【企業研究】日本一高い?キーエンスの年収はどれくらい?年収・働き方を徹底解説!

キーエンスといえば日本で1、2を争うほど年収が高いというイメージを持つ学生が多いです。キーエンスの年収は実際どれくらいなのでしょうか。平均年収やキーエンスでの働き方の特徴などについて徹底的に解説します! 

【企業研究】日本一高い?キーエンスの年収はどれくらい?年収・働き方を徹底解説!
目次

キーエンスってどんな会社?

株式会社キーエンスとは

キーエンスは、機械部品の製造と販売をしている企業です。BtoB企業のため知名度はそれほど高くありませんでしたが、50%を超える利益率や年収の高さなどで注目されるようになり、近年は就活生からも人気の高い企業となっています。

本社は大阪にありますが、海外にも多くの拠点を持っています。海外売上比率が全体の50%以上と国内外問わず事業を展開しています。

アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアと世界中に拠点をおいているグローバル企業で、経済誌「フォーブス」によって「世界で最も革新的な企業TOP100」に8年連続で選出された企業でもあります。

キーエンスの事業内容

取引のある企業は25万社以上で、取引先業界も、自動車・半導体・電子・電気機器・通信・機械・化学・薬品・食品と非常に幅広いです。

キーエンスはこうしたあらゆる分野の製造業の現場で、オートメーションなどに利用される機械部品を開発しています。自動化だけでなく、次のような目的で利用される部品を開発しています。

・生産性の向上
・工程の改善
・品質向上
・安全性の向上
・省エネ

機械部品だけでなく、河川への汚染排水流出を防ぐシステムや、バーコードによる商品管理システムなども手掛けています。

キーエンスの年収について

キーエンスは年収が高いというイメージを持っている学生が多いです。実際にキーエンスの年収は東洋経済オンラインが2020年1月に掲載した「平均年収全国トップ500社最新ランキング」(https://toyokeizai.net/articles/-/322342?page=2)で全国2位にランクインしているほどです。キーエンスの年収について平均年収や競合他社と比較しながら解説します。

平均年収、初任給

2020年6月に公開されたキーエンスの有価証券報告書によると、平均年間給与は18,392,309円と報告されています。つまりキーエンスの平均年収は1840万円ほどです。

初任給は修士了・月給240,000円、学部卒・220,000円(2020年4月初任給実績)と設定されています。

具体的な役職と年収の例

転職サイト・オープンワークの口コミなどから具体的な役職と年収の例をご紹介します。

・営業 在籍3年未満 男性 年収1000万円ほど
・営業 在籍5~10年 男性 年収1800万円ほど
・技術系 在籍3~5年 男性 年収1000万円ほど

口コミによると社員の年収は会社の業績によって変わるようです。キーエンスの年収が高い理由は業界の中でも圧倒的に営業利益率が高く、利益の一部を社員の人件費に多く割り当てることができるためです。

競合他社と比較

キーエンスの競合である三菱電機、パナソニックデバイスSUNX、オムロンの3社の平均年収と比較してみます。各社の有価証券報告書による平均年間給与、つまり平均年収は以下の通りです。

三菱電機 8,069,144円
パナソニックデバイスSUNX 7,352,383円
オムロン 8,289,000円

競合他社と比較してもキーエンスの年収は圧倒的に高いということが分かります。

キーエンスの年収はなぜこれほど高いのか?

利益率が高い

キーエンスは利益率が低いとされている製造業で50%以上の利益率を達成しており、この利益率の高さが、従業員の高収入の要因のひとつとなっています。

多くの部品メーカーは開発・製造に注力して、営業や販売は代理店や商社などが行っているケースが多いです。しかしキーエンスは自社で開発・製造から販売までこなすことで、代理店に払う手数料などのコストをカットすることができその分利益率をあげています。

ファブレス経営でコストカット

キーエンスは自社工場を持たず、製品の製造を外注しています。キーエンスが他の多くのメーカーと違う点として、工場を持たない「ファブレス経営」である点があげられます。

工場で働く従業員の人件費や、生産設備のコストをカットできていることも利益率のアップに影響しています。

コンサルティング営業で独自性のある製品開発が可能

加えてキーエンスで特徴的なのが、コンサルティング営業です。開発について詳しい知識のある営業が取引先とコミュニケーションをとることで、コンサルタントのような画期的で専門的な提案をしていく営業スタイルです。

このコンサルティング営業により、顧客が求める以上の製品開発を可能にしています。実際に独自性の高い製品が多く、キーエンスの新商品は7割が世界初・業界初の製品です。

キーエンスはコンサルティング営業により、独自性のある製品を生み出しているため、製品の単価をあげることも可能にしているのです。

3ヶ月に1度ボーナスが支給される

賞与が3月・6月・9月・12月と、年に4回支給されるのもキーエンスの特徴です。ボーナスは、売り上げを元に支給額が決まる業績連動型となっています。

キーエンスでは営業利益の10%をボーナスとして社員に還元するというシステムがあり、業績が好調なキーエンスはボーナスの支給額も高額です。このこの四半期ごとに支払われるボーナスの存在も年収が高くなっている要因の一つです。

キーエンスの働き方

年収が高く待遇がいい企業はその分仕事量が多いなど大変な部分はあります。キーエンスでの働き方はどのような特徴があるのでしょうか。

効率を重視するからこそメリハリのある働き方を推奨

キーエンスの企業風土として物事を徹底的に論理的にとらえる、合理主義というものがあります。物事をルールに沿ってやり抜き結果を出すことを重視しています。これは仕事のやり方だけでなく、社員の働き方にも通じています。

残業時間の制限など、キーエンスでは退勤後に仕事を行うことを禁止しています。転職サイトでも仕事量は多く残業もあるが、その分休日は確保されているのでワークライフバランスは取れているという口コミもありました。社員のプライベートの時間をしっかり取ることで、仕事により効率的に取り組めるように支援しています。

若手の育成に注力、オープンな職場づくり

キーエンスは企業理念や経営方針を浸透させることを重視してることもあり、新卒など若手が育ちやすい環境です。特に現場での経験、OJTを重視していて入社してすぐに責任のある仕事を任せられます。例えばビジネス職の営業の社員であれば入社半年で自分の営業テリトリーを持ちます。先輩や上司のフォローを受けながら積極的にチャレンジできる環境です。

またキーエンスは「誰が言ったか」ではなく、「何を言ったか」ということを大切にし、誰もが自分の意見を自由に発言できる環境づくりに取り組んでいます。職場環境は上下関係があまりなくフラットでオープンな環境です。より良い製品を生み出すため、誰もが主体性を持って行動できるように環境を整えています。

憧れの人気企業で働きたい!キーエンスの就活対策

人気企業であるキーエンスに就職することは難しいです。キーエンスの内定を得るためにはどのような就活を行えばいいのでしょうか。おすすめの就活対策法をご紹介します!

論理的に答えられるかが重要、独特な面接の対策は必須

キーエンスの選考では学生が質問に対して明確な根拠を基に、相手が納得するよう論理的に答えることができるかが重視されています。

特に1次面接の説得面接は対策が必要です。事前にフェイスシートという面接の質問シートのようなものを記入し、シートで選択した内容についての深掘りや説得面接が行われます。

説得面接は「面接官は○○派であるが、説得して××派に変える」というものです。面接練習を重ねるなど事前に対策しましょう。

綿密な自己分析と企業研究が必要

論理的な考え方を重視するキーエンスの面接では、質問の答え方も重要です。かなり深掘りされるので、根拠や理由を経験や自分の価値観に基づい明確に説明できるよう綿密な自己分析と企業研究が必須です。

また企業説明会時だけでなく選考の途中でも性格診断が行われるので、矛盾した答えにならないように十分な自己理解が必要です。

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最後に

キーエンスの年収は約1840万円と日本トップクラスの高さです。キーエンスに就職するためには選考情報などより深い企業研究を行う必要があります。インターンシップやOB訪問を活用し社員の方から話を聞くなど、選考に向けて準備を進めましょう。


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