【企業研究】旭化成の年収は?平均年収・社員口コミ・働き方まとめ

旭化成は様々な分野で事業を展開する、大手総合化学メーカーです。就活生にも人気の高い企業なので、年収や働き方などが気になっている人も多いでしょう。平均年収・待遇・職場の雰囲気・就活対策になどついて解説します。

目次

旭化成ってどんな会社?

旭化成の基本情報

 商号 旭化成株式会社
 創業 1922年5月25日
 設立 1931年5月21日
 本社 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー 
 従業員数(連結)  40,689人
 平均勤続年数 15.1年
 平均年齢 41.8歳

旭化成株式会社とは

旭化成株式会社とはケミカル、繊維、住宅や建材、食品、医療、エレクトロニクスなどの幅広い分野で事業を展開している大手総合化学メーカーです。本社は東京日比谷にあり、世界20ヵ国以上に生産拠点、販売拠点を持つなどグローバルに事業を展開しています。

1922年に日本で初めてアンモニア合成に挑み化学肥料を開発、絹の特徴を持つ人工繊維の開発を行った化学繊維事業を始めました。その後も社会のニーズに応えるため多種多様な課題に挑戦し、化学製品などを扱うケミカル領域、不動産関連の製品やサービスを扱う住宅領域、医薬品や衣料品を扱うヘルスケア領域と事業を拡大しています。

旭化成の年収について

平均年収、職種や役職ごとの年収の具体例、競合他社の年収の比較などを交えて旭化成の年収について解説します。

初任給

公式ホームページに記載されている2020年4月実績による旭化成の初任給は次のようになっています。

大卒 224,210円
修士 248,890円
博士 291,510円

平均と比べると高い水準です。

平均年収

2020年3月期の有価証券報告書によると、平均年間給与は7,691,021円と報告されています。つまり旭化成全体の平均年収は約769万円ということです。

転職サイト・マイナビエージェントの業界別平均年収ランキングによると、化学メーカーの平均年収は470万円です。この平均年収と比較すると、旭化成の平均年収はかなり高水準であることが分かります。

具体的な役職と年収の例

転職サイト・オープンワークの口コミなどから具体的な役職・職種と年収の例をご紹介します。

・研究職 在籍5~10年 男性 年収850万円ほど
・営業 在籍10~15年 男性 年収800万円ほど
・営業 在籍5~10年 女性 年収550万円ほど
・技術 課長 在籍15~20年 男性 年収1000万円ほど

競合他社と比較

旭化成と競合である化学メーカーの三菱ケミカルホールディングス、住友化学、東レ、帝人の4社と比較してみます。各社の有価証券報告書によると平均年収は以下のように報告されています。

・三菱ケミカルホールディングス 11,659,903
・住友化学 8,906,426円
・東レ 7,201,000円
・帝人 7,358,000円

上記の4社と比較すると旭化成の平均年収も同様に高水準であることが分かります。

年収についての満足度

旭化成の社員による年収についての口コミを見てみると次のようなものがあります。

【良い口コミ】
・給料には満足している
・給料が他業界の同年代より多い
・賞与の支給額が安定している

【悪い口コミ】
・年功序列

給与もボーナスの支給額もかなり高い水準なので、年収には満足している社員が多いです。あまり悪い口コミは見られません。

基本給やボーナスはほぼ年功序列で決まるため、個人の頑張りが反映されないことに不満を感じている人も多いですが、安定したシステムと捉えることもできます。

旭化成の福利厚生・待遇

福利厚生・待遇

【施設】
保養所
スポーツクラブ

【住宅補助】
独身寮
社宅
持ち家手当

【育児支援】
育児休業制度
育児短時間制度
キッズサポート制度
家族看護制度

福利厚生に対する満足度はかなり高い

旭化成の福利厚生は非常に充実しています。家族手当や住宅手当なども手厚いため、福利厚生には満足している社員が多いです。

有給が取得しやすく、ワークライフバランスもとりやすい雰囲気の部署が多いようです。フレックス制度があり、在宅ワークも可能なので、個人の都合に合わせて柔軟なスケジュールが組めるようになっています。

旭化成での働き方

実際に働くとしたら年収以外にも、その企業で社員がどのような働き方をしているのか知っておきたいところです。ここでは旭化成の働く環境や制度などをご紹介します。

一流ホワイト企業、手厚い福利厚生制度

旭化成は就活塾ホワイトアカデミーが発表した「2021年卒版 新卒で入りたい一流ホワイト企業ランキングTOP100」で25位にランクインしています。就活生からも人気の高いホワイト企業で、福利厚生制度も手厚いです。

旭化成はワークライフバランス推進に力を入れていて、社員の年次有給休暇や育児休業取得推進する取り組みを行ってきました。育児休業や時短勤務制度の他に社宅や独身寮、持ち家手当制度など社員の生活をサポートしています。転職サイト・オープンワークでは「部署にもよるが有給休暇はとりやすい」、「住宅手当が手厚いので生活しやすい」といった口コミがありかなり働きやすい会社です。

社員の専門性向上を支援する人材育成

幅広い分野で事業を展開し、様々な製品やサービスを提供している旭化成は、複雑化するニーズに応えられるプロフェッショナルな人材であることを社員に期待しています。そのため社員の専門性の育成には力を入れています。例えば語学、国家資格、MBA(経営学修士)、博士号などスキルアップの資格取得の経済的支援などを行っています。

大手企業働きたい!旭化成の就活対策

旭化成は就活生に毎年人気が高く、内定を得るのも難易度が高いです。旭化成に就職するために実践すべき選考対策をご紹介します。

「なぜ旭化成なのか」志望度の高さをアピール

就活本選考体験記によると、なぜ化学メーカーなのか又なぜ旭化成なのか、志望度の高さが選考で重視されていたとあります。併願して受ける学生も多いため、旭化成にこだわる理由を用意しておくことが重要です。

旭化成は身近な製品に使われるの素材から、普段目にすることのない専門的な分野の製品などを扱っています。企業研究で旭化成の事業や仕事内容について理解を深めて、入社後実現したいことややりたいことを語れるようにするなど熱意をアピールしましょう。

リクルーター面談で他の学生と差をつける

旭化成の選考ではESとWebテストの通過者にリクルーター面談が複数回行われます。就活本選考体験記によるとリクルーター面談ではESの内容について深掘りされることもありますが、学生から社員への逆質問をする時間が多いようです。

リクルーター面談では選考に関する情報を聞き出すことよりも、実際の仕事の内容やキャリアについて、事業の展開についてなど入社意欲の高さをアピールできるような質問をすることをお勧めします。

文系職でも取り扱っている製品の特長など理系的な知識があるほうが話がしやすいので、事前にホームページやニュースを見るなど勉強しておくとより良いです。

最後に

旭化成の平均年収は769万円ほどでした。高収入の企業は就活生から人気があるため倍率も高くなりますが、しっかりと対策を行うことで選考を突破する確率をあげることは可能です。

旭化成ではどんな人が働いているのか、どのような働き方なのか、実際に社員の人から話を聞くと質の高い企業研究ができます。OBOG訪問やインターンシップを活用して、企業についての理解を深めていきましょう。

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