寒い冬に就職活動でスーツを着ているとき、コートを羽織りたくなりますよね。「スーツの上にコートを羽織りたいけどどんなコートを選べばよいかわからない」 「面接のときコートってどうすればいいんだろう?」などの疑問を持つ就活生も多いでしょう。
ここでは、就活にふさわしいコートの選び方、たたみ方、置き方、注意すべきポイントなどについて解説します。
- ・就活時に着るのにふさわしいコートの種類や色、丈は?)
- ├一般的なコートの種類
- ├就活にふさわしいコートの種類
- ├就活にふさわしいコートの色
- └就活にふさわしいコートの丈
- ・就活時のスーツでのコーディネート
- ├トレンチコート
- ├ステンカラーコート
- └チェスターフィールドコート
- ・私服指定時のコーディネート
- ├私服を指定されたらビジネスカジュアルがおすすめ
- └ビジネスカジュアルに合わせるコートは?
- ・コートを持っているときの就活マナー
- ├コートは建物に入る前に脱ぐ
- ├コートのたたみ方
- └コートの置き方
- ・就活でのコートについての注意すべきポイント
- ├コートを椅子にかけるのはダメ
- ├普段使いのコートは就活では着ない
- └コート選びではサイズにも注意して
- ・まとめ
就活時に着るのにふさわしいコートの種類や色、丈は?)
一般的なコートの種類
就活でのコートの選び方、扱い方について説明する前に、コートにはどんな種類があるか確認してみます。
代表的なコートの種類にはトレンチコート、キルティングコート、ステンカラーコート、チェスターフィールドコート、モッズコート、ダッフルコート、Pコート、ダウンコートなどがあります。
就活にふさわしいコートの種類
上記のコートの中で、スーツ着用の際はなるべくトレンチコート、ステンカラーコート、チェスターフィールドコートの3種類の中から選ぶようにしましょう。
ダッフルコート、Pコート、ダウンコート、キルティングコート、モッズコートも就活時に羽織ってもよいのですが、カジュアルなデザインなものが多いためおすすめしません。
私服や普段着も可となっている時に使う分には問題ありませんが、スーツ着用といわれている場では適切ではない可能性があります。
就活にふさわしいコートの色
就活で着用するコートの色は、黒色、紺色、グレーなどの定番のものを選ぶようにしましょう。女性の場合、キャメルやベージュのコートでもいいでしょう。
就活にふさわしいコートの丈
コートを選ぶ際は、丈にも注意しましょう。短すぎると不恰好に見えますし、丈が長すぎるとだらしない印象を与えることもあります。
男性はジャケットが隠れる丈のコートがおすすめです。ジャケットより少し長めでお尻が隠れるくらいがいいでしょう。
女性は膝丈くらいのコートを選ぶといいでしょう。スカートと同じくらいか、スカートが少し出るくらいの丈だとバランスがよくなります。
就活時のスーツでのコーディネート
スーツの時にどんな色のどのコートを羽織るか、コートの種類ごとにアドバイスをしていきます。
トレンチコート
スーツだけでなく普段使いでも合わせやすい万能コートです。色はベージュのイメージが強いですが、黒や紺色でも問題ありません。コートのベルトはしっかりと閉めましょう。
紺色のスーツにベージュのコートを合わせたり、濃紺のスーツに黒のコートを合わせるのが一般的なコーディネートです。
ステンカラーコート
ステンカラーコートは、人気が高いコートです。雨や風に強く高い機能性を持っています。
黒のスーツに黒のコートを合わせたり、紺色のスーツにベージュのコートを合わせるのが一般的です。
チェスターフィールドコート
かつてイギリスの上流階級で着られた格式高いフォーマルなコート、とてもかっこいい見た目です。
最近はおしゃれが目的のものも増えてきているため、就活で使うにはクラシックなデザインを選びましょう。
黒のスーツに黒のコートを合わせたり、紺色のスーツに黒のコートを合わせるのが一般的です。
私服指定時のコーディネート
私服を指定されたらビジネスカジュアルがおすすめ
就職活動を行っているときに「私服で来てください」と言われたときは、ビジネスカジュアルで行くことをお勧めします。
ビジネスカジュアルとはYシャツとパンツやタイトスカートにジャケットをあわせるファッションが基本形とされています。しかし、明確にこんな服という定義はありません。
ビジネスカジュアルに合わせるコートは?
ビジネスカジュアルの時に使えるコートはスーツの時にも羽織ることのできるトレンチコート、ステンカラーコート、チェスターフィールドコートの3種類にダッフルコート、Pコートの2種類を選択肢として加えることができます。色は落ち着いたものを選択しましょう。
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コートを持っているときの就活マナー
就活を行っているときにコートを羽織っていることは問題がないのですが、コートの扱いを間違えると面接官にマイナスのイメージを持たれてしまうことがあります。
コートは建物に入る前に脱ぐ
面接会場に到着したら、建物に入る前に必ずコートを脱ぐというのがマナーです。会場を後にする場合も、面接や説明会が終わって部屋の外ですぐにコートを羽織るのではなく建物を出てからコートを羽織るのがマナーになっています。意外と忘れがちなので注意しましょう。
コートのたたみ方
面接や説明会におけるコートのマナーでもっとも重要だと言われているのは、コートのたたみ方と置き方のマナーです。
上着のたたみ方と置き方は、社会人になったら必須になるビジネスマナーですので、就活をやっていく過程で無意識にできるようになることが理想です。
まずは意識的にできるようにするためにも面接前にたたみ方と置き方を覚えておきましょう。
【コートのたたみ方の手順】
コートの両肩の部分に内側から手を入れてください。
それから入れた手を内側に、折りこむようにくるりと返します(この時すでにコートは裏地が外に出ています)。
そしてコートの袖の部分が背中の部分に重ねるようにして細くしてください。
そうしてできたものを腕にかけると正しいコートの持ち方になります。
コートの置き方
着席するときは就活カバンの上にたたんだコートをさらに4つ折りしてカバンの上に置くことができるサイズにしてください。
退室するためにコートを持つ場合はたたんだコートをほどいて4つ折りする前の状態にして腕にかけましょう。
就活でのコートについての注意すべきポイント
ここでは就活中のコートの扱いや選び方で注意すべきポイントをいくつかご紹介します。
コートを椅子にかけるのはダメ
脱いだコートを膝の上に置いたり、椅子の背にかけるのはやめましょう。空いてる席に置くのもよくありません。
会場にコートをかけるハンガーやラックが用意されていて、「コートはこちらにお掛け下さい」などと勧められた場合は利用させてもらいましょう。
普段使いのコートは就活では着ない
ダッフルコートやダウンコートは、就活には不向きです。フード付きのコートもカジュアルすぎる印象があるので避けましょう。
柄が入っているコートや派手な色のコートはNGです。白やピンクなどの淡い色でも、就活の場にはふさわしくないので着ない方がいいでしょう。
コート選びではサイズにも注意して
就活ではタイトすぎるコートは避けましょう。サイズが小さすぎると見た目がよくありませんし、着心地が悪いと動きにくくてストレスになります。
動きやすくて、体型に合ったサイズのコートを選ぶようにしましょう。実際に店舗を訪れて、スーツの上から試着するのがおすすめです。
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まとめ
ここまで就活でのコートの選び方から面接や説明会でのマナーについてみてきましたがいかがでしたか?
面接官は学生の所作の細かい部分まで見ています。マナーなどの本来減点されるべきではない部分で減点されてしまってはもったいないです。コートのマナーは社会人になっても活かすことができることなのでぜひこの機会にマスターしておきましょう。
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