日本郵政は全国の郵便局を通じたサービスを展開する企業です。「日本郵便」「かんぽ生命」「ゆうちょ銀行」を含めた日本郵政グループとして事業を行っています。この記事では日本郵政の平均年収や就活対策について解説します。
- ・日本郵政とは
- ・日本郵政の年収について
- ├平均年収、初任給
- ├具体的な役職と年収の例
- └他の企業と比較
- ・人気企業で働きたい!日本郵政の就活対策
- ├志望度の高さが重要
- └深掘りの質問が多い!なぜをくり返して対策
- ・最後に
日本郵政とは
日本郵政は郵政民営化によって誕生した企業です。日本郵政グループの持株会社として、グループの目指す姿やグループの成長戦略の検討、共通基盤の整備などを行います。「社会と地域の発展への貢献」を使命としてグループの成長を支える業務を行っています。
日本郵政グループは「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」「日本郵便」などからなるグループです。日本郵政公社から民営化後に事業を引き継ぎました。日本全国計24,311カ所の郵便局ネットワークを用いて、郵便・貯金・保険の3事業を中心に商品やサービスを提供しています。日本郵便は赤、ゆうちょ銀行は緑、かんぽ生命保険は青とカラーが定められており、共通のシンボルマークとロゴタイプを使用しています。
日本郵政の年収について
就活生からの人気も高い日本郵政の年収はどれくらいなのでしょうか。平均年収や具体的な職種と年収の例、競合他社との比較を交えて解説します。
平均年収、初任給
有価証券報告書(2021年4月1日-2022年3月31日)によると日本郵政の2022年3月31日時点での平均年間給与は798.4万円(賞与及び基準外賃金を含む)となっています。国税庁の令和2年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は433万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。また給料の高さに加えて事業の安定性も魅力の1つでしょう。
日本郵政株式会社では「総合職(ITデジタルコース)」の募集を行っており、IT、DX推進などを中心とした分野での活躍が期待されています。IT分野ではグループ全体最適の観点で郵政グループのITガバナンス、情報セキュリティ、グループ共通業務に係るシステムの企画・管理のほか、日本郵便の事業に係る基幹システムの開発・運用などに携わります。DX分野ではリアルの郵便局ネットワークとデジタルとの融合(「デジタル郵便局」)による日本郵政グループ「共創プラットフォーム」を実現するための業務全般を行うこととなります。
初任給はグループ各社と共通で以下のようになっています。
・220,500~246,960円(修士卒)
・212,500~238,000円(大学卒)
令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況によると大学卒の初任給は男女平均21万200円、大学院修士課程修了の初任給は男女平均23万8,900円となっているため、日本郵政グループの任給は修士卒、大学卒共に平均並みとなっています。
具体的な役職と年収の例
転職サイトオープンワーク(https://www.vorkers.com/)の口コミなどから具体的な職種と年収の具体例をご紹介します。
・設計 在籍3年未満 中途 男性 700万円
・企画・総務 在籍5~10年 新卒 男性 800万円
・企画 在籍5~10年 新卒 男性 600万円
・専門 在籍3~5年 新卒 女性 450万円
口コミによると国営化時代の特色は今でも残り、年功序列の傾向が強いようです。基本的にベース給は継続して勤務することで毎年5,000円ずつ上がっていくようです。
他の企業と比較
日本郵政はグループの持株会社であり、競合との比較が難しいためグループの主要事業である郵便・貯金・保険についてそれぞれ他社と比較します。なお業界の平均年収と各企業の平均年収はブンナビ!2024(https://bunnabi.jp/2024/)を参考にしています。
・郵便
配達、運送を行う陸運業界の平均年収は530万円です。日本郵政の平均年収は788万円であるため業界平均よりも高くなっています。
競合企業について、佐川急便を有するSGホールディングスの平均年収は704万円、日本通運の平均年収は567万円、丸全昭和運輸株式会社は649万円となっています。陸運業界の他社と比較しても日本郵政の平均年収は高い傾向があります。
・貯金
銀行業界の平均年収は757万円です。日本郵政の平均年収は業界平均よりも高くなっています。
競合企業について、三井住友フィナンシャルグループは842万円、三菱UFJフィナンシャルグループは773万円、みずほフィナンシャルグループは729万円、あおぞら銀行は808万円とっています。
銀行業界の他社と比較すると日本郵政の平均年収は同じくらいか少し低いくらいの水準となりました。
・保険
保険業界の平均年収は662万円です。日本郵政の平均年収は業界平均よりも高くなっています。
競合企業について、第一生命保険株式会社の平均年収は621万円、ライフネット生命保険の平均年収は739万円となっています。保険業界は平均年収を公開していない企業も多かったため一概には言えませんが日本郵政の平均年収は他社よりも高い水準であるとわかりました。
人気企業で働きたい!日本郵政の就活対策
人気企業である日本郵政の就職はかなり難易度が高いです。そんな日本郵政で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。
志望度の高さが重要
日本郵政のES(エントリーシート)や面接ではなぜ日本郵政グループなのか、なぜ日本郵政なのかが問われます。人気がある企業だからこそ内定を出したら必ず来てくれる、入社してから活躍してくれる志望度が重要視されています。企業分析を行うだけでなく、日本郵政で自分が何をしたいのか考えておきましょう。
深掘りの質問が多い!なぜをくり返して対策
面接ではなぜそう考えるのかという深掘りの質問が多いようです。しっかり考えて臨む必要がありますが一方で突飛な質問は少ないです。事前になぜそう思ったのか、行動の動機は何なのか考えておきましょう。志望動機と過去のエピソードがかけ離れていると説得力がありません。志望動機の生まれたきっかけやそう考えるようになった元の体験を考えてみると一貫した志望動機になります。
最後に
日本郵政は郵政民営化によって生まれた企業で平均年収は788万円でした。全国に広がるネットワークと長い歴史が強みです。日本郵政でしかできない業務もたくさんあるので企業分析を通じて志望動機を固めましょう。
【業界平均年収・各社平均年収データ参考(2022年8月時点)】
陸運業界平均年収・SGホールディングス平均年収
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=80810
日本通運
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=68406
丸全昭和運輸株式会社
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=68412
銀行業界平均年収・三井住友フィナンシャルグループ
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=68037
三菱UFJフィナンシャルグループ
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=68034/p>
みずほフィナンシャルグループ
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=68100
あおぞら銀行
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd=72036&ccd2=72036&corp_flg=8
保険業界平均年収・第一生命保険株式会社
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd=65005&ccd2=65005&corp_flg=3
ライフネット生命保険
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=82324
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