
件名:インターンシップに関するお伺い(○○大学 山田太郎)
株式会社○○
人事部 採用課
ご担当者様
突然のメール失礼いたします。
私は、○○大学○○学科3年の山田太郎と申します。
このたび、貴社でのインターンシップについてお伺いしたく、ご連絡いたしました。
私は大学で××を研究しており、××に関して業界で大きなシェアを誇る貴社でぜひ働かせていただきたいと考えています。
現在、貴社がインターンシップを募集しておられないことは承知しておりますが、××を活かした業務に触れる機会をいただけないでしょうか。
不躾なお願いで恐縮ではございますが、ご一考いただけますと幸いです。
お忙しい中申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
○○大学○○学科3年
山田太郎
TEL:000-0000-0000
Mail:○○○○○@○○.○○.jp
まとめ
インターンを募集していない企業に対し、事務的なメールを送るだけでは「そんな余裕はない」と断られてしまうことがほとんどでしょう。「丁寧に教えてもらえなくても自ら学びます」「ほかの企業ではダメなんです!」という強い想いをしっかりと込めて送ることが大切です。
ただし、どれだけ熱意を伝えても、受け入れが難しいことは少なくありません。あまり期待することなく、インターンシップを募集している企業にも並行して応募しておくのが良いでしょう。最近では、学生1人あたり4社程度のインターンシップに参加するのが一般的になっています。
直近で募集されているインターンシップについては、以下のカレンダーをチェックしてみてください。
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