【企業研究】パソナグループの企業情報・動向・評判・就活対策を解説

人材業界大手企業の1つであるパソナは就活生にも人気の高い企業です。パソナに就職するにはどのような就活を行えばいいのでしょうか。ここではパソナの企業研究や選考対策に役立つ様々な情報を徹底解説します!

目次

株式会社パソナグループとは

最初に株式会社パソナグループの概要や事業・ビジネスモデルなど基本的な情報を解説します。

パソナの概要

株式会社パソナグループは人材派遣などを中心とした人材サービスを提供している大手人材会社です。「会社四季報 業界地図 2020年版」によれば、パソナグループはパーソルホールディングに次ぐ業界3位の売上高を誇っています。

「社会の問題点を解決する」という企業理念のもと人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、HRコンサルティング、教育・研修、海外人材サービスなど総合人材サービスを提供しています。2020年8月に本社の主要機能をかつてから地方創生として重視ししていた淡路島に移すことを発表しました。

パソナのビジネス

パソナは総合人材サービス企業として様々な人材サービス事業を展開しています。働きたいという意思を持つ人の様々なキャリア・ライフプランに対応する、多様な働き方を可能にする雇用の創出を行っています。

労働者側だけでなく、企業向けにも人事組織戦略や福利厚生サービスを提供しています。パソナグループで展開している事業は以下のようになっています。

・インディペンデント ワークシステム(人材派遣)
・BPOサービス(委託・請負)
・HRコンサルティング
・教育・研修
・グローバルソーシング(海外人材サービス)
・キャリアソリューション(人材紹介、キャリア支援)
・アウトソーシング(福利厚生サービス代行)
・ライフソリューション(保育・介護分野)
・地方創生ソリューション

パソナは近年社会問題の1つである地方創生事業に力を入れています。兵庫県淡路島に有名アニメとコラボレーションした巨大テーマパークを建設するなど地方の雇用を創造し地域活性化を目指しています。

パソナグループの動向

新型コロナウイルスの感染拡大により、採用控えやテレワークの増加など人材業界も大きな影響を受けました。パソナグループでも次のような事業展開で、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。

・派遣スタッフが在宅で勤務できる「テレワーク派遣」サービス
・教育や研修のオンライン化
・在宅型のコールセンター事業の推進

働き方の多様化に合わせたサービスや、少子高齢化社会に合わせてシニアの再就職支援・起業支援など、社会の変化に合わせて多様なサービスを展開していく予定であると発表しています。

パソナグループへの就職を目指す際に気になるポイント

パソナグループの評判は?

就職系サイトでパソナグループ社員の口コミを見てみると、次のようなコメントが多いです。

【良い評判】
・人間関係が良好
・人柄の良い社員が多い
・休みがとりやすい
・ワークライフバランスがとりやすい環境

【悪い評判】
・オーナー企業
・トップダウン型の組織
・官僚的なところがある

人柄の良い人が多く、職場の人間関係にも満足しているといった声が目立ちます。職場の人間関係で悩む人は多いので、人間関係が良好な職場というのは就職先を選ぶ際にも大切なポイントとなります。採用でも人柄が重視されているので、面接では優秀さよりも、素直で誠実な人柄をアピールできるといいでしょう。

「オーナー企業」「ワンマンな雰囲気がある」などの声も目立ちますが、風通しが良くベンチャー的な文化もあるといった声も聞かれます。大きな企業なので、部署やチームにより多少なりとも雰囲気が異なるのでしょう。

残業時間は部署により異なるようですが、休みや有給はとりやすく、オンとオフを分けてプライベートも充実させている社員が多いです。女性社員が多く、産休・育休制度も充実していて産後の復帰もしやすい環境が整っています。

どんな学歴が必要?

パソナグループの新卒採用の応募資格は、「大学もしくは大学院を卒業見込みの方」となっています。学部や学科は不問となっているので、文系・理系問わず全学部学科の学生が応募可能です。

採用実績がある大学のレベルも非常に幅広いです。採用では人物重視となっているので、学歴フィルターは厳しくありません。学歴よりも面接では人柄が重視されますし、インターンシップでどれだけポテンシャルをアピールできるかも重要なポイントとなります。

パソナグループの仕事の魅力・やりがいは?

業界トップクラスの大企業であるため既存顧客が多く、事業も幅広いので業績が安定しているのは大きな魅力です。知名度も高いため社会的信用が得やすいのも社会人にとっては魅力の一つでしょう。

人に感謝される仕事なので、その点に魅力・やりがいを感じている人が多いです。社会貢献性が重視されているため、仕事の成果が給与に反映されることはほとんどありません。人の役に立てることや、社会に貢献できることに、どれだけやりがいを感じられるかによって仕事への満足度が変わってくるでしょう。

パソナの特徴

パソナの社風や強みなど、どのような会社なのか特徴についてご紹介します。

社風

「社会の問題点を解決する」という企業理念を掲げていることもあり、自社の利益より社会への影響力や貢献度を重視する傾向があります。そのため数字を追い求めるより社会課題解決にこだわるという社風があります。また淡路島を始めとする地方の雇用創造など、地方創生に力を入れていることも特徴的です。

平均年収

2020年5月に公開された有価証券報告書によると、平均年間給与は6,088,000円と報告されています。つまりパソナの平均年収は608万円ほどです。

四季報による人材業界全体の40歳モデル平均年収は531万円ほどです。これを基準にすると人材業界の中ではパソナは比較的平均年収が高い企業であることが分かります。

強み

パソナは人材派遣をはじめとする様々な人材サービスを展開しています。人材派遣、人材紹介から再就職支援、アウトソーシング、教育/研修にいたるまで幅広い事業を展開し、人に関わるフルラインサービスをワンストップで提供が可能であり各顧客のニーズに応えられる強みがあります。また積極的にグローバル展開を行っていて、世界各国からの人材を集めることができ企業の人材戦略をサポートできることも強みの1つです。

パソナの就職活動情報

採用サイトで公開されている情報や就活本選考体験記の投稿などを基に、パソナの選考フローや求める人物像など就活関係の情報をご紹介します。

選考フロー

パソナの選考フローは以下のようになっています。面接が合計5回ほど行われるなど選考フローが長いのが特徴的です。

会社説明会→筆記試験(クレペリン検査)&1次面接→2次面接→3次面接→4次面接→最終面接→内定

エントリーシートは1次面接前に提出し、1次面接と筆記試験は同日にパソナのオフィスで行われます。1次面接は面接官1人に対して学生が8~10人というグループ面接です。1人30秒ほどの持ち時間で自己紹介や質問に答えるので、簡潔に答える必要があります。また人によっては最終面接前に営業同行のインターンシップに参加することができます。

採用人数

パソナは公式サイトなどで新卒の採用人数について公開していません。インターンシップガイドの就活本選考体験記の内定者によると同年度の新卒内定者は200人ほどだったそうです。

ES・面接の質問の特徴

就活本選考体験記によると、面接の質問は志望動機や学生時代についてなど定番の質問が多いです。それに合わせてどの面接でも深掘りされるのが「パソナで働く」ということについてです。

【質問例】
・あなたが感じる社会の問題点は何ですか。またその解決策は?
・パソナに入社したらやり遂げたいことは何ですか。
・他の人材サービス企業とパソナの違いは何だと思いますか。

社会問題についてやパソナでやり遂げたいことなど、パソナへの共感や企業研究ができているかが重視されます。パソナの選考は面接が5回行われるなど他の企業より多いため、各選考で矛盾が出ないよう話に一貫性を持たせることを意識しましょう。

求められる人物像

パソナグループの採用情報サイトによると求める人材像について以下のように掲載しています。「パソナグループの企業理念『社会の問題点を解決する』に共感し、『人を活かす』使命を果たすために高い志と情熱をもち、新たな社会インフラを構築し果敢に挑戦し続ける人材を求めています」

「人材サービスを通じて社会問題を解決する」というパソナの事業目的や価値観と学生がどれだけマッチするかを選考で重視していることが分かります。

人気企業に就職したい!パソナの就職活動対策

パソナは業界3位の大手人材企業であり、就活生にも人気の高い企業です。パソナで内定を得るために実践すべき就活対策をご紹介します。

自分の社会貢献の軸や目標を持つ

パソナは自社の利益や数字を追い求めるより、いかに社会課題を解決することができるかを重視しています。採用でも自社の企業理念に強く共感してくれる学生を求めています。

選考までに自分なりの社会への問題意識や、その問題を解決する人材サービスを事前に考えておくといいでしょう。加えて「パソナだからこそ解決できる」と、パソナにこだわる理由を話して志望度の高さをアピールすると効果的です。

パソナの事業や価値観、働き方を深く理解するために実際に社員の方の話を聞くのも有効です。インターンシップやOB訪問を積極的に活用して情報を集めましょう。

インターンシップ参加による優遇ルート有

パソナのインターンシップでは早期選考のチャンスが得られるため、企業研究以外にも参加するメリットは大いにあります。夏に開催される1dayインターンシップでは人材紹介事業のグループワークを体験でき、参加者は10月頃に行われる早期選考に挑戦できます。しかし早期選考を受験し落ちてしまった場合、その後の本選考には応募することができないので注意が必要です。

最後に

パソナの内定を得るためにはパソナの価値観や事業目的の理解や共感、入社したいという熱意を示すことが重要です。人材サービスの企業は「人材」を扱っているからこそ就活生一人ひとりの人柄や価値観、将来のビジョンなどをしっかり選考で確認しています。インターンシップやOB訪問を活用してパソナについてより理解を深めていきましょう!

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