オンラインインターンシップの企画内容と必要な準備!成功事例や注意点も解説
インターンシップが就活生向けイベントの主流になりました。さらに最近では、新型コロナウイルスの影響により、テレワークが導入されたことや一般的なITツールの発達により、オンラインインターンシップの導入が加速しています。ここでは、オンラインインターンシップを開催するにあたって知っておくべきメリット・デメリットや主なプログラム内容、また、実際の導入手順を紹介しています。
- ・オンラインインターンシップについて
- ├オンラインインターンシップとは?
- └オンラインインターンのメリット・デメリット
- ・オンラインインターンの企画内容は主に3種!
- ├グループワーク
- ├社内会議の同席
- └工場・オフィス見学
- ・プログラム内容で意識すべきポイント
- ├「業務体験=学生の学び」となるような内容に
- └プログラム内容の4本の骨組み
- ・オンラインインターンシップの準備
- ├開催期間、スケジュールの決定
- ├プログラム詳細の決定
- ├インターン当日のタイムラインの設計
- ├協力部署・社員の決定
- ├選考フロー決定
- ├インターン募集
- ├オンライン環境整備
- └アンケ―ト内容の決定
- ・まとめ
オンラインインターンシップについて
オンラインインターンシップとは?
オンラインインターンシップとは、オンラインで開催されるインターンシップのことです。主に”zoom”や”google meeting”、”microsoft teams”などの会議ツールを用いて開催されます。
内容は企業によってさまざまであり、工場見学や座学、グループワークなど幅広く採用されています。全国各地の学生を集められることや場所代などの費用が掛からないなどメリットは多くあり、今の時代に即したインターンとしてスタンダードになりつつあります。
オンラインインターンのメリット・デメリット
オンラインインターンのメリット・デメリットを見ていきましょう。
【メリット】
・開催コストが低い
・企業側と学生側の拘束時間が減る
・一度に多くの学生と接する機会がもてる
・学生や企業に場所のハンデがない
【デメリット】
・社内の雰囲気や社風を伝えづらい
・学生一人ひとりをきちんとみることはできない
・進行やコミュニケーションが対面より円滑に行きづらい
導入コストも含め、自社に必要な取り組みかどうか検討してみましょう。
オンラインインターンの企画内容は主に3種!
さまざまなインターンシップやユニークなインターンシップが多いですが、主に開催されているのは以下の3種類です。スタンダードな形から自社に合ったインターンへと手を加えている企業が多いです。
グループワーク
インターンシップの基本プログラムで、グループに分かれ、課題を解決したり、ディスカッションを行うスタンダードな形式です。実際の業務を体験してもらうものもあります。具体的には”Zoom”のブレイクアウトルーム機能で、数名ずつのグループを作り、ワークを行っている企業が多いです。
メリット
・オンラインでも、対面形式と同様に実施することができる。
・オンライン会議システムを使用して、大人数参加型で行える。
・既にグループワークを開催している企業にとっては容易に開催できる。
社内会議の同席
テレワーク実施企業の多くが開催しているオンライン社内会議を見学するインターンです。
メリット
・オンラインインターン導入のハードルが低い。
・学生側は企業の雰囲気や企業の事業内容や実際の仕事の進め方、一日のスケジュールの様子などを知ることができる。
工場・オフィス見学
工場見学やオフィス見学をオンラインで行います。工場見学は、メーカーなどで取り入れられていることが多く、実際に商品が作られる現場を紹介します。オフィス見学は実際に社員が仕事をしている現場などを映し、社内の雰囲気や設備などを紹介します。
メリット
・現地に足を運んでもらう必要がなく、場所に縛られずに参加できるため、企業側のコスト削減、学生側の参加ハードル低下につながる。
・時間の制限が少なくなり、学生がスケジュールを合わせるハードルが下がる。
・対面よりも一度に多くの学生に自社をアピールできる。
・社員のスケジュールや実際の仕事、管理体制など、学生にとっても多くの情報が得られるインターンシップになる。
プログラム内容で意識すべきポイント
「業務体験=学生の学び」となるような内容に
オンラインインターンでは、企業側の魅力を伝えるだけでなく、学生の学びとなるような内容でなくてはなりません。インターンシップでの学生の満足度は企業への志望度や印象に直結してきます。企業のメリットとともに学生のメリットとも上手く調整すべきでしょう。
プログラム内容の4本の骨組み
学生の満足度が高い学びがあるインターンに共通するプログラム内容です。以下を元にしてプログラム内容を練っていくことが大切です。
1. 企業から学生にインターンを通して何を学んでもらいたいかを伝える
2. 業務を一部でも体験できるような内容にする
3. 学生がアウトプットや成果を出す場を設ける
4. 学生に対して企業からフィードバックを行う
オンラインインターンシップの準備
開催期間、スケジュールの決定
昨年の同業他社のスケジュールや学生が参加しやすい時期などを考慮して、開催時期を決定します。開催される期間としては、5月〜2月にかけてです。その中でも、学生の長期休みである7〜9月に開催する企業が多いです。10月以降は学生がスケジュールが合わせやすいよう土日に開催する企業がほとんどとなっています。
開催期間が決まったら、大まかなスケジュールを練ります。余裕を持ったインターンシップ準備スケジュールとそれに合わせた募集開始時期を決定します。
プログラム詳細の決定
オンラインインターンシップを開催するにあたって、まずはインターンシップの内容を決定します。企業理念や事業方針に沿っているかつ企業側が欲しい学生を見極めることができるインターン内容に絞ります。
インターン内容詳細としては、主に、実施内容、プログラム詳細、募集人数、開催日数、企業の必要人数、ツールは何を使うかです。これらを順に決めていきます。
インターン当日のタイムラインの設計
次にインターンの内容に沿って当日のスケジュールを詳細に詰めます。オンラインは対面形式とは異なり、全体の雰囲気を見て臨機応変に対応することが難しくなります。そのため、あらかじめプログラムを分割し、「何をするのに何分間、休憩は何分間、社員が参加するタイミング、時間ごとの人数」など詳細なスケジューリングをします。
協力部署・社員の決定
インターンの内容や規模から、協力してほしい部署や社員を決定し、スケジュールの確保を依頼、交渉します。実際にインターンシップ期間中は学生のフォローにあたってもらい、その期間業務が出来ない場合もあるため、事前の依頼が必須となってきます。
選考フロー決定
インターンの採用基準は、就活の採用基準と同じにしている企業が多いです。気を付けるポイントとしては、業界理解や企業理解の深さの基準を重くしないことが重要です。時期もありますし、会社を知るためのインターンシップでもあります。
インターン募集
就活情報サイトへの掲載や、学内公募、研究室からの受け入れなどがあります。ターゲットにしたい学生にどのように募集をかけるか、自社に合った募集媒体を選択しましょう。
こちらの記事では、インターン募集媒体それぞれのメリット・デメリットについて紹介しています。
https://internshipguide.jp/company/CompanyColumns/view/intern-saiyo-cyokketsu
また、一度インターンで繋がった学生とは随時連絡を取れるようラインやメールなど学生側とのコンタクトを取れる媒体を用意しましょう。複数の募集媒体を利用していても、社内メールアドレスなど一つの連絡手段にまとめておくのが良いでしょう。学生に万一のことがあり、学生が企業に連絡したい場合も考え、電話番号やメールアドレスなど緊急用の連絡先を記載しておくのも良いでしょう。
オンライン環境整備
オンラインインターンシップが円滑に開催できる環境が整っているか3回ほどテストしましょう。Wi-Fi等の通信環境が負荷に耐えられるかや機材の不備、壊れた場合に代替品があるかなど細かく確認します。
アンケ―ト内容の決定
インターンシップの効果を分析して来年に活かすために、アンケートを実施します。
・プログラム内容の印象や満足度
・インターン応募のきっかけ
・インターン参加の感想
以上のような項目を軸にアンケートを実施し、改善すべきポイントを明確にしましょう。
まとめ
オンラインインターンシップでは、対面方式とは異なり、企業の雰囲気や風土、良さが伝わり辛い部分があります。学生がプログラムに飽きないよう企業独自の工夫を凝らして、学生の印象に残るプログラムを企画し、成功している事例も見られます。ぜひ、企業の良さが伝わるオンラインインターンシップを企画してみてはいかがでしょうか。
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