
日本の課題・交通弱者を救う新移動サービスを開発せよ!

■山藤運輸は地域のニーズを汲んで宅配便や引越し事業を行い、震災後は復興需要に応える形で物資・機材の輸送を担ってきました。また、南三陸の循環型社会づくりの取り組みに賛同し、液体肥料の輸送・散布事業など新規事業の開拓にも取り組んでいます。
しかしながら復興需要は今後数年で収束に向かうことが確実であり、町の人口減やAIによる車の自動運転の発達など、経営環境の大きな変化にさらされています。一方で、高台に住居を構えることを余儀なくされた高齢者らは、公共交通の貧弱さに不便さを感じており、使いやすい移動手段の整備が急務となっています。
■山藤運輸では、新たな地域交通の仕組みづくりプロジェクトの中核となる2つのテーマについて、それぞれにインターン生を募集します。
1つ目は、南三陸町における貨客混載輸送の利用予測シミュレーション。
2つ目は、地域の移動ニーズの調査とサービスモデルの提案。
現在、南三陸町では公共交通機関の便数が1時間に1本以下であり、22時以降はタクシーすら走っていないなど、交通における不便さが課題としてあげられています。今後は人口減少と高齢化が進行することから、日々の買い物、通院、外出を支える移動手段の確保が課題となってくることが予想されます。
山藤運輸は地域に密着した運送業者として、独自の輸送網を持っていることを利用し貨客混載型の交通システムを開発することで、社会課題解決の可能性を探っています。貨客混載のシステムが構築されれば、南三陸の交通の利便性が向上するほか、他の地域へのスケールアウトも期待できます。
利用予測のシミュレーションでは、公共交通機関の利用人数や運行ルート、山藤運輸の配達ルートなどを元に、貨客混載に必要な設備の提案、ルートや料金設定などを行い、事業計画を立てる上で必須となる利用者数の予測を行います。また、地域の移動ニーズ調査とサービスモデルの提案では、地域の方々の移動ニーズをヒアリングやアンケートで明らかにし、地域の実情に合致したオンデマンド型の移動サービスの検討・提案をしていただきます。インターン生2人の力を合わせ、利用者にやさしくも事業継続性のある移動サービスの確立を目指します。
■物だけではなく人も繋ぐ経営者が見据えるビジョン
山藤運輸の代表取締役である佐藤克哉さん。彼は運送業が地域にどう貢す献べきかを常に考え、同時に、職場環境の改善や社員のモチベーション向上にも注力をしています。震災前は家業があまり好きではなかったという克哉さんですが、いまでは南三陸町が町の将来ビジョンとして掲げる「いのちめぐるまち」の伝道師として、「運ぶ」というキーワードで様々な人や物をつなぐ、地域になくてはならない事業家となっています。
仕事内容
貨客混載システム構築のための情報収集とデータの分析。
移動サービスモデル提案のための移動ニーズ調査。
【1週目】
<基本情報のインプット、情報収集>
●山藤運輸の企業理解
●南三陸町に対しての地域理解
●与えられているミッションと課題の構造理解
●自分がプロジェクトに必要だと思う情報の収集
【2週目】
<情報収集>
●地域住民に交通に関してのヒアリング調査
●他地域の貨客混載システム事例の調査
●南三陸町の交通に関するデータの分析
【3週目】
<情報処理、レポート作成>
●これまで集めたデータの分析
●貨客混載のシミュレーションの実施
●考察結果のレポート作成
【4週目】
<結果考察、発表>
●算出結果の考察
●発表資料作成
●シミュレーション結果の発表
応募条件
大学生
- 職種
- エンジニア・プログラマー|リサーチ・コンサルティング
- 給与
- なし
- 勤務期間・時間
- 【2018年春期】2018年2月9日~3月10日
【勤務頻度】
週5日以上(40時間/週)
【勤務時間】
8:00~17:00 - 勤務地
- 山藤運輸事務所内・M-LAB
- 待遇
- ・現地に泊まり込みで、1ヶ月実践型のインターンシップを行います!
・往復旅費交通費および食事代等1日850円を補助、宿泊場所も用意しています!
・インターンシップ保険に加入します!
- 身に付くスキル
- ・過疎地域の貨客混載の模擬実験や検証の経験
・人の思いを引き出す傾聴のトレーニング
・社会課題の解決に対する向き合い方 - 会社名
- 有限会社山藤運輸
- URL
- w
w w . w a k a t s u k u . j p - 新卒採用(実施予定)
- 未定
