魅力的な採用ページの作り方のポイント
「これまでは新入社員や中途採用に関し、ホームページ内などに人材採用ページを作成していなかったけれど、今後人材確保に力をいれていくこととなり、採用ページを作ろうと思っている」という企業担当者の方は、まずなにから考えればいいのか分からないかもしれません。
デザインや機能などはもちろん、どのようなページにすれば学生に「ウケる」のか、他社と差別化をするためにはどうすればいいのかなど、採用ページの作り方のポイントについて解説します。
デザイン編
採用ページ作成にあたり、デザインはかなり重要です。その会社のイメージが1秒で決まってしまううえに、「なんだかダサい会社」「暗そう」などと思われてしまうと、それだけで学生はページを閉じてしまいます。
キービジュアルは会社のイメージを表現した写真を用意
まず、採用ページを開いたときに一番最初に目に入る「キービジュアル」には、会社のイメージや欲しい人材を表現したイメージ画像を使用しましょう。イラストや企業ロゴなどをデザインしたものでも問題はありませんが、学生がその会社で働いたときの自分をイメージできるような写真の方がより、具体的にその会社のことを知りたいと思うような心理が働きます。
イメージカラーは1色にとどめる
企業のイメージカラーなどがある場合には、そのイメージカラーを使用しましょう。例えばイメージカラーがグリーンの企業であれば、薄いグリーン、濃いグリーンなどと組み合わせ、採用条件部分は背景を白にするなど、1色をベースにして見やすくします。バナーや文字の色なども含め、あまり色が多いとごちゃごちゃして見づらい印象を与えます。
コンテンツ編
次に大切なのはコンテンツです。募集要項や採用条件などを記載しただけでは、学生は興味を持ちません。学生は採用ページにその会社のことや、その会社で働くことについての具体的な情報を求めています。
先輩社員のインタビューが4名以上あると◎
先輩社員のインタビューや、職種別の1日の流れがわかるものが4名以上あると良いでしょう。その4名も、性別や年齢・役職、職種がバラバラであることが望ましいです。また、募集している学生と年代が近い入社2~3年目の社員数名による座談会なども、価値観が近く親近感がわくため有効です。
動画で社内の様子などがわかるとイメージしやすい
最近は文字を読むことが苦手な学生が増えています。スマホの画面をスクロールすることすら面倒だという学生も少なくありません。また、「良いように書いてあってもブラックかもしれない」などの不安を抱えている学生も多くいます。そこで、社内の様子などがわかる動画や、求める人材や仕事内容がイメージできる動画を載せると学生の注目は集まるでしょう。
どのような人材を求めているかのメッセ―ジ
最後に、どのような人材を求めているのかは必ず記載しましょう。ただし、メッセージ性を持たせることで「自分ゴト」化して考えられるようにする工夫があると、より学生は「自分のことだ……!」あるいは、「自分には少し遠いけど、ここを頑張ればこの会社で活躍できる!」とよりイメージがしやすくなります。
機能編
機能は、採用ページを作成するうえでとても大切な要素です。「サーバーが重くすぐにエラーが出てしまう」「どこから応募すれば良いのかわからない」などは論外ですが、最近では新しい採用方法も多く登場しています。
ひと昔前のように「HPのフォーマットから履歴書とエントリーシートを添付して応募」「リクナビやマイナビなどに誘導して応募」以外の方法も多く、より気軽に応募できることで学生に訴求することもできます。
気軽に応募しやすい機能を
近年の学生は、スマホをメインで使用しています。パソコンで長文を作成することに慣れておらず、億劫だと感じる学生も多いようです。新しい試みとして「twitterでハッシュタグをつけて志望動機を呟けば応募完了」といった企業も出てきているほどで、「気軽さ」が重視される傾向にあります。
wantedlyなどは、応募はLINEのメッセージのように気軽で、面接までのステップが簡単であることから学生のインターンシップや中途採用などでも多く使用されています。できるだけ応募のハードルを下げるために、「志望理由を400字で応募フォームでおくるだけでまずはOK!」など、最初のワンステップを気軽にする機能の搭載はおすすめです。
募集要項は見やすく
給与や待遇などは、応募や入社をするかどうか判断する際の重要な情報です。できるだけトリッキーなものでなく、見やすいものにしましょう。可能な限り、他社などもものと見比べ記載の順番などもそろえると良いでしょう。
ただし、独自の福利厚生や社員にとってのメリットがあれば(例えばお誕生日休暇など法定で定められていないもの)積極的に記載すると良いでしょう。
最後に
採用ページで、学生の企業に対する第一印象が決まります。そこでどれだけ自社の魅力を伝えることができるか、さらにどれだけ応募へのハードルを下げるかが重要となります。今回ご紹介した内容を踏まえて、魅力的な採用ページを作成頂ければ幸いです。
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