トヨタ自動車は世界有数の日系自動車メーカーです。グローバルに活躍できる環境もあり、就活生に人気の企業です。トヨタ自動車に就職するためにはどのような対策が必要なのでしょうか。トヨタの企業研究に役立つ就活情報を徹底解説します!
- ・トヨタ自動車について
- ├トヨタとは
- └トヨタのビジネス
- ・トヨタ自動車の注目すべきキーワード
- ├電気自動車など次世代の車を開発
- ├AIを使った自動運転技術
- └未来都市「ウーブン・シティ」を計画
- ・トヨタの特徴
- ├社風
- ├平均年収
- └強み
- ・トヨタ自動車の初任給や待遇は?
- ├トヨタ自動車の初任給や諸手当
- └トヨタ自動車の待遇
- ・トヨタの就職活動情報
- ├選考フロー
- ├採用人数・採用大学
- ├ES・面接の質問の特徴
- └求められる人物像
- ・トヨタの就職活動対策
- ├リクルーター面談を目指す
- └技術職は学校推薦がある
- ・最後に
トヨタ自動車について
トヨタとは
トヨタ自動車は1937年に設立された日本の大手自動車メーカーです。トヨタ自動車が2020年1月30日に発表した2019年の生産・販売実績によると、世界販売台数が前年比1.8%増の約971万と、過去最高を更新しました。
また子会社のダイハツ工業などの販売数を含めると2019年トヨタの販売台数は約1074万台でした。これはVW(フォルクスワーゲン)に次ぐ世界2位の販売台数です。海外の生産拠点数は会社と工場などを含めて100以上になります。
これらの情報からわかるようにトヨタは世界有数のモビリティカンパニーであり、世界中に流通している自動車を製造しています。
トヨタのビジネス
トヨタのが行っている事業は自動車の製造・販売が主で、他にも金融事業や住宅事業なども展開しています。 トヨタの車づくりは、新しい車やサービスを企画・生産・販売し、販売後のアフターサービスまでが一連の流れになります。
トヨタのものづくりは創業当時から受け継がれているトヨタ生産方式という考え方や、新しいことへの挑戦するチャレンジ精神によって進化し続けています。
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トヨタ自動車の注目すべきキーワード
電気自動車など次世代の車を開発
環境問題は世界的に注目されているテーマです。トヨタ自動車は世界の自動車メーカーに先駆けて、1997年に世界初のハイブリッドカー「プリウス」を発売しました。それ以降もプラグインハイブリッド車や電気自動車、燃料電池自動車など次世代のクルマの開発を進めています。
2011年にはコンパクトクラスのハイブリッドカー「アクア」を発売。2019年には広州モーターショーで、高級車レクサスブランド初の市販電気自動車となる「UX300e」を公開しました。UX300eは中国やヨーロッパなどで順次発売をスタートし、日本では2021年前半の販売開始を予定しています。
AIを使った自動運転技術
自動車業界のトップランナーらしく、AIを使った自動運転技術を搭載した自動車の開発もいち早く取り組みをスタートしました。2020年には自動車専用道路において、自動走行の実用化を目指しています。
未来都市「ウーブン・シティ」を計画
トヨタ自動車は静岡県裾野市にある工場跡地を利用して、「ウーブン・シティ(Woven City)」と呼ばれる実験都市を開発するプロジェクトについて発表しています。
これはロボット・AI・自動運転・MaaS・パーソナルモビリティ・スマートホームといった先端技術を生活に取り入れた街をつくり、実証実験などを行うというプロジェクトです。
工場跡地は東京ドーム約15個分の広大なスペースがあり、着工は2021年を予定しています。トヨタの従業員や関係者など2000人規模の住民が入居する予定とのことです。
トヨタの特徴
就活生が企業研究で気になる、トヨタの社風や平均年収、トヨタの強みなど特徴を解説します。
社風
トヨタの歴史は不可能や新しいことに挑戦してきた歴史です。なので社内には新しいことに積極的に挑戦する雰囲気があります。風通しが良く、社員同士の議論や指導が積極的に行われる「教え、教えられる職場」という企業風土が根付いています。
また「人間がモノをつくるのだから、人をつくらねば仕事も始まらない」という理念をもって、人材育成に取り組んできたトヨタには若手を育成する環境が整っています。海外事業にも注力しているので早いうちからグローバルな環境で働く機会があります。
平均年収
2020年3月に報告されたトヨタ自動車の有価証券報告書によると、平均年間給与は8,658,711円でした。つまりトヨタの平均年収は約865万円です。
トヨタ自動車の競合他社である日産自動車の平均年収は約810万円、ホンダの平均年収は約816万円と報告されています。他の大手自動車メーカーと比較すると少し高めに設定されていることが分かります。
強み
ファミリー層向けの自動車から高級セダンまで、多様な自動車を開発しているのがトヨタの強みです。ビジネスカー、車椅子の乗り降りを重視した福祉車両、環境に配慮したエコカーなど、幅広いニーズに応える自動車を手掛けているため、幅広いマーケットへ対応できます。
創業から培われてきた考え方や、ものづくりのノウハウもトヨタの成長を支えています。生産ラインの無駄を徹底的に省くために考えられた、「トヨタ式生産方法」などは有名ですね。
トヨタ自動車の初任給や待遇は?
トヨタ自動車の初任給や諸手当
【事務職・技術職の初任給】
学部卒業相当:月給20万8000円
修士修了相当:月給23万円
博士修了相当:月給26万4000円
高専卒業:月給18万1000円
専攻科卒業:月給20万8000円
【業務職の初任給】
大学卒業:18万6,000円
短期大学・専門学校(2年制)卒業:16万6,000円
【賞与】
年2回(7月・12月)
【諸手当】
超過勤務手当
家族手当
通勤補助
トヨタ自動車の初任給はそれほど高くなく一般的な企業と同じくらいですが、20代後半くらいから役職につくようになるとかなり高くなっていきます。
トヨタ自動車の待遇
【福利厚生】
施設 寮・社宅、スポーツ施設、保養所
制度 選択型福利厚生制度
持家補助制度
従業員持株会制度
財形貯蓄制度
【休日】
年間休日121日(2019年度)
年次有給休暇
特別休暇
トヨタ自動車では、「選択型福利厚生制度」を採用しています。健康サポートや保険などのコアとなる福利厚生の他に、資産形成・リフレッシュ・介護・育児・自己啓発などから自分のライフスタイルに合わせて選択できるシステムとなっています。
トヨタの就職活動情報
トヨタ自動車の就職活動で役立つ情報をご紹介します。
選考フロー
2021年トヨタの採用ホームページによると選考フローは以下のようになります。
事務職:ES提出→適性検査(テストセンターSPI)→面接複数回→内定
技術職:ES提出→適性検査(テストセンターSPI)→希望コース登録→面接複数回→内定
トヨタの技術職は学校推薦の枠があったり、学生によってはリクルーター面談があるなど選考フローはどのルートに乗れるかによって変わります。
採用人数・採用大学
トヨタが公式ホームページで公開している2019年度の採用実績の情報をご紹介します。新卒採用で募集されている事務職、技術職、業務職の3つの職種の実績をご紹介します。
事務職:140人
技術職:680人
業務職:54人
公式ホームページで公開されている採用人数は中途採用者の人数も含まれていて、新卒採用者の数ではないので注意してください。国内外の大学や高等専門学校の学生を募集対象としています。
ES・面接の質問の特徴
志望動機や学生時代に力を入れたこと、大学の専攻についてなど定番な質問が多いです。他にも周りを巻き込んで成果を出したエピソードなど学生のリーダーシップ力をみる質問がされ、面接においてもリーダーシップや積極性について深掘りされます。就活体験記によると本選考の面接、リクルーター面談でも最も重視されていたのは「トヨタが第1希望であるか」であったと感じた学生もいるようです。
【ESの質問例】
・大学での研究内容・授業で興味を持った内容について(200字)
・大学時代にチームを巻き込んで成果を出したエピソード(400文字)
・身近な人から、あなたはどのような人だと言われますか。また、そのように言われる理由を具体的に教えてください。どのような人だといわれるか(30字)そのように言われる理由(150字)
求められる人物像
トヨタが大切にしている価値観、トヨタウェイは人材採用の場でも重視されています。トヨタウェイを成り立たせている「知恵と改善」「人間性尊重」の2本の柱は更に『チャレンジ』『改善』『現地現物』『尊重』『チームワーク』という5つのキーワードに分けられます。
トヨタの歴史に基づく『チャレンジ』、自分の状態を把握し成長のため努力し続ける『改善』と『現地現物』、成果を出すためにメンバーと協力する『尊重』と『チームワーク』が社内で浸透しています。選考ではチャレンジ精神やリーダーシップをアピールしたり、チームワークが感じられるエピソードを用意すべきでしょう。
トヨタの就職活動対策
トヨタに就職するためにはどのような就活対策をすべきなのでしょうか。おすすめの対策方法をご紹介します。
リクルーター面談を目指す
就活体験記によるとリクルーター面談を利用できた方がより通過率が高いと感じたようです。トヨタのリクルーター面談は複数回、1次選考と2次選考の間に行われます。リクルーター面談では志望度が高いことを示すことが重要です。会社説明会などの機会を活用しリクルーター面談を受けられるように意識しましょう。
技術職は学校推薦がある
トヨタの技術職は大学の推薦枠が多く取られています。学校推薦の選抜方法は大学によって異なり、推薦を取りリクルーター面談を経て最終面接に臨みます。技術職は院生が優先される傾向があるので学内推薦を受けるときは注意が必要です。
最後に
トヨタは毎年600~800人前後の学生の新卒採用を行っています。これは技術職の学校推薦枠が多いことも影響していて、どの職種も倍率が高く就職難易度は高いです。トヨタに就職するためにインターンシップや会社説明会、学校推薦などを活用し有利に就活を進めましょう。
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