価値観のズレが「常識知らず」を生む
最近、特に考えることがあります。
「常識」とは一体何なのでしょうか。
私たちはよく、
「それって、常識やで。」
「常識で考えて、、、」
と言いますが、これは一体何なのか?
私たちは、自分とは異なる価値観や行動を見ると、
つい「常識知らずだな」と思いがちです。
しかし、それは単に自分の価値観と異なるだけです。
自分と遠い関係であれば、
例えば、取引先、地域の方々などの場合は、
相手の価値観が違うんだよね。と理解して過ごせますが、
近しい関係で価値観が異なる場合、
例えば、上司部下、家族関係、
といった場合の対応は難しくなります。
ついつい、
常識知らず。として相手を責めてしまうことがありますよね。
私が、さまざまな場で研修をする中で感じるのは、
組織内で「常識」が統一されていないことによる不満や不平が多いということです。
このため、組織においては、
事前に「常識」ということを、
明確に定義しておくことが重要です。
この作業は大変ですが、
組織の文化として必要不可欠なのです。
この作業を怠っている場合、
上司は部下に対して
「常識知らずが!」
っと怒ることは禁止です。
それは、上司が職務怠慢です。
部下としては、
「そんなん知らんがな。」っという状態。
でも、、、これって、本当に、
上司と部下のどっちの気持ちもわかります。
だから、研修って面白いんですけどね。笑
先日、ある企業様で研修させてもらったときに、
出てきた、上司が部下に対して思う
常識知らずな行為10選を作りましたので、
それを共有しますね。笑
1.スマートフォンの依存
2.タイムマネジメントの欠如
3.対面コミュニケーションの苦手
4.フォーマルな服装の無視
5.敬語の使用が不適切
6.仕事の優先順位の誤り
7.自己主張が強すぎること
8.情報のプライバシーに無頓着
9.反響責任の放棄
10.目上の人に対する敬意の欠如
まぁ、、、意味はわかりますね。
では、逆に、、、
部下が上司に思う常識知らずな行動10選も紹介します。笑
1.プライベートな時間の侵害
2.フィードバックの欠如
3.ワンマンディシジョン
4.技術的な遅れ
5.公私の区別がない
6.過度なミクロマネジメント
7.責任の転嫁
8.差別的または偏見に満ちた発言
9.情報共有の不足
10.過度の圧力
お互いに、、、思うことがありますね。。。笑
余談ですが、、、
これを、研修でやったとき、
すごい空気感でした。。。笑
どんどん、、、どんどん、出てくる出てくる。笑
怖いぐらいに、みなさん溜まってるんだな。と、、、
こういった問題に対処するために、
伝えることとして、、、
理想とする姿勢や理念を明確にしませんか?
と、、お伝えしてます。
理念をルールとして具体化し、
組織全体で共有していくことで、
コミュニケーションのエラーも少なくなります。
また、組織内での「常識」を学ぶための具体的な手段として、
秘書検定などの資格制度や、社会人マナー研修を導入することも
効果的な手段だと思います。
これによって、
理念に基づく行動が促され、組織としての一体感が育まれます。
結局のところ、常識とは個々の見解ではなく、
組織全体で共有されるべき理念なわけです。
この理解に基づき、私たちは常識を言語化し、
それを行動に移すことで、より良い組織文化を築いていく必要があります。
「常識」をただの言葉ではなく、
行動と理念に変えることを目指す。
それは単なる上司の責任ではなく、
組織全体の使命となっています。
そして、それを実践することが、
組織内のすべての人にとっての真のキャリアアップにつながるのです。
上司は、組織の常識である理念を構築し、
具体的なキャリアアップの方法を作る。
そして、それを日々改善、アップデートを繰り返す。
これをすることが組織を成長させること。です。
今日も素敵な1日をお過ごしくださいませ。
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