三菱電機は、三菱重工業から分離して独立した大手総合電機メーカーです。三菱電機グループの中核企業となっています。三菱電機に就職するためには徹底的な企業研究が必須です。この記事では企業情報から就職活動対策まで解説します。
- ・三菱電機とは
- ├三菱電機の企業理念
- ├事業セグメント
- └従業員数・平均年収
- ・三菱電機の就職活動情報
- ├三菱電機の応募コース
- └三菱電機の選考フロー
- ・三菱電機の就職活動対策
- ├インターンシップで優遇を目指す
- └チームで動いた経験をアピール
- ・最後に
三菱電機とは
三菱電機は1921年に三菱重工業の電機部門である三菱造船電機製作所から分離独立する形で設立された企業です。東京都千代田区に本社を置いています。
三菱電機の企業理念
三菱電機では「企業理念」と「わたしたちの価値観」「コミットメント」を掲げています。それぞれ紹介します。
「企業理念」
私たち三菱電機グループは、たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献します。
「わたしたちの価値観」
信頼 社会・顧客・株主・取引先、及び共に働く従業員との信頼関係を大切にする。
品質 社会と顧客の満足が得られる製品・サービスを最高の品質で提供する。
技術 技術力・現場力の向上を図り、新たな価値を提供する。
倫理・遵法 社会規範及び法令を遵守し、高い倫理観を持ち行動する。
人 すべての人の安全・健康に配慮するとともに、人の多様性を理解し、人格・人権を尊重する。
環境 自然との調和を図り、地球環境の保護と向上に努める。
社会 企業市民として、より良い社会づくりに貢献する。
「コミットメント」
Changes for the Better
私たちは、ひとりひとりが変革へ挑戦し続けていく強い意志と情熱を共有し、『もっと素晴らしい明日』を切り拓いていくことをお約束します。
"Changes for the Better"は「常により良いものをめざし、変革していきます」という三菱電機グループの姿勢を意味するものです。
事業セグメント
三菱電機の事業セグメントは「重電システム部門」「産業メカトロニクス部門」「情報通信システム部門」「電子デバイス部門」「家庭電器部門」の5部門です。それぞれの部門の事業概要は以下の通りです。
「重電システム部門」
鉄道車両機器の稼働データを集約する鉄道システム、街中にある監視カメラによるネットワークカメラ、エレベーター管理システム、エスカレーター、ビルの設備管理
「産業メカトロニクス部門」
機械の制御に使われるシーケンサ、製造装置や生産設備のシステム向上に役立つACサーボ、組立・検査・搬送などができる産業用ロボット、工場のスマート化を行う数値制御装置
「情報通信システム部門」
映像解析ソリューション ”kizkia”(きづきあ)、企業ネットワークの24時間365日の監視・運用を行うネットワークセキュリティーサービス、標準衛星プラットフォーム「DS2000」
「電子デバイス部門」
あらゆる機器の省エネに貢献するパワー半導体モジュール、電力損失の低減や高速スイッチング動作、高温度動作に役立つSiCパワー半導体デバイス、高速・大容量化、長距離伝送化や機器の小型化に貢献する光通信用光デバイス
「家庭電器部門」
家庭用ルームエアコン「霧ヶ峰」、省エネに貢献する住宅用設備、冷蔵庫、掃除機、照明器具・ランプ、家電リサイクル
従業員数・平均年収
三菱電機のプロフィール(https://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/gaiyo/profile/)によると、2022年3月末時点の三菱電機の従業員数は145,696人(連結)です。
有価証券報告書(2021年4月1日-2022年3月31日)(https://www.mitsubishielectric.co.jp/ir/data/negotiable_securities/pdf/151.pdf)によると三菱電機の2022年3月31日時点での平均年間給与は806.7万円(賞与及び基準外賃金を含む)となっています。国税庁の令和2年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は433万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。
三菱電機の就職活動情報
三菱電機の就活で役立つ応募コースと選考フローに関する情報を紹介します。
三菱電機の応募コース
三菱電機では「事務系総合職」「技術系総合職(学校推薦)」「技術系総合職(自由応募)」の募集を行っています。それぞれの概要は以下の通りです。
「事務系総合職」
営業、経理、資材調達、人事などを行う職種です。
「技術系総合職(学校推薦)」「技術系総合職(自由応募)」
基礎研究、応用研究、電気設計、機械設計、品質管理などを行う職種です。個人で直接応募するか、学校を通して応募するかという違いがあります。
三菱電機の選考フロー
採用ホームページで公開されている選考フローは以下の通りです。
【ES(エントリーシート)→能力・性格検査、適性検査→面接複数回】
三菱電機の就活本選考体験記(2020年卒,総合職①)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-mitsubishielectric)によると、それぞれの選考内容は以下のようになっています。
ES(エントリーシート)の項目
・これまでの人生の中で経験した出来事のうち、皆さんがぜひPRしてみたいという項目について1つ記入
(400字)
・当社を志望する理由をご記入ください。(400文字以内)
・社会への貢献 当社の12の事業分野においてあなたが興味のある事業を1つ挙げ、その事業が今後の社会問題も踏まえ、社会にどのように貢献できるか、具体的にご記入ください。(400文字以内)
能力・性格検査、適性検査
テストセンターにて受験
面接
一次
学生時代に頑張ったことの深堀、 価値観などについて
二次
高校、大学の進路についてなどから、自分の価値観を見る質問
三次
エントリーシートの深堀と、ほかに受けている会社や志望度などが中心
三菱電機の就職活動対策
人気企業である三菱電機の就職はかなり難易度が高いです。そんな三菱電機で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。
インターンシップで優遇を目指す
三菱電機の就活本選考体験記(2020年卒,総合職②)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-mitsubishielectric2?flid=315)によると、早期に座談会が開催されたり、選考パスがあったりと優遇されるようです。特に、技術系のインターンは実際の業務に近い形式で開催されるため興味があれば参加しましょう。
チームで動いた経験をアピール
三菱電機のインターンシップ体験談(https://internshipguide.jp/columns/view/intern-report-mitsubishielectric?flid=315)によると、技術系でも事務系でもチームワークが求められているように感じたとのことでした。人と接する業務が多いからこそ、「チームを引っ張ることが出来るか」「チームメンバーと折り合いをつけることが出来るか・機転を利かせられるか」「メンバーが意図している内容を正確に理解できるか」を特にアピールできると良いでしょう。
最後に
三菱電気は、三菱重工業から分離して独立した大手総合電機メーカーです。三菱電機に就職するためには学校推薦と自由応募があります。また、インターンに参加することでその後の選考を有利に進めることができます。まずはインターンに応募してみましょう。
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