学生に良いきっかけを提供したいという思いでインターンシップを開始。度胸とコミュニケーション力に長けた学生をコンスタントに採用！

【会社概要】
株式会社クロフィー
記者向け業務支援サービス『Chrophy(クロフィー)』、企業向けPR支援サービス『MediaTouch(メディアタッチ)』、記者や広報担当者向けのWEBマガジン『MediaBook(メディアブック)』の運営を通じ、広くメディア関係者や広報PR関係者に向けたコンテンツやサービスを展開するIT企業。

土橋 克寿様　プロフィール
株式会社クロフィー 代表取締役。記者として約10年間、国内・海外のスタートアップやグローバル企業への取材を通じて社会課題を感じ、2018年に同社を立ち上げる。

導入の手軽さと口コミがきっかけでインターンシップガイドの利用を開始

はじめにインターンシップガイドを導入したきっかけを教えてください

土橋さん：2019年に利用申請をしましたが、導入のきっかけは単純に口コミです。知人からの紹介でした。本格的に利用を開始したのは2020年のコロナ禍になったタイミングです。2020年の春頃、現在のオウンドメディアを開始する前に、まずはスモールスタートでの企画連載を検討していました。noteを用いての検証を兼ねて、企画内容やどんな方にお任せするかを検討していた際、当時コロナ禍で学生がOBOG訪問やインターンシップへの参加ができていないという話を耳に挟みました。私自身、学生時代のメディアでのインターンシップが役に立った経験もあったため、自社でインターンプログラムを提供してみようという背景があり、インターンシップ募集の掲載を開始しました。採用コストを抑えるという点でも、良い打ち手だったのではないかと思います。

導入当初はどのような採用課題がありましたか？

土橋さん：弊社の場合、自社のWEBサービスを開発する上で技術メンバーに人件費や外注費がかかるため、それ以外についてはまだ採用に多くの予算をかけられないという懸念がありました。また、私が編集者時代にインターン生を指導していた経験があったことや、2020年当時のコロナ禍で多くの企業がインターンシップ採用もすべてクローズになっている状態だったので、フルリモートでインターンシップを開催して、学生に良いきっかけを与えたいという思いがありました。

インターンシップの採用に他の媒体は活用されていますか？

土橋さん：特に活用していません。インターンシップ採用に対して打ち手を広げようという考えがあまりなかったため、最初からインターンシップガイドのみでした。

なぜインターンシップガイドの活用を続けていただいているのでしょうか？

土橋さん：インターンシップガイドは導入のコストやハードルが高いわけでもありませんでしたし、実際に応募が来た後のフローをどうするかということだけ考えればよいという点がシンプルで、手軽さを感じているからです。

クラウドサービス『Media Touch』

学生目線のインターンプログラム設計を重視。インターン生の中には大手マスコミ内定者も！

インターンシップガイドの導入後、どのように活用されていますか？

土橋さん：基本的には長期インターンシップの募集のみに使用しています。弊社の場合、拘束時間が非常に短いため、最低限の業務目安だけ設けて、あとは学生の負担にならないように長期インターンシップという形で取り組んでいただいています。学業との兼ね合いは当然大切ですが、同時にインターンシップは社会人と関わる業務でもありますので、あまりにもインターンシップの優先度が低い学生さんはお断りする場合もあります。

インターンシップガイドで採用した学生の印象を教えて下さい

土橋さん：個人差が大きいことが前提ではありますが、採用した方々は総じて度胸があるなと感じます。私が学生だったら、いきなり社会人や著名人に直接インタビューしてと言われたら戸惑うと思うのですが、きちんとこなして下さる学生ばかりでいつも感心しています。実際に大手マスコミへの内定を決めた方もいらっしゃいました。就活終了後も大学卒業までインターンシップに参加してくださる学生もおり、インターンシップでの経験が就職後も役に立つと感じていただけているのかなと思っています。弊社としては、優秀な学生を採用したいというより、学生にとって良いきっかけを提供したいという思いで採用をしています。その上で社外の人と関わることも多いため、コミュニケーション力の高さを重要視していますが、長期的にインターンシップに参加していただいている方はそこをクリアして、安心して業務を任せられる方ばかりです。

インターン生を受け入れる際に気を付けていることはありますか？

土橋さん：まず掲載ページにはフルリモートで出社不要、学生さんのスケジュールに合わせてインターバルも取れるといった柔軟性の高さを打ち出しています。私自身、出社がマストだと応募のハードルが上がると感じるため、学生目線でセッティングしています。
インターン生受け入れ後に関しては、最低限のマニュアルの用意や、コミュニケーション不足を回避するため編集経験者に協力いただきながら、マネージャーのように学生をフォローしていただく環境を整えました。何も分からない0の状態から、最低限理解できるようにフィードバックを行い、あとは自分で考えていただくことをベースにしています。弊社のインターンプログラムは、記事に担当者としての署名があるため、アウトプット成果として形を残すようにしており、これで微力ながら就職活動の面談時にお役に立てればと思いました。

入社前の面接や選考過程で意識されていることはありますか？

土橋さん：弊社のインターンプログラムでは、学生自身に取材をしていただくため、いきなりはじめて会う人に1時間の取材ができるような度胸があるかは気にしています。選考プロセスは2次選考まであり、これまでの採用は応募数に対して10％程度です。採用段階で文章力やコミュニケーション能力、会話のキャッチボール等を見ています。応募者はメディアに携わりたいという人と、幅広く業界をみているという人に二極化している印象です。中でも前者の学生については、弊社のインターンシップへの応募でより確度高く業界を理解していただきたいですし、もしギャップを感じたのであれば、就職後のミスマッチを防ぐきっかけになれば良いなという感覚でいます。

クラウドサービス『Chrophy』

これまでに20名の採用に成功！負担がかからないことがインターンシップガイドの活用メリット！

現在のインターン生の採用状況を教えて下さい

土橋さん：現在は約5名のインターン生が稼働しています。インターンシップの導入開始以来、インターンシップガイド経由では100名以上からエントリーいただきました。時期によって稼働人数は流動的ではありますが、インターン生が一番多い時期でもアクティブは10名未満です。いずれもインターンシップガイド経由で採用した方、またはその学生の紹介で採用した学生です。リモートのため全国から応募いただき、これまで採用した方の中には、留学中の学生もいらっしゃいました。韓国やアメリカ、フランス、国内でも北海道から沖縄までさまざまな場所から参加いただいています。

インターンシップガイドで採用した方はどんなご活躍をされていますか？

土橋さん：弊社で運営するオウンドメディア『メディアブック』内のコンテンツ制作に参画いただいています。基本的にはインタビューと執筆がメインで、例えばスポーツ業界や映像関係等、学生自身の興味がある業界へ、弊社の媒体や私自身の交友関係を通じてアポイントを取り、学生自身で質問事項を考え、実際に取材をしていただいています。記事を書き上げた後は編集者がチェックをし、公開するという一連の流れになっています。1記事あたり数千文字後半が目安という、非常に長い記事の作成をお願いしています。取材や執筆に慣れてきた学生には、自ら取材のアポイントをとる段階にも挑戦いただいています。取材相手は大手新聞社の記者、アナウンサー、プロカメラマン、気象予報士、大企業やスタートアップの広報担当者など、メディアにかかわる方々であればどなたでも良いこととしています。インターンシップ卒業までに3本記事を完成させることをひとつの目安目標としています。

インターンシップガイドを活用してみて、よかったことはありますか？

土橋さん：負担がかかることなく学生の採用ができているので、やらない手はないのではないかと思います。応募の段階で基本情報が入っていることや、学生応募通知以外の関係のないメールが少なく、スクリーニングの手間がないため、学生から応募が来て連絡を返すというシンプルさが負担がなくありがたい点です。

最後に今後の採用方針やインターンシップガイドの活用方針を教えてください

土橋さん：オウンドメディアも結果が出てきて、編集担当者も複数名になるなど、社内体制もある程度できてきたので、今後はより積極的に採用したいです。インターンシップガイドにはいままでお世話になった分、引き続き活用していきたいです。

ありがとうございました！