【締切】1月10日(火)13:00
最終更新日:2024-11-17
TOKYO GAS 水素・カーボンマネジメント Internship
東京ガスでは今冬、脱炭素技術の開発に係る職場受入型インターンシップを開催いたします。本インターンシップは、以下の3コースのいずれかにご参加いただくイメージとなります。ご参加にあたって、書類のご提出が必要となります。 ・コース1:メタネーションおよび水素利活用検討(5days、終日) ・コース2:水電解による水素製造の技術開発(5days、終日) ・コース3:脱炭素燃料製造に向けた低コスト・高耐久材料の開発(5days、終日)
●具体的なテーマ・コース(1)コース1:メタネーションおよび水素利活用検討 水素・カーボンマネジメント技術戦略部メタネーション推進Gでは、ガスの脱炭素化を目指し、 メタネーションの実証や技術開発、水素利活用に関する検討を推進しています。 本インターンシップでは、以下のいずれかに取り組んでいただきます。 ①メタネーション装置を用いたメタン合成実証実験、データ取得および分析。 ②メタネーションのプロセスフロー作成およびシミュレーションソフトによる計算、プロセスの考察。 ③水素供給にかかるコストや水素利用による削減CO2の試算を通じた、水素の利活用を推進するための 方策検討。 ☆具体的にどういった体験ができるのか? ・都市ガスのカーボンニュートラル化を目指す最先端技術の試験や検討を体験していただけます。 ・企業が検討している課題を、企業が利用しているメソッドを用いて解決(その過程での議論も含めて) する経験ができます。 ・実習や社員との交流を通じ、エネルギー業界の最新動向への理解を深めることができます。 (2)コース2:水電解による水素製造の技術開発 水素・カーボンマネジメント技術戦略部水素製造技術開発Gは、これまで東京ガスが燃料電池で 培った技術・ノウハウを活用して、メタネーションなどガス体エネルギーの脱炭素化手段のキーと なるグリーン水素のコストダウンにつながる「低コスト水電解セルスタックおよびその製造装置」 の開発を進めています。 また、自社開発の水電解セルスタックを活用して事業所内にて、グリーン水素製造の実証試験にも 取り組んでいます。 本インターンシップでは、水電解スタックや水素製造システムなどの実機に触れながら、性能評価、 課題抽出、改善策立案といった、開発における一連の流れを体験いただきます。 具体的には以下のようなテーマを予定しています。 【テーマ例】 ・水電解セルスタックを実際に運転させることでの各種特性評価 ・再エネ電力を活用した水電解水素製造システムの運転とプロセス計算による評価 ・グリーン水素/e-methane(合成メタン)製造における環境性/経済性シミュレーション ☆具体的にどういった体験ができるのか? ・水電解水素製造という最先端技術に触れることで、その仕組みや世の中の動向、普及への課題 などを習得し、脱炭素化社会実現へ向けた水素技術者の役割を理解することができます。 ・単なるシミュレーションや要素試験だけでは無く、スタックや水素製造装置という最終製品に 近い物を使った評価や分析を体験でき、実際の開発現場で行われるエンジニアリングの経験を 積むことができます。 (3)コース3:脱炭素燃料製造に向けた低コスト・高耐久材料の開発 水素・カーボンマネジメント技術戦略部機能材料Gでは、CO2ネット・ゼロ実現に向け、 水素およびe-メタンの製造コストを低減するための、技術開発を推進しています。 本インターンシップにより、主に材料および電気化学の観点からの、触媒の効率向上、耐久性向上に 資する技術開発の計画、実験、解析の一連のプロセスを体験いただくことが可能です。 以下のような例の中から、参加者の興味や専門性に応じて取り組んでいただくテーマを決定します。 【テーマ例】 ・水電解電極触媒の開発 ・水電解電極触媒の劣化試験・分析技術の開発 ・e-メタン合成触媒の低温化開発 ☆具体的にどういった体験ができるのか? ・水電解触媒およびe-メタン合成触媒の合成、水電解セルや触媒反応器の試作から評価・分析までの 一連のプロセスを体験していただくことで、エネルギー業界における脱炭素化技術の開発業務の イメージや求められるスキルについて学ぶことができます。 ・実習および様々な技術の開発に取り組む社員との交流を通じ、エネルギー業界の事業課題、 技術課題や研究開発への理解を深めることができます。
●求める人物像・応募条件(1)コース1:メタネーションおよび水素利活用検討 ・新しい学びに意欲的であり、積極的に活動いただける方。 ・カーボンニュートラル技術に興味があって、世の中を良くしようという気概のある方。 ※シミュレーション等の経験は問いません。 (2)コース2:水電解による水素製造の技術開発 ①脱炭素社会の実現のための技術開発に興味・関心があり、実機を使った評価に 粘り強く取り組む意欲があること。 ②機械装置や評価設備の取扱い経験があり、安全に配慮した機器操作ができること。 燃料電池などの水素やエネルギー変換に関連した機器の取り扱い経験があると望ましい。 (3)コース3:脱炭素燃料製造に向けた低コスト・高耐久材料の開発 ①エネルギー業界における技術開発に興味・関心があり、自ら学習し、実行することに 高い意欲があること。 ②無機材料化学/電気化学等に関する知識・経験を有することが望ましい。