【締切】2025年12月10日
最終更新日:2025-05-13
培養室内にあるパソコンを使用してデータの入力や解析をおこないます
統計解析で生殖医療に貢献する医療情報処理を体験してみませんか?
私たちは「医療情報処理」として主に患者さまの治療情報や治療実績の管理を担う、他の施設では見かけない専門職です。不妊治療を専門としている浅田レディースクリニックで、胚培養士や医師らと共にデータ集計・解析・分析を行う大事な役割を担っています。当院では、開院から20年間蓄積された患者情報や治療結果を含む臨床データの管理や集計・解析・分析を行っています。具体的な業務内容は、データ管理・解析と培養業務サポートの二つに分類されます。データ管理・解析では、治療記録を蓄積しているシステムの管理、そこから得られる治療成績の管理、治療成績向上にむけたデータ解析・分析を行っています。当院の不妊治療では、エビデンスに基づいた治療(EBM:Evidence based medicine)を重要視しており、これらのデータ解析結果は、医師が治療方針を決定するための重要な役割を果たします。そして、正確なデータ解析を示し続けることが不可欠であると考えていますので国内外問わず学会発表や論文などでも解析結果が発表され、生殖医療の発展に大きく貢献しています。培養業務サポートとしては、培養に使用する容器の準備・確認、受精卵の成長を観察した結果のデータ入力など、患者さまの治療に関わる業務にも従事しています。また、患者さまから感謝の手紙を頂くことがあり、治療に携わる喜びを実感する事ができます。このように、自らが集計・解析・分析するデータや培養業務サポートが、不妊治療を希望する患者さまに役立っていることを身近に感じられる非常にやりがいのある仕事です。さらに2022年から不妊治療の一部に保険が適用され、患者背景の変化を実感しています。変化をデータとして示し、より良い医療を提供するために貢献することが、「医療情報処理」の重要な役割です。
■対象:2025年4月より新3年生もしくは新修士1年になる方■開催日時:<名古屋駅前クリニック>6/19(木)7/17(木)7/18(金)<品川クリニック>6/3(火)6/10(火)6/11(水)6/25(水)7/8(火)7/9(水)7/22(火)7/23(水)7/29(火)■定員:1~2名/日■会場:浅田レディースクリニック名古屋駅前クリニックまたは品川クリニックで体験していただきます■服装:スーツ着用(実際の業務は制服を貸与いたします)※培養室(クリーンルーム)に入室するため、ノーメイク※マニキュア・アクセサリーは禁止※詳細は日程が決まり次第お伝えします■持物:筆記用具■応募から参加までの流れ:下記の「今すぐ応募する」からご応募ください■当日の流れ:まずは不妊治療クリニックの心臓部であり、受精卵の培養が行われている培養室(Laboratory)をご覧頂きます。培養室では、胚培養士が行う受精卵の観察作業にあわせてiPadを用いて記録の入力を行います。次に、パソコンを用いて治療に関するシステムの管理、毎月の治療成績の集計、臨床データの前処置および解析を行います。Excelや”R”や”EZR”などの統計ソフトを使用しますが、使用経験がなくても問題ありません。また、生殖医療の知識がなくても問題なく業務を進められる環境です。最近ではchatGPTの助けを借りながらPythonというプログラミング言語を使ってデータ集計や業務効率化に取り組んでいます。インターンを通じで「医療情報処理」業務を体験してください。■費用:なし※会場までの交通費は自己負担■主催者情報:株式会社ART JAPAN Lab【設立】2017年7月1日【代表者】福永 憲隆【従業員数】45名/2024年1月現在【事業所】名古屋市中村区名駅4-6-17名古屋ビルディング5F【事業内容】培養業務・教育の受託
胚培養士と一緒に確認や入力業務をおこなうこともあります
品川クリニックの培養室の様子
名古屋駅前クリニックの培養室の様子